第24話 いや、何日泊まる気?

あれからしばらく叱った後、俺はアイリス、志緒理と一緒に帰宅……してない。


「はぁ、疲れた」


俺は先に帰宅した。

また見られるかもしれないのと、アイリスだけでなく志緒理も一緒なのだ。余計に見つかったら大変なことになる。

人の目はどこにあるのかわからないものだ。


「さてと、夕飯作るか」


何が良いかは聞いてないが、あまり物で作れば良いだろう。



§



「美味しかった、ご馳走様」

「はい。おいしかった、です。ごちそうさまです」

「お粗末さまでした」


結局鶏肉があったので唐揚げにした。

いつも通り好評のようで何より。


「で、志緒理はいつまで泊まる気?」

「いつまでいいの?」

「……そうきたか」


さて、どうするか。


「とは言ったけど、今日までになりそう」

「そうなのか?」

「ん。ママに今日までの着替えしか渡されてない。明日から着替え、なし」

「さようで」


となると、今日までか。

なんか期待こもった視線感じるが、気のせいだな。


「なら風呂入ってとっとと寝ろ」

「えー」

「えーじゃない」

「それより、トランプ持ってきた」

「おいこら、スルーすんなよ」


てか、何でトランプ?


「さぁアイリスちゃん。親睦を深めようじゃないか」

「また何かの漫画の受け売りか?」

「いいじゃん。あ、綾斗もやる?」

「なぜそうなる」


全く、明日も学校があると言うのにコイツは………。


「えっと、わたしで、いいなら」

「え?」

「よし。ほら、綾斗は?」

「あやとは、やらないの?」


何故こうも毎度毎度上手く行かないのか……。


「分かったよ。やりぁいいんだろ。その前に風呂だ。先入ってこい」

「覗くの?」

「寝言は寝て言え」


–––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––


更新遅くなり申し訳ありません。

いつの間にか2000PV突破………。

読者の皆様には感謝しかないです。


今後とも「隣におられる天使様とルームシェアとかマジですか?」を読んでいただければ光栄です。

「七大罪と贖罪の鐘」も宜しくお願いします。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る