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エール王国

ウィルが所属する国。

大陸でも有数の大国。5大国の1つ。

気候に恵まれ、農業が盛ん。食糧事情が良く、貧困はあっても、餓死までは至らないことが多い豊かな国。

その農地を狙って隣国からの侵攻を受けることもある。

無理に他国を攻めなくても、自国内に未開地もあるため、他国侵略にはあまり興味が無い。


ドラクロア伯爵家

ウィルの父親、オデロが当主を務める。

武門の家として有名で、特にオデロが率いるようになってからは負け知らず。

エール王国の防衛の要となっている。

その功績から、他の伯爵家とは一線を画す立場となっている。

領軍も他の貴族が持つ物よりも規模が大きく、それを養うために与えられた土地も広い。

領の南部に未開地があり、開拓して農地にしようと取り組んでいる。


アデード

ドラクロア伯爵領の領都。

これと言った名産は無いが、交通の要衝として栄えている。

地方都市としては大きい部類に入る。

ただし、ダンジョンや他国との交易で栄える街と比較すると、周囲に農村しか無いため、かなり地味。


メリッカ

ダンジョン『帰らずの回廊』に隣接するかたちで広がった街。

ただ『帰らずの回廊』が不人気ダンジョンのため、街は寂れている。

アンデッド相手に経験値稼ぎをする教会の力が強く、市長も教会の意向には常に気を使っている。

現在、冒険者ギルドで一番の稼ぎ頭はウィルとソニア。(カシムが手に入れた魔石もウィルとソニア名義でギルドに納品しているため。)


バルベン

『冒険者の街』とも呼ばれる大都市。

エール王国内では、王都に次ぐ大きさ。

王国屈指の繁栄を誇る街。冒険者が手に入れた素材を買い求める商人や冒険者相手に武器や防具を売る商人。儲けたらすぐに使う気質の多い冒険者向けの酒場や夜のお店が並ぶ歓楽街も国内最大級。

人が多い分、問題も多くスラム街や孤児等、貧富の差が大きい。


帰らずの回廊

未踏破ダンジョンの1つ。

キルアがダンジョンマスターを務める。

出てくるモンスターはほとんどがアンデッド。特に上層部では魔石しかドロップしないので、とても不人気。

ダンジョンポイントはモンスターを倒すことで加算されるので、毎日大量の高レベルモンスターを倒すウィルは有難い存在。


見果てぬ塔

未踏破ダンジョンの1つ。

レザードがダンジョンマスターを務める。

一度到達した階層には入口にある転移陣から移動できるため便利。

階層毎に出現するモンスターが異なるため、手に入る素材の種類が豊富。

冒険者は自分に適した階層に転移し、そこで素材を集めてくる。

ダンジョンポイントは中に滞在している冒険者の数によって加算される。そのため、冒険者が集まりやすい作りになっている。


邪龍ガルガイア

『帰らずの回廊』のボスモンスター。

ダンジョンが成長し、限界まで大きくなるとダンジョンボスが出現する。

この世界では最強クラスのモンスター。

ダンジョン攻略の最後の難関として待ち受ける。

見た目は大蛇のような姿をし、空を暴れまわる。その咆哮は弱き者の魂を打ち砕くと言われている。

最近は毎日ウィルに倒されているため、自信喪失気味。ウィルを見た時の鳴き声は仔犬の悲鳴のように弱々しい。

今ではただの経験値扱いをされている憐れなモンスター。


獣王キルベルモス

『見果てぬ塔』のボスモンスター。

邪龍ガルガイアと並ぶ、世界最強クラスのモンスター。

見た目は超巨大なライオンのような姿。頭だけでも人間よりも大きい。

爪は容易く鎧を切り裂き、牙はあらゆる物を噛み砕くと言われる。

巨体に似合わぬスピードの持ち主で、レベルが低いと、その大きな体に攻撃を当てることすらできない。

久々の戦闘でウィルにあっさり倒される。

今後は邪龍ガルガイアと同じ道を辿ることになる憐れなモンスターその2。

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