第13話
タルフィがりんごをかじっていると一人の男が近づく。
「終わったか?」
「だいたいね」
タルフィの横には薪の束が十束ほどあった。
「お父さんもそろそろ終わるから終わったら釣りでも行くか」
「うん!」
魔女の家族は自分たちの使う物は自分たちで賄い、余分にできた物を売ったりして慎ましく暮らしていた。
一! ドン! 二! ドン! 三! ドン! 四! ドン! 五! ドン! 六! ドン! 七! ドン! 八! ドン! 九! ドン! 十! ドン! 十一! ドン! 十二! ドン! 十三! ドン! 十四! ドン! 十五! ドン! 十六! ドン! 十七! ドン! 十八! ドン! 十九! ドン! 二十! ドン! 二十一! ドン! 二十二! ドン! 二十三! ドン! 二十四! ドン! 二十五! ドン! 二十六!ドン! 二十七! ドン! 二十八! ドン! 二十九! ドン! 三十! ドン! 三十一! ドン! 三十二! ドン! 三十三! ドン! 三十四! ドン! 三十五! ドン! 三十六! ドン! 三十七! ドン! 三十八! ドン! 三十九! ドン! 四十! ドン! 四十一! ドン! 四十二! ドン! 四十三! ドン! 四十四! ドン! 四十五! ドン! 四十六! ドン! 四十七! ドン! 四十八! ドン! 四十九! ドン! 五十! ドン!
七キロの鉄塊を布でぐるぐる巻きにしてまわりを皮で覆ったボールを腹に落としている音。
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