エピローグ:そして
「ほらほらお姉さま、そこ違いますよ!!」
「えっ? 何処何処!? なんで資源の設定ってこんなに面倒なのよ!!」
私たちはあの後に教育係の女神様に散々大目玉を喰らいながらお嫁にいけないような体に調教……もとい、鍛え直された。
まあ、その、そう言うのも良いかなぁ~なんて思う今日この頃。
既にプライベートでは教育係の女神様は「大姉さま♡」になっている。
で、エリザベートなんだけどもともと私が神力注ぎ込んで送ったモノリスなので教育係の女神様の計らいでサポートの私の分身、つまりサブ女神として申請をして許可をもらい今に至る。
ちなみにエリザベートは私の分身と言う事でお給料は今まで通り私一人分しかもらえない。
でも打算で優秀な助手が出来て私が楽できると高をくくっていたらエリザベートに毎日怒られながら仕事をする羽目になった。
「もう、お姉さま何度言ったら分かるんです? これは今晩も大姉さまと同じく体で教育しないといけませんね!!」
「え、あ、ちょとぉっ! ここではダメッ! あんっ!」
え?
エッチな事じゃないよ?
エリザベートは私の顔にアイアンクローしながらオーブの操作についてあーだこーだ言っている。
「いだだだだだだぁああああぁぁぁぁっ!!」
それをソミヤちゃんなんかには「自分の創造物に使われているポンコツテミア」とか言われてしまっている。
「テミアちゃん、教育係の女神様来たよ~?」
「え”っ!? ちょっと待って、まだノルマが終わってないぃぃっ!!」
「ほらだから言ったじゃないですかお姉さま! ああ、これでは私も大姉さまにまた仕込まれちゃうぅ♡」
エリザベート、なんか嬉しそうなんだけど……
まさかこれの為に自分では手を出さないで私にやらせている?
「テミアさん、どうですの? まあぁ、まだまだ全然じゃなのですのっ!」
げいんっ!!
「いったぁ~っ!」
大姉さま……もとい、教育係の女神様にげんこつをもらった。
その横でエリザベートは尻尾を振ってお仕置きを待っている。
「大姉さま、私にも!」
「ふう、エリザベートちゃんとテミアさんに仕事させなければいけませんわ。ちゃんとやらせないとご褒美はおあずけですわよ?」
「ええっ! そんなぁ…… こうなったら、お姉さま! すぐに終わらせますよ!!」
「どっひぃーっ! ちょっとエリザベート、ヘッドロックはギブギブっ!」
ぱんぱんと腕を叩く私は今日も死んだ魚の目で業務をこなすのだった……
―― おしまい ――
*********************************************
ども、さいとう みさき にございいます。
今回まい様の「【供養あらすじ】ポンコツ神様大困惑(仮)」に二次創作の許可をいただき思う存分やりたい事をさせていただきました。
結果ちょっとガールズラブ成分が入ってしまいましたが、教育係の女神様があの女神をモチーフにしていればさもありなんと(笑)。
取りあえずあらすじ兼プロットの流れに沿った感じですが、いかがだったでしょうか?
わいわいドタバタが伝わっていれば幸いです。
あー、人様のプロットとかあらすじで遊ぶの楽しいですね~♪
ポンコツ神様大困惑~駄女神様の大奮闘~ さいとう みさき @saitoumisaki
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