第4話 エルフと変なお椀とふかふかソファ

 二人は下の階へ下りて居住区画としては最上階であるそのフロアの廊下に出る。


 その廊下には扉が二つしか無かった。


「あら、ここは扉が少ないわね。まぁ、こんな所まで登ってくるのも大変だし住みたい人も居ないのかしら」


 ベルは適当にその片方の扉を開く。するとそこには、今までの部屋よりも非常に大きくスペースが取られた豪華な居室が広がっていた。廊下と違いやはり部屋は暗いので照明魔法を唱えてから中へ入っていく。


「はぇ~……王様の部屋とかこんな感じなのかしら……? こんな高さまで毎日上り下りできる王様なら尊敬できそうだわ……窓も他の部屋より大きいわね――あ、テオ! あの光る塔がよく見えるわよ!」


「わん!」


「わぁ、外を眺められるこのソファもふかふかぁ……なにこれぇ、テオもおいで~。あぁ~部屋ごと持って帰りた~い」


 王侯貴族が暮らすような部屋を前にはしゃぐ二人だったが、自分を無視するなとばかりに腹が鳴く。


「んんっ。それどころじゃなかったわ! こんな豪華な部屋だもの、美味しい物がありそうね!」


 咳払い一つで誤魔化したベルは食料探しを再開する。




 ほどなく、調理道具の並ぶキッチンのような場所で、ベルは透明な小箱やガラス瓶の並ぶカゴを見つけた。それらには粉が詰まっており、中身に興味が沸いた彼女は鼻を近づけてみる。


「箱の真っ白な粉は……塩と……甘い匂い……砂糖だわ! すごい、こんなにあれば色んな意味で暫く困らないわよ……」


 自分で使うにも売るにしても暫く困らない量が透明な小箱に詰まっていた。


「小さいガラス瓶の方は――香辛料? コショウよね、これ。 こっちはコリアンダーかしら? でもってこれは……クミン? やだサフランまでこんなにあるの!? これは……貰っていっても……良いかしら……?」


「わぅ?」


 包丁の時と同じように誰にともなく呟いてキョロキョロと辺りを見回しながら、いそいそと肩掛けバッグに調味料と香辛料を納めて行く様子は完全に泥棒のそれだった。


「……この部屋は本当に王様でも住んでたのかしらね」




 一通りバッグにしまい終わったベルはキッチンからその脇のパントリーらしき小部屋へ向かって食料を探していく。棚には空白が目立っていたものの、そこに一つ、彼女の目を引く不思議なお椀状の物があった。


「変な――軽い――お椀? ボウル? やたらと絵で装飾されてるわね。うーん……この食べ物の絵、見た事あるような?」


 思っていたよりも軽いそのお椀状の物はフタから側面まで絵や文字で装飾が施されており、それらは何故かベルの食欲を刺激する。薄い紙のようなフタに描かれた食べ物の絵や読めない文字に既視感を感じる彼女であったが、それが何なのかにはたどり着けなかった。


「まぁいいや、とりあえず開けてみましょう」


 そう言ってフタを開けようとする――


「あれ……これどうやって開けるの? うーん、フタは紙みたいだし破いちゃっても良いかしら……えいっ!」


 ベルには開け方が分からなかったが、フタのふちに丁度つまみやすい部分があったのでそこから破く事した。


「わっ、結構簡単に開いた……けど、何だろこの……もじゃもじゃした……麺? と、ツルツルした小さい……袋?」


 お椀状の容器の中から出てきた物は、何か入ってるのが見える透明な小さな袋と中身の見えない銀色の袋のような物が二つ、それとほんのり小麦の香りがする乾燥した麺状の物だった。ベルは袋のような物を一旦脇に置いて、麺を取り出す。


「これ……食べられるのかな?」


 謎の食べ物らしき物を片手に思わずテオに質問してしまうベル。


「わん!」


 テオはどうやら食べられると言ってるようだった。


「ほんとぉ? まぁ、板みたいな甘味は美味しかったからなぁ。テオが言うならこれも美味しいのかも……」


 テオを訝しく見るベルではあったが、世の中乾燥させて作る保存食は多い。きっとこれもそう言う物だろうと考えて一口齧ってみる。バリバリと大きな音を立てて砕けた麺状の物は、彼女の口内を突き刺していく。


くひの中が、いひゃい痛いんだけど……」


 ベルは何とかそのまま噛み砕いていく。テオが心配そうにベルを見ていたので、心配ないと彼女はその頭を撫でた。


「うーん。食べられなくは無いけど、そのまま食べる物じゃ無かったのかな?」


 バリボリと乙女にあるまじき豪快な咀嚼音をさせながら、装飾が施されている容器を見回す。するとそこには読めない文字で書かれてはいる物の、添えられた絵によって何かが示されている事に気付いた。


「容器から……この袋みたいなのを出して? 水を注いでるの? 麺みたいのはそのままかしら。最後にこの袋の中身を入れてるのかな?」


 ベルは改めて横に置いていたいくつかの小袋を手に取る。


「この透明な小さい袋、よく見たら乾物みたいなのが入ってる。他のもそうなのかな? 口が無いけど……これも破いちゃうか」


 中身を溢さないように気を付けながら、ベルは透明な袋の端を破いていく。思いの外簡単に破けた袋の口は綺麗に開いた。その中身を出して手のひらに広げたベルは、予想がその通りであると確信した。


「やっぱり乾物かな、これは。そのままでも食べられそうだけど……絵では……これも入れてるわね。他の小袋は何だろ?」


 手に広げた乾物を一度袋に戻し、ベルは銀色の小袋の片方を手に取る。感触からして粉の様だったそれの中身は、やはり粉だった。


「調味料かな、お腹の減る良い匂いがする」


 塩や香辛料の匂いを感じ、ベルは少量を指につけて舐めた。


「んー、しょっぱい……けど……何かにつければ美味しそうかも?」


 その味の濃さに思わず顔を顰めるも、ただの塩だけでは無い複雑な味に、ベルは可能性を感じた。


 ベルは最後の小袋も開けて確認してみる。その中には油のような液体の調味料が入っていた。これも濃い味をしていたが、先程の粉と、更に容器の絵と合わせてベルは一つの答えを導き出した。


「この濃い調味料は、スープにしたら美味しそう……このパリパリに乾燥した麺のような物は、お湯に浸けたら柔らかくなるかな……?」




「――――閃いたわ!」


 空腹の彼女は事ここに至って奇跡とも言える読解力を発揮していた。


「この調味料でスープを作って乾燥した麺を入れたら……フタの絵みたいになるかな!?」


 一つの回答を得たベルは同意を得るべくテオに勢いよく訪ねた。


「わん!」


 テオは分かっているのかベルの勢いに合わせて答えた。


「あ、もしかして……」


 その時、剥がした後 脇に置いていたフタに書かれた、記憶の中の何かと一致する文字に目が行く。そこには『家系ラーメン』と書かれていた。ベルにはそれが何なのか読めなかったが、最初にこの地へ来た時、美味しそうな食べ物の絵の近くに書かれた文字と同じである事に気付いた。


「これがあの絵の食べ物なのかな? まさかこんなに早く巡り会えるなんて、思ってもみなかったわ」


 そう思って見てみれば、容器の中の食べ物は絵に描かれた物と似てるように見えてくる。




「よし、それじゃ手鍋でスープを作りましょうか」


 そうしてベルはリュックの脇にぶら下げてあった手鍋を外して布で拭いた。


「火を熾せそうな場所は――無いわね。ここの人たちは竈も無いのにどうやって料理してたのかしら……?」


 見渡しても火に耐えられそうな場所は見当たらなかった。ベルがどうしたものかと、部屋中 歩き回っていると、見晴らしの良いバルコニーが石の床で出来てる事に気付く。


 大きなガラス扉を開けて外に出る。今は風も弱く、ここで火を扱っても大丈夫そうだった。


「ここなら火を熾せそうだけど……薪が無いわね……うーん、木製のテーブルを壊すって手もあるけど。何か燃やせそうな――あら? 何かしら、この大きなリンゴみたいなの」


 何か燃料になりそうな物は無いかと、ベルが周囲を見渡していると、抱えるくらいの大きさをした鉄製のリンゴの様な奇妙な物を見つけた。彼女は興味が惹かれるまま取っ手が付いたそのフタに手を掛ける。


「鉄製の……竈? あ! 木炭が入ってる!」


 ベルが中を覗き込むと、金網の下に木炭が見えた。


「やったわ、これで魔法の火で調理するような真似しなくて済むわね。火魔法は維持するとお腹が減るのよね……」


 食事のためにより空腹になってしまったのでは本末転倒である。


「それにしても、こんな所に竈を置いてたのね、変な形だけど……キッチンからこんなに離れてて不便じゃなかったのかしら? まぁ、今はそんな事よりご飯よね」


 ベルは木炭に人差し指を向け、呪文を唱えた。


「――メ・トルフゥ」


 古いエルフの言葉で“火をつける”とベルが口にすると目の前の木炭に火が点り、すぐに他の木炭にも移っていった。




「これでお湯が沸かせるわね。それじゃ、いっちょやりますか!」


 ベルは自分が思いついた調理法を実践していく。水袋の残りを鍋に移して湯を沸かし、小袋の調味料でスープを作る。


 そのスープは濁った濃い琥珀色をしており、一見シチューのようだったが、彼女が感じる匂いは嗅いだ覚えが無い物だった。しかし、その香りがやたらと胃を刺激してやまない。


「んー、良い匂い! もう既に美味しそうだわ! ここに乾燥した麺を入れて――と、そうだ袋の乾物も忘れずに……っと」


 ベルはスープに麺と乾物を入れて、フォークで突きつつその様子を見守る。


「あ……柔らかくなって来たわ! すごい、ちゃんと麺になってるんじゃない!?」


 しばらく鍋を見ていると、ベルの思惑通りに麺は柔らかくなり、先ほどまでの非常に硬い状態から一転、食べやすそうな様子だ。


 フタに描かれた食べ物と手鍋の中身を比較してみる。そこにはよく似た物が並んでいるように彼女には思えた。


「出来た! ……かな? これは美味しそうね……そうだ、あのふかふかのソファに座って食べましょう! テオの分も用意してあげるね!」


「わぅわぅ」


 ベルの言葉にテオはぷるぷると頭を振っている。


「あら、要らないの? カリカリの方が良い?」


「わん!」


「そう? こんなに美味しそうなのに、好き嫌い多いんだから……」


 相棒が一緒に食べられない事に一抹の寂しさを覚えるベルだったが、彼女はキッチンにあったボウルにカリカリを入れてテオの分を用意してあげた。




 そして二人は光る塔が見えるように設置されたと思われるソファに座る。ベルは手鍋を持ち、テオの脇にはカリカリを入れたボウルが置いてある。


「それじゃ、いただきまーす!」


「わぅ!」


 テオは待ってましたとばかりにボウルに顔を突っ込んで食べ始める。


 その様子を微笑ましく見ながら、ベルはまだ湯気の立ち上る熱々のスープの中から麺をフォークでひと掬いして目の前に運ぶ。縮れた麺は香辛料の効いた良い香りのスープが程よく絡んでおり、美味しそうに見える。


 ベルの喉がゴクリと鳴った。


 この場所で初めて調理した料理と呼べる食べ物の記念すべき一口目がゆっくりと彼女の口へ運ばれ――


「あむっ――――あっつ! あふい熱い!」


「わぅ!?」


 ベルはそのあまりの熱さに淑女らしからぬ叫びを上げ、フォークから口を離してしまう。記念すべき一口目は無残な結果に終わった。テオは彼女の叫びに驚き、一心不乱に食べていたボウルから顔を上げている。


「油断したわ……冷ましながら食べないとダメね……ごめんね、テオ、驚かせて」


 テオの頭をひと撫でして落ち着かせる。


 ベルは改めてフォークで麺をひと掬いすると、今度は息で冷ましながら口へと運んだ。


「ふー、ふー、ふー……あむっ」


 単なる塩味だけのスープに慣れ親しんだベルに衝撃が走る。


「――――――――――――!」


 様々な物が溶け出したうま味に、沢山の香辛料の使ったスープ。小麦の香りのする縮れた麺がそれを絡めとり、渾然一体となって口の中へと広がった複雑な味に、ベルは舌が痺れるような感覚を覚える。


 彼女はそれを大事に大事に味わってから飲み込んだ。そして続けて慎重に鍋へと口を付けてスープを飲む。


「ほぅ……」


 スープに幸せを溶かすとこうなるのかと思えるほどの味に、ひとりでに漏れたため息からさえも美味しい香りがする。


「素敵な景色に、美味しい食べ物。こんな幸せがあるなんて……」


「わぅ?」


「そうね、素晴らしい相棒も居たわね」


「わん!」


 ベルはまた隣の相棒をひと撫でした後、幸福を直接口に運ぶ想いで少しずつ食べ進めて行く。



「次はこの具を――って、何これ? 書いてあるのは文字なのかしら?」


 疑問符と共にベルがフォークで掬い上げたのは、白くギザギザとした楕円形の柔らかい物だった。中央にはピンク色で『の』と書かれている。


「あむ――あ、ちょっとお魚の味がする、かも? 不思議ね」


 それは旅の途中で立ち寄った港町にて、漁師の仕事を手伝い何とか食べる事が出来た魚の味を思い出させる。森でたまに採れる川魚との違いに感動したものだった。


「それじゃ、こっちの丸くて茶色い干し肉みたいなのは――ん~~! お肉だー!」


 王都に着く数日前の食事を最後に悲しい別れをした干し肉。次に相まみえるのはいつになるやらと思っていたその味との不意の再会にベルは目を輝かせる。


 それは驚くほど麺と相性の良い味だった。


「はぁぁ……口の中が幸せ過ぎてどうしよう……」


 麺を食べてはスープを飲み、具を食べては麺を食べる。無限に続けられそうなその繰り返しにベルは没頭していく。




 しかし至福の時はあっという間に過ぎ去ってしまう。


「むぅぅ……もう麺が無くなっちゃった……凄い美味しいけど量が少ないのが残念ね」


 スープの中で迷子になった麺が残っていないか、彼女はフォークで念入りに探している。


 必死の捜索も虚しく、行方不明者が居ない事を確認したベルは、最後の仕上げだと手鍋を持ち上げスープを飲み干す体勢に入る。


 ――その時、彼女の目にカリカリを食べるテオの姿が目に飛び込んだ。


「そうだ! このスープにカリカリを入れても美味しいんじゃないかしら!?」


「わぅ〜?」


 これは名案だと早速試そうとするベルをテオは怪訝そうに見やる。


「何よ。そんな顔するならアナタには上げないわよ」


 むくれてみせるベルだったが、すぐに鍋に視線を戻し鼻歌を唄いながら、小分け用の白い袋から一握り分のカリカリをスープに放り込んでいく。


「ふん~ふ~~ん。絶対に美味しいんだから!」


 ベルはスープに浮かべたカリカリをひと掬いして口に運ぶ。


「――ん! テオ、やっぱり美味しいわよこれ! 物足りなかった味はスープが補ってくれるし、カリカリの食感も楽しいわ。これは大発明ね……私ってば天才じゃない!?」


 至福の時間の思わぬ延長戦にベルは気を良くして調子に乗る。


「ん、少しふやけたカリカリも中々イケるわ。テオ、本当に要らないの?」


 ベルは自分の発明と感動を共有しようと素敵な相棒に尋ねるも、その相棒は彼女そっちのけでカリカリを直接食べていた。


「もうっ、釣れないんだから。ありがたく独り占めさせて貰うもんねー」


 そう言って彼女は至福の時間の続きをゆっくりと楽しんだ。




「ふぅ――ごちそうさまでした!」


「わぅ!」


「はぁ、美味しかったわ……また食べたいわね」


 それぞれに食べ終えた二人は、天上の座り心地を持つふかふかのソファでまったりと時間を過ごしていた。


「ふわぁ~……」


 ベルはテオを膝に乗せて撫でながら外を眺め、大あくびをひとつ。暫くの間、幸せに溶けていた彼女だったが、やがて二人は船をこぎ始めその幸せな思考も闇に溶けて行く。


 照明魔法が維持出来ずに消え、部屋に夜の帳が下りた。


「絶対に、また――見つけて――やるんだから――」


「わぅ――」


 そのまま二人はふかふかのソファで折り重なるように寝てしまったのだった。





 翌朝、日の光と共に二人は目を覚ます。


 簡単な身支度を終えて、再度 屋上へと登り、明るい中で改めて周囲を確認していた。


「月明りでも薄っすら見えてたけど、何処までも石塔みたいな建物が続いてるわね……遠くに見える山脈も見た事無い形してるし」


 ベルの見える範囲に見覚えのある物は存在していなかった。


「どっちに行ったら良いのかも分からないんじゃ、もうどうしようも無いわね……」


「わぅ……」


 意気消沈したように俯くベルだったが、次の瞬間、項垂れていた頭が勢いよく持ち上がる。


「こうなったらもう、とことん冒険しながら行けるとこまで行くしか無いって事よね! テオも居るし、美味しい物だって見つかるし、きっと悪い事ばかりじゃないわ!」


「わん!」


 力強く自らを鼓舞するように語るベルにテオも応える。


 二人の視線の先には、昨夜 煌々と光っていた塔がある、今は魔法が解けたように白い無垢な姿を晒していた。


「ひとまず、あの光の塔を目指してみましょうか。何処からでも見えそうな位に高いし、夜でも目立つし丁度良い目印よね」


「わぅ!」


 ソファで眠りにつくまで二人で眺めた綺麗な光の塔を近くで見てみたいと言う思いもあった。


「よーし! そうと決まれば出発しましょう!」


「わんわん!」


 ベルは意気揚々とテオを促し、屋上を後にする。




 しかし彼女は一つ大事な事を忘れていた。登った以上は下りなければ元の場所には戻れないという当然の摂理を。


「……この階段を今度は降りなきゃいけないんだ……」


 ベルは下りの階段を前に屈していた。


「わん?」


「……ねぇ、テオ。出発は明日にしようか? もうちょっとこの建物を探索したら食べ物が見つかるかも―― 」


「わぅ! わんわん!」


「分かりましたー……まぁ、ゆっくり下りましょうか……」


 世界にはまた一人と一匹が階段を下りる音だけが暫く響いていく。




「ねぇ、テオ……休憩にしましょ……?」


 合間にエルフの弱音も響くのだった。

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