GDGD!! ~ギャグ小説を書きたかった~(カクヨム版)

十七夜 蒼

書きたかった1(最終話)

俺は高校生探偵、江藤旧二(えとう きゅうじ)。幼なじみというか、彼女というか……まぁ、そんな手科百合(しゅかの ゆり)とテーマパークに遊びにいき、たまたま腹黒い奴の取引現場を見てしまった。その現場を見るのに夢中になっていた俺は背後から近づいて不意打ちをするという、武士の風上にも置けない奴にピコピコハンマーで叩かれ、気絶してしまった。その後、毒薬を飲まされ、目が覚めたら………


身体が伸縮するようになってしまった!!


富・名声・力……この世のすべてを手に入れた女、怪盗王"ゴールデン・レトリー婆"。彼女が死に際に放った言葉は人々を探偵の道へと誘った。


「私の財宝か?欲しけりゃくれてやる!私の全財産をそこに置いてきた!え?何処かって?……はて、何処だったかしら…………」


探偵たちはグランドケースを目指し夢を追い続ける。世はまさに、大探偵時代!!




「どう?俺の作品!!」

「オリジナリティが無いとかいう次元じゃない。ただのパクリだよこれ。というか何で腹黒いとかわかるんだよ。心読めるのか?しかも、怪盗王ただの老婆じゃねぇか。……まぁ、ワ○ピースとコ○ン混ぜるという発想だけは褒めてやろう」

「やったぜ」

「あ、これ私の話の前半部分忘れてるな」

「さて、作品も褒められたし…」

「この流れはまずい……絶対なんかヤバい……」

「カクヨムに投稿しようっと」

「待て待て待て待てぇ!!全力で待てぇ!」

「ん?何故だ?」

「んなもん投稿したら大変なことになるだろうが!」

「なるほど」

「わかってくれたか…良かった」

「人気が出すぎて俺が遠い存在になるのが嫌だ、と」

「前言撤回。全然良くない。むしろ最悪だわ」

「そんなに照れるなって」

「ゔぁぁ!ムカつく!凄くムカつく!ギャグ作品あるあるの「照れんなって」ってリアルでやられたらこんなにムカつくんだな!!」

「俺のおかげでまた一歩賢くなったな」

「お陰様でな!馬鹿野郎!!」

「……さて、後は投稿するだけ」

「私と会話しながらこんなに早く書けるのかよ!?話を考えるのが下手いのが勿体無さすぎる……」

「ジャンルは……○ャンプ系とサ○デー系、どっちがいいかな?」

「お前確信犯だろ、さては」

「んー、間をとってマガ○ン系にしよう」

「間をとるなぁ!!というか投稿するなぁぁぁ!!!」

「何だよさっきから……近所迷惑だぞ?」

「お前のせいで叫んでるんだよ!」

「そうだったのか……俺は、俺は……」

「あっ、言い過ぎたか?すまん……」

「何て罪な男なんだっ!!」

「」ブチッ






「ずびばぜんでじだ。」

「わかればよろしい。今後も気をつけるように」

「はい」

「さて……今から何する?」

「そうだな……しりとりでもしよう」

「えげつなくつまらんな。マジカルバナナはどうだ?」

「ほぅ……?貴様、中々やるな」

「ふっ……言われなくても自負しておるわ」



「はいっ、せーの!」

「「マジカルバナナ!」」

男「バナナと言ったらキーロ!」

女「キーロと言ったら○ックマン!」

「○ックマンと言ったらNa○co!」

「Na○coと言ったら太古の達人!」

「太古の達人と言ったら古代種!」

「古代種と言ったらプテラ・ノ・ドンちゃん!」


「プテラ・ノ・ドンちゃんと言ったら①カギ爪攻撃(前方攻撃)→➁尻尾攻撃(全方位攻撃)→③突進攻撃(前方直線攻撃)→①に戻る!!」


「①カギ爪攻撃(前方攻撃)→➁尻尾攻撃(全方位攻撃)→③突進攻撃(前方直線攻撃)→①に戻ると言ったら③の攻撃の際、石像にぶつけることにより怯むが、加護が1割減るからできるだけしないほうがいい!!」


「③の攻撃の際、石像にぶつけることにより怯むが、加護が1割減るからできるだけしないほうがいいと言ったら……」


「ハイ負けー」

「クソっ!今ならあそこで『逆にメビウスの指輪を持っていた際は加護のかわりに掩護が施されるのでプラマイ0となる。だから、積極的に使うったほうがいい』って言えるのに!」

「まだまだだな」

「くぅぅ………」



次の日



「おはよう」

「おはよ」

「今日から高校生だな。自己紹介考えたか?」

「あぁ、もちろん。」

「ほう?ではこの自己紹介簡潔最高世界選手権日本ブロック準決勝敗退の実力を持つ私に見せるがいい!」

「相変わらず微妙な戦績なんだな。そして何なんだその大会は」

「良いから早くしろ」

「はいはい……


南中出身。ただのいんげんには興味ありません。この中に胡麻和え、そぼろ煮、辛味噌炒めがいたら、俺のところに来い。以上」


「はいいつも通りアウトー」

「何故だ!?」

「いや、完全にハ○ヒじゃねえかよ」

「ハ○……ヒ…?」

「え、知らないのか?知らずにそこまで被ったのか?」

「いや、知ってるし読んでるよ?」

「じゃあなんだよさっきの反応……」

「いや、知らないふりしたらどうなるかなと」

「お前も腹黒い奴らの仲間だったか」

「お、最初のアレが伏線だったとは……」

「いや、そろそろこの作品終わるぞ?」

「!?」

「多分今頃終わりどころがわかんなくて困ってるはずだ」

「なるほど、ということはいつものアレか」

「あぁ、多分アレだな」


モブ「そ、空を見ろ!隕石だぁぁぁ!」


「爆発落ちなんて、」

「サイテー」



〜end〜

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