第18話 衝突
救世院の昼下がり。
救世院にはいつもの光景が広がっていた。
生業に励む者、食堂で過ごす者、部屋で看護を受ける者。
いつもの光景が広がっていた。
正午前になるとフェイが手紙のやり取りをしていた場所に機動隊3名が現れ打ち合わせを開始していた。
そこにフェイも現れた。
機動隊員「お前がフェイか?」
フェイ「そうだ。」
機動隊員「これより突入を開始する。
正面入口から聖堂を抜けて、目標を各個撃破しつつ施設の制圧を行う。
これが装備だ。」
そう言うと機動隊員は自動小銃と装備をフェイに渡した。
機動隊員「施設正面に移動する。」
そう言うと一行は救世院の正面へと向かった。
救世院の扉の前で4人は位置に着いた。
扉の両側に2人ずつ並び、周りを確認すると1人が解錠をした。
手前の1人が突撃の合図を送る。
すると合図を受けた1人はドアを蹴破り4人は聖堂に突入を開始した。
周囲を確認しながら通路を進む。
1人は入口を確保し、3人は通路に進んだ。
通路を進もうとする時だった。
先頭の機動隊員が宮仕を見つけ銃を構えた。
その時だった。
パパパッという乾いた音がした。
先頭にいた機動隊員は後ろから背中を撃たれ倒れた。
フェイは機動隊員に向けて発砲していた。
そのままもう1人の機動隊員を蹴り、自動小銃を蹴落とすと機動隊員はハンドガンで応戦してきた。
機動隊員の弾がフェイの肩に命中する。
フェイは咄嗟に隠れながら、応戦した。
入口にいた機動隊員は応援を要請しに本隊に走った。
救世院の中は騒然とした。
宮仕達も突然の銃撃戦に驚く。
しかし、修養者達を倉庫に集めると自分達も包丁などの武器を持って応戦しようとする。
聖堂での銃撃戦が続く。
フェイは機動隊員のハンドガンの弾切れを確認すると、撃ちながら近づき、聖堂の隅へと追い詰める。
機動隊員と目が合った後、頭を撃ち抜いた。
機動隊は何とか防ぐ事が出来た。
しかし増援がやってくる。
救世院の人も、自分も、国から追われる身となってしまった。
フェイはイドニスと宮仕に聖堂に集まるように言った。
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