雑記③ 娘の誕生日
大寒波のさ中、娘が十一歳の誕生日でした(*^。^*)❀
十一年前
本当の出産予定日は二月十四日でしたが
逆子
そのため、近くの大学病院で帝王切開の出産となりました。
前置胎盤って胎盤が通常より低い位置で子宮の入り口に赤ちゃんがくっついて育ったので、出産時に胎盤がはがれ、大出血で母親が死ぬ恐れがあって(二十数年前まではそれで命落としていること多し)
大学病院には、大出血になったとしても止血する機械がありました。わたしとしては無事に生まれてくれるならと約一か月半の入院がんばりました( *´艸`)前置胎盤になる確率は全妊娠の1~2%だとかΣ(・ω・ノ)ノ!
いまは、そんなに言われないかもしれませんが、帝王切開に嫌悪感を持つのか偏見なのか、帝王切開で出産だと話すと近所の女性は
「知ってた? 産道を通らなければ本当の出産とはいえないのよ~」
桃子、言われて落ち込む(;゚Д゚) 田舎だから? マウント? なんかわかりませんが……。いくら前置胎盤の説明しても理解してくれなかったなー。自然分娩信者。自然分娩だったら、わたし死ぬじゃん(><)事実、まあまあ出血しました。
友だちは一人目が帝王切開でしたが、二人目は自然分娩でした。危険だからやめたほうがいいのに、やはりどこにでもいる自然分娩信者に言われたのでしょうね(;''∀'')💦
「二人目からが本当の育児」
「やっぱり息子だよね」
「一人っ子可哀そう」
出産後も続く何気ない言葉でわたしをモヤモヤさせる。悪気は無いので余計モヤモヤ。
話しは戻って
前置胎盤での入院は約一ヶ月半。
後半は二十四時間点滴の絶対安静。点滴で体がむくみ足はパンパンでゾウさんのよう、腕は点滴用の針で内出血&あざだらけ。そして、帝王切開は出血を伴うので、自分の血液で輸血できるよう術前採血することになりました。わたしはかなりの貧血もち、だけど何とか鉄剤で採血できるよう。
車いすで輸血部に行き、横になって血を採っていると、優しそうな看護師さんがやってきてカルテを見て言いました。
「やっと、授かったんですね」
「はい」
和やかな雰囲気の中、不妊治療の苦労話などしていました。
去り際に看護師さんが
「……わたしはね、色々がんばったんだけど結局、子どもは授からなかったの。だから桃子さん、わたしのかわりに赤ちゃん可愛がってください」
そう、言い残して去っていきました。(´;ω;`)ウッ…。
今でも教育のことでなんやかんや言われて落ち込むことがあります。それでも毎年、誕生日になると看護師さんの言葉を思い出して、無事に生まれてよかったとしみじみするのでした(*^。^*)❀
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます