6-6
ハヤテの
そして、軍隊の一番後ろに国王様のお
そこから、声が届くメガホンって道具は本当にすごいにゃあ!
――で今。
僕達は、何をしているかと言うと。
トカイ文字の『号外』を作っていた。
号外とは、突然の
はてな新聞堂が始まって以来の初の号外作り。
兵隊さん達だってコマリの無事を確認するまでは何もしないとは思うけれど……それでも僕達はスピードを
しかし慣れない言葉に、
ミケランジェロさんがハヤテと一緒に最終チェックをして「よし、インク入れるぞ!」と声掛けをした。
インク入れの準備をしつつ、新聞堂の外の原っぱを見やれば。
ソックスがメインとなって、町の
アズキばあちゃんの所にいた兵隊さんも、たくさん手伝ってくれていた。
みんな一所懸命、がんばっているにゃ!
(ΦωΦ)!
コマリが
それを
ミケランジェロさんは出来上がりのチェック。息の合った流れ作業。
チラリと隣を見れば、
その
コマリは
そんなコマリと目が合う僕。
すると、コマリはニッコリと笑って「タノシネ!」と言った。
だから、僕も言ったのだ。
「楽しいよ!」
♪(ΦωΦ)&(*ΦωΦ*‥)♪
「ロケット出来た!」
「こっちも全部
僕達は出来上がった新聞と大量のペットボトルロケット、それにソックスが昨日交番で直した飛行機を台車に積み込んだ。
「じゃあ、いってきます! アズキばあちゃん、コマリの事を頼みますね!」
はてな新聞堂でお
それ以外の猫はみんなで
アズキばあちゃんはゆっくりと頷き、
「大丈夫、ここには守り神が居るからな」
「こけ!」
任せておけ! とばかりにマドンナも鳴く。
真っ黒インクまみれのコマリは「ミンニャ!」とみんなを呼び止めた。
みんながコマリに注目する。
「ミンニャ……アイガト、アイガト!! ミンニャ、オシゴト、ガンバテ!!」
「……うにゃー!!」
「まかせろー!!」
「いってきまーす!!」
みんなパワーを貰って、コマリに手を振りながら、有志の猫達は持ち場へと
その猫達とは入れ違いに、ヴェールをバサバサと
「マメぇー!!」
「にゃっ、ま、また僕!?」
「やっと、占いの力が戻った!! 聞け、お前には【北へ
ニクニクさんはヴェールをはためかせながら、ビシッと北を指差す。
なんて力強い
これは信じるしかないでしょう!!
「ニクニクさん、ありがとう!!」
「グットラック!!」
僕はニクニクさんに、アズキばあちゃんに、そしてコマリに手を振って、はてな丘へと歩き出した。
絶対に成功させて、みんな無事にはてな新聞堂へ戻るのにゃ!!
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