○8
【ふふん。やっぱりジュ・ヤミは妾の想像通り】
【あれは特異です。明らかに。目的が単純だからこそ、人生を楽観することができる】
【そうかね? 我には、恋に恋する乙女にしか見えないがな】
【トイチのような色ボケの頭で考えればそうなります】
【いいじゃないそれで。とにもかくにも、ジュ・ヤミのおかげで妾の理想は一歩近づけた。あとはこの考えを世界に広げれば……って、二十歳の妾は思うかもしれないわね】
【そして、二十歳の私はそんな人間を増やしてはいけない、と動くでしょう】
【まあそんなことはさておき。君よ。どうせ勝利したら、シャ=イサを無罪にするつもりだろう? だが我は、三神が一人として権利を使わせてもらおう。シャ=イサを罪に問う】
【さておきません】
【へえ。あんたが介入するなんて何十年ぶり?】
【さておきません】
【許してはくれるのだな? ならばよし】
【ま、内容にもよるけどね~】
【なぁに。シャ・イサの名前を変えてほしいというだけだ。イサからインという名前にな】
【さておきませんと言っているでしょうこの悪趣味。しかも命名のセンスまで悪趣味な】
【ん? どういうこと?】
【我の好きな言葉遊びだよ】
知らぬは君が一人であって、我らはすでに知りたもう
・・・
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