第10話プラハの春

杉浦新町長の元、新たな職員規則が制定された。職員も人間。喫煙所が再使用出来るようになった。また、職員同士コミュニケーションを図る為、役職者であろうが、単なる主事だろうが飲み会に参加しても良いと訓示された。

姶良町は活気に溢れた。

トップセールスで、姶良町に工場ができて、雇用面でも町民に安心と安らぎを与えた。

前園総務課長は杉浦町長の右腕として、多いに活躍した。

そして、杉浦町長3期目、前園総務課長は定年を迎えた。

山根町長官製談合事件、会計課横領事件の尻拭いをしてきた苦労人。

退職後は、シルバー派遣事務所長として、余生をおくった。

プラハの春ならぬ、アイラの春の立役者として立ち回った前園所長は杉浦町長の後継者として、無投票で姶良町長として、町の活性化を図った。

前園町長に幸あれ!


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翼の折れたペガサス 羽弦トリス @September-0919

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