キャラクター紹介 8

ウィリアム(ウィル)

ドラクロア家の三男。

今回のドルマ帝国によるカンロ連合王国侵攻では直接戦場で暴れる場面はなかった。

ほぼ裏方に徹して、暗躍していた。

カンロ連合王国の国王ブルーノはウィルに大きな恩を受けた状態。

母国のエール王国、それにフィガロ王国、ロンム王国、カンロ連合王国と、4つの大国に絶大な影響力を持つに至る。

ウラドラ商会は更に拡大し、世界最大級になっている。

政治、経済、軍事、すべての面で世界を左右できる力を手に入れている。ただ、本人はそれで何かをしようという気はない。



ブルーノ

カンロ連合王国の国王。

建国の英雄の一族であり、政治的な力は何もなかった。

今回、ウィルに担ぎ出されて一躍、国のトップになる。

ドルマ帝国の破竹の勢いを止め、自ら帝国の将軍を討ち取った英雄王である。

国は救ったが議会の議員を監禁しており、やり方は完全なクーデター。当然、既存の権力者たちとは大きな軋轢を生んでいる。

今後どのような舵取りをしていくか、難しい局面が続いていく。

ウィルのことは信用しているが、いつまでも頼りきりはいけないと考え、組織作りに励んでいる。



マーズ

ブルーノ国王の側近。執事。

元々戦闘などが得意ではなかったが、今回の戦争では必死にブルーノに付き従った。

幸いにも大きな怪我もなかったが、特に手柄をあげることもなかった。

実直で単純直情タイプの人。

ブルーノの周囲には急速に人が集まっており、優秀な人材は増えているが、信頼できる人材は足りていない。

ブルーノにとってはかけがえのない人物となっている。



ガダル

黒竜傭兵団のエース。

ウィリアムの街で開催された武術大会ではソニアに瞬殺されたが、そもそも本選に出場できた時点で相当の実力者である。

ウィルにビビっており従順。そこを評価され、戦後ウラドラ商会に雇われる。



カズン

黒竜傭兵団のリーダー。

戦後、ブルーノの要請を受けて黒竜傭兵団を解体し、カンロ王国軍に編入させる。

そのまま王国軍に入り、新人の指導教官となり、人材育成に尽力する



ロンゾ

赤獅子傭兵団のリーダー。

戦後は高齢を理由に傭兵団のリーダーを引退する。赤獅子傭兵団はブルーノの要請を受けてカンロ王国軍に編入された。

傭兵引退後はブルーノを軍事面で支える閣僚となる。



ダッカ

金鷹傭兵団のリーダー。

他の3大傭兵団同様、カンロ王国軍に編入された。

他の2人に比べて戦争中はあまり目立たなかったが、実は最前線で戦い続けていた苦労人。

戦後はカンロ王国騎士団の団長となった。

戦闘経験の少ない正規軍出身者と曲者揃いの元傭兵の間に立ち、調整に苦労し続ける。



キョーイ

ドルマ帝国の将軍。

今回のカンロ連合王国侵攻を任された。

若い頃から頭角を表し、注目されていた。

しかし、年下のリクソンが更に才能を発揮。

年下のリクソンに追い越されプライドがズタぼろに。

リクソンが失脚した時は人目を憚らず喜んだ。

そして今回、ついにチャンスが来たと意気込んでいた。

サカーイ占領などの手際の良さに能力の高さが見てとれる。

しかし、ウィルが暗躍を始めてからはまったく思い通りにならず、最期はブルーノの槍に沈む。



ダスモン将軍

名前だけの登場。

フィガロ王国の将軍。対ドルマ帝国との戦いで功績がある。そのため、帝国内では有名。

先の魔王軍との戦いでは、帝国が侵攻する気配を見せていたため、その対応に従事した。

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