ホラー作品として怖い、だけじゃない!

 いつ読んでも最高ですね。
 テンポよく楽しく読めることに加え、物語の設定の柔軟さやストーリーの奥行きまでしっかりしていて本当に尊敬しています。

 ドラマのように頭の中に映像がすんなり浮かび、その中で「卜部、かなめ」コンビが躍動する姿が最高です。その他の人物からの目線も描かれているので、多面的に事象を捉えることができて没入感がすごいです。ちゃんと怖いのが本当に恐ろしいです。笑

 作者の深川さんの怪異に対する捉え方が卜部の言葉を通して語られると、深川さんの頭の中ではどのように超常現象を釈しているのだろうと探りたくなります。

 この物語がweb小説の範疇に収まってしまっていることがとても残念で悔しいです。
 いつか、書籍化、映像化されることを心から祈っています。

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