第11話やっと

美樹と羽弦は焼き肉食べながら、ビールをがぶ飲みした。

「今夜は、僕にんちに泊まりなよ」

美樹はリバース事件を反射的に思い出した。

「気持ちはありがたいのですが、また、リバースしたら迷惑かけるかも知れないので」

「大丈夫、大丈夫」


おじいさんと女の神様が近付いてきた。

「あっ、女神様」

羽弦は言った。

「今、わたしと先輩で話し合ったんですが、結婚は決まりました。その先は2人の力で頑張って下さいね」

「おぉ、美樹や。今夜が最後じゃ、楽しかったぞ!さらばじゃ」

2人の神様はドロンと消えた。


その後、羽弦と美樹は1年間交際して結婚した。

美樹はたまに思い出す。

ロマンスの神様のことを。


(終)





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ロマンスの神様 羽弦トリス @September-0919

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