ケース2 かなめの事件ファイル
【事件の概要】
事件現場のプールでは■■大吾によって性交渉、妊娠、中絶が繰り返されていた。(未成年者略取含む)
それだけに留まらず裏手の総合病院の産科でも中絶の処置が頻繁に繰り返されていたという。
偶然か必然か、総合病院からプールに向かって真っ直ぐに霊道が形成される。
その結果、水子の霊がプールの水中に大量に
陰化されたプールを媒介として、地獄?と現世の境界線が不安定になる。
※先生いわく水の力の本質は溶解と保持。陰のエネルギーを溶かし込み、水子の霊を保持した。
不幸なことに、依頼人の反町■■■は過去に七度の中絶を繰り返し、それが邪神を呼び出す儀式の引き金となった。
※先生いわく偶然ではなく邪神に誘導されているという。邪神は反町■■■に目を付け、大量の水子の霊を食べる機会を窺っていた。
アクシデントでプールに張られた結界が崩れて邪神が顕現する。
先生の結界?とお経?によって、邪神は無事に冥界に封印?される。
依頼人は鼻を負傷したものの、水子霊への償いを完了する。
■■大吾は送検され、その後精神病院に入院。当然の報いと思われる。
【疑問】
なぜ■■大吾に水子の霊が襲い掛かったのか?
【前提条件】
今回のケースでは男性には霊障が起き難い。それは水子霊が陰の性質に強く反応することに由来する。男性は陽の気が強く、女性は陰の気が強いので、女性にだけ霊障があった。にも関わらず■■大吾は酷い霊障に悩まされるようになる。
【考察】
①プールで霊障に悩まされる反町■■■と■■大吾が性交することで、霊的境界線が曖昧になり、霊障が■■大吾にも波及した。
②先生が小瓶からプールに垂らしたものは■■大吾の精液。(依頼人から入手)
③男性の性質は陽だが、精液は陰の性質。
④今回の水子の霊は陰の性質に強く反応したため、陰の性質が強い精液を与えたことで、男性(陽)の■■大吾にも襲い掛かることが可能になった?
【備考】
1.デリケートな内容のため個人名は伏せ字とする。
2.総合病院は■■大吾の親族による経営。
3.邪神の名前は教えて貰えなかった。
4.依頼人の反町■■■は妊娠が発覚。経過は順調とのこと。
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