第53話風に吹かれて・ボブ・ディラン:心に響く心地よい刺激

 ボブ・ディランの「風に吹かれて」を読みました。正確には聴きました、ですね。

聴いたのは、AmazonのプライムMusicで、歌詞は下記のサイトさんが、ご自分で和訳されたものを読みました。

https://kashiwayaku.net/bobdylan/blowininthewind.php


 二〇一六年のノーベル文学賞を受賞ということで、歌詞もアリなのかと、意表を突かれましたが、何年も前から毎回候補に挙がっていたのだそうです。


 ただ、現在のところ、ツアー中でご本人に受賞の連絡がとれていないのだそうで、(二〇一六年十月十六日現在)どうなるのでしょう。


 ボブ・ディラン(Bob Dylan)は一九四一生まれの、アメリカのシンガーソングライター。一九六一年頃、大学を中退して、クラブやコーヒーハウスで弾き語りなどをしていました。

 一九六二年アルバム「ボブ・ディラン」でレコードデビュー、 以来多くの人々に影響を与えた伝説的な存在です。


 はじめて聴いてみると、この曲は知っていました。ボブ・ディランの曲とは知らず、「風に吹かれて」というタイトルとは知らずに聴いていたようです。


 私が高校生の頃は、日本でもフォークソングが流行っていて、吉田拓郎とか、井上陽水とか良く聞いていましたが、彼らが影響を受けていたのが、ボブ・ディランだったようです。私の場合は、洋楽は、おそらくディランと同時代のサイモンとガーファンクルをよく聴いていました。


 この時代の音楽は、私などのような、おばさんの耳にもすんなり入って来て、快く聞くことができます。


 ボブ・ディランの歌詞はメッセージ性の強いものが多いように思います。

当時のフォークソングの多くが、社会の矛盾や不公平に対する抗議だったり、人種差別や反戦を訴えるプロテストソングだったのもあって、その代表的な歌であります。

 でも、ウィキペディアによると、本人はそれを迷惑だと思っていたそうですが、


 「風に吹かれて」は、ベトナム戦争時代に作られた反戦、反体制を込めた詩です。「どれほどの道」「どれほどの殺戮」「どれほどの弾」……と、何度も何度も繰り返すことで、伝えようとしているメッセージは、強いものだと感じますが、押しつけがましくはありません。


 メロディーとともにすんなり頭の中に響いてきて心地よい刺激を与えてくれるのです。

私はあまり英語は得意ではありませんけれど、原詩は、私にも読んで意味が理解できるくらいで、あまり難しい言葉はありません。音読してみると、その心地よさが感じられます。

(記:2016-10-17)


参考:ユーチューブ:風に吹かれて

https://www.youtube.com/watch?v=vWwgrjjIMXA

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