第6話 看護師はコスパ最強の資格である

以前一緒に働いていた医師が、医師免許最強説をとなえていた。医師免許さえあれば、生きていくには困らない。

もし臨床がむいてなかったら、研究職になるもよし。

保健所や産業医分野にいくもよし。

その人の出来がわるく、使い物にならなかったとしても、健診のバイトなど、居てくれるだけでいいよ~なんて仕事もあるらしい。

とにかく医師免許さえあれば、それなりの収入が得られる。


なのでその医師は、なにがなんでも自分の子を医師にしたいそうな。成績が悪かったら私立の医大に入れなかんので、稼がなきゃならないそう。

こうやって、医師の子は医師に代々続いていくんだなーと思った。普通の家庭じゃ、私立の医学部なんて金銭的に難しいから。



一方看護師はどうだろう。専門学校だと200~ 300万円くらいだろうか。もっと安いところもあるかしれない。しかも専門や短大だと通う期間も三年間でいい。早く働きに出ることができるのだ。学校によっては独自の奨学金があるところもある。

4年制大学だと国公立だと300万円くらい。私立だと500~700万円くらいな印象。以前は大学だと全員看護師と保健師の両方の受験資格が得られたが、今ではカリキュラムが変わって、選択した人しか保健師の受験資格が得られないことろが多い。保健師の資格を取れないなら、わざわざ大学に行くのはちょっと勿体ない気もしてしまう。学生時代は保健師になるきなんて全くなかったのに、気づけば保健師歴の方が長い私としてはなおさら。


大学は大学でよいところもある。教養科目的なものは専門学校よりも充実している。そして看護学科だろうと大学の学士が得られる。もし看護師以外の道に進むにしても、多少は役に立つ気がする。

あと、これは私の偏見もあるかもしれないが、学歴、偏差値、給与には相関関係があると思っている。わざわざ大学を出てまで看護師になるからには、ずっと働き続ける気もあると思う。大学の友人は勤務先は色々だが、みんな正社員で働いている。結果、収入も一般女性よりも上がるのだと思う。

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