1-3
アズキばあちゃんは、そこら辺のおばあちゃんと違う。
とってもファンキーだ。
紫色のサングラスをして、黄緑色の杖を突いていても、背筋はしゃんとしている。白猫なのに頭の一部分を紫とピンクに
服装も赤と紫と黄色の
そして、物知りばあちゃんでもある。
僕はメモに書かなくても覚えられる特徴をとりあえず書き込みながら、キュウ☆ニクニクさんに言われた占い結果で、聞き逃した事を
「ねえ、アズキばあちゃん。【ごじの相】って、何なのか知っている?」
「ああ? 【ごじの相】?」
「うん、占い師のニクニクさんにね【ごじの相】が出ていて【雷に注意】って言われたんだけど……」
「それなら【五時の相】なんじゃないか? 午後五時にお前に雷が落ちるんじゃないのか?」
思わず僕とアズキばあちゃんは、雲一つ無い晴天の空を見上げた。
今日も良い天気で、ぽっかぽか。
う〜ん、気持ちいいニャー♪
「……って!? 僕に
「せっかく、新聞社なんて
「いやいやいや! ばあちゃん、僕の命を
「まあ、ニクニクの占いも必ず当たるとは限らない。とにかく、午後五時までには
「……僕の命よりも、
「真面目な話、午後五時に外をうろついていなければ良いのだよ」
「にゃ、にゃ~るほど!!」
「さぁ、さっさと帰った帰った。あたしゃ、
さあ! さっそく、記事を書くぞ!!
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