第4話 とあるイケメン大学生の話 二
「それにしても、皆さんはどういうご関係なのですか?」
4人分のコーヒーを淹れ落ち着いた頃に、玲美はおもむろに口を開いた。
「えっと」
何とも言えない表情をする有咲と一葉。
それから玲美の視線は、帝の横で居心地悪そうにする女の子に向くが、その子は帝の様子を伺うだけで、何も言おうとはしない。
そうして最後に、玲美が帝の方へ視線を向けると、帝はにこやかに答えた。
「いや、ついさっき会ったばかりなんですけど、暇そうだったんで、一緒に遊ぼうと声をかけたんですよ」
「あぁ、そうだったんですね」
流石の帝は、その傲慢な本心なんておくびにも出さず、好青年のような雰囲気を演じていた。
その変わり身の早さは異常であり、有咲たちですら、帝の本心がどちらなのかわからなくなる程に。
これこそが帝の本領だ。
帝は相手に合わせて自分の魅せ方を変える。
有咲たちのように、力ずくで何とでもなると思っていたさっきまでとは違い、玲美に対しては慎重な振る舞いを見せていた。
帝と話す玲美は本当に砕けていて、話を楽しんでいるようにも見える。
有咲や一葉は互いに顔を見合わせて、不安そうに視線を揺らす。が、さっきの玲美の笑みを思い出し、大丈夫だと頷き合った。
「玲美さんは、1人でこの店をやってるんですか?」
「えぇ、まあ、1人と1匹、ですけどね」
もはや有咲たちや一緒にいた女の子のことすらも眼中にない様子で、帝は玲美を口説こうとしていた。
傍から見ると、かなり順調に見える。しかし、内心では帝は焦りを感じていた。
玲美は話をしっかりと聞きつつも、何処かに線を引いている。帝にはそれがはっきりとわかっていた。
微笑む姿は目を奪われる程に魅力的で、その声も好意的に聞こえるのだが、何とも言えない壁がある。
いつもと違う状況に、焦りは苛立ちへと変わっていった。
「玲美さん。今日、仕事終わったら、何処か行きませんか? 実は親が経営している会社の系列に、美味しいレストランがあるんですよ」
「まぁ、そうなんですか?」
そこでやっと帝はほくそ笑む。もちろん表情には出さないが、帝は自分のことを疑わない。
顔も、頭脳も、経済力も、すべてが備わっている。そんな自分に靡かない女などいない。男だって逆らわない。自分が世界の中心にいると思っている。
それが帝だった。
玲美のような美女を自分の物にできると思えば、今まで感じていた退屈さすら、どうでもよくなるような気がしていた。
しかし。
「では、皆さんも準備が必要でしょうし、何時くらいに集合しましょうか?」
「は?」
言っている意味がわからず、帝はポカンと口を開けた。しかし、それは帝だけではなく、他の3人も同じような表情を浮かべている。
ただ1人玲美だけが、素知らぬ顔で有咲たちに尋ねた。
「今日の夜は予定大丈夫ですか? 送り迎えは私の方でできますよ」
「え? あ、えと、え?」
一葉は状況に頭が追い付かず、助けを求めるように有咲を見る。有咲も怪訝な顔を浮かべていたが、やがてハッとしたように目を見開き、悪そうな笑みに変わった。
「そうですね。玲美さんが引率をしてくれるなら、お母さんは何も言わないと思います」
実は有咲の母親も一葉の母親も、この喫茶店に来たことがあった。有咲と一葉が仲良くなったのがきっかけだが。
その際に、両方の母親がこの喫茶店に訪れ、3人は意気投合し仲良くなっていたのだ。
今では母親たちだけで来ることもあるなど、信頼関係は厚い。
有咲の話を受けて、やっと玲美の意図を察した一葉は、有咲に続いて頷いた。
「わ、私も大丈夫です」
「い、いや、ちょっと……」
「あなたは、どうですか?」
何かを言おうとした帝を制して、玲美は帝の横でずっと黙ったままの女の子に話しかける。
「え?」
「あなたは、今日、帝さんの誘いを受けられますか?」
まさか自分に話が来るとは思っていなかったようで、女の子は戸惑ったように目を泳がせる。
その視線は最終的に帝に向くが、その視線に睨み返され、女の子は怯えたように目を伏せた。
「え、えっと、私は、ちょっと用事があって」
女の子はわかっていた。
ここで有咲たちに便乗をしてしまったら、帝は一生口を利いてくれなくなるということを。
いや、それだけでは終わらない。おそらく近付くことすらできなくなる。当然、こうして横に座ることは一生できなくなるだろう。
だからこそ、女の子は引き下がった。
自分など、帝にとってはいてもいなくても大差ない存在。それは、帝の近くにいる女の子であれば、誰もが気付いていることだった。
そしてそれを、帝も当たり前だと思っている。
しかしそれが、玲美には許せなかった。
「予定ならキャンセルしましょうよ。どうせなら、皆さんで行きたいですし、あなたが行かないのなら、私は行きません」
「えぇ?」
女の子は悲鳴のような声を出した。
そんなことを言われてしまえば、行かない訳にはいかない。しかし、行けば帝に愛想を尽かされる可能性がある。
しかもそれだけではなく、同じように帝に近付きたくても近付けなかった他の女の子たちに、どんな目に遭わされるかわかったものではない。
どちらを選んでも最悪な結果しか想像できない状況に、女の子は体の震えが止まらなかった。
帝の視線は女の子に向いている。その視線が何を語っているのか、女の子にはわからない。
どうすることもできず、静寂だけが流れていく。
「わ、私、は……」
行くしかない。どんなに考えてもその答えしかなかった。
帝が玲美を狙っているのは明らかだ。その邪魔をするのは最も避けるべきこと。そうなると、この場では参加すると答えるしかない。
そうなった後に待っている結末は、女の子にとって絶望的な結末しかないが、それでもここで帝の怒りを買うことに比べれば、まだマシなことだった。
女の子は辛そうな表情を必死に隠し、平静を装った顔を上げる。
「わ、私も行き……」
「そこまで」
「……へ?」
女の子が答えようとした所で、玲美がそれを制止した。目の前に玲美の手が現れて驚いている女の子に、玲美が囁きかける。
「すごく純粋な方ですね。こんな男には勿体ないくらい。そういえば、あなたのお名前は?」
「え? えっと、皐、です、けど」
「皐さんですね。ふふ、少し待っていてくださいね」
「っ!」
状況が読めず言葉が出ない女の子、皐の頬を微かに触れて、玲美はニコリと微笑みかけた。その笑顔は妖艶で、相手が女性であることも忘れて、皐の胸は高鳴る。
玲美から目が離せなくなった様子の皐から視線を移して、玲美は帝をきつく睨んだ。
しかし、帝は帝で納得がいかない様子。
「どういうつもりですか? 玲美さん、俺は今、あなただけを誘ったつもりなんですが」
あくまで態度を変えない帝に、玲美はフッと馬鹿にしたように笑った。
「そうだったんですか? あまりに拙い誘い文句だったので、よくわかりませんでした」
「はぁ?」
一瞬、帝の雰囲気が変わり、隣では皐がビクッと肩を震わせたが、玲美の表情は崩れない。
対して帝は、崩れかけた雰囲気をなんとか取り繕うが、そこに滲み出る感情は隠しきれていなかった。
「それに、普通に考えて、一緒に来た皐さんを無視して私を誘うなんて、無神経すぎると思いませんか?」
「い、いやいや、彼女は別にそういう関係じゃありませんから」
帝の言い分に、玲美は微笑みかけた。
その笑みは皐に向けていたものとは違い、黒い感情を感じさせる恐ろしい笑みだった。
「ふふ、醜いですね。もう化けの皮なんてとっくに剥がれてるのに、まだ取り繕おうとしているのですか?」
やれやれ、と大袈裟なジェスチャーをして、玲美は溜息を漏らす。そして、何処までも挑発的な笑みで、帝を睨み付けた。
「ご苦労様です」
「っ! この、こっちが下手にでてりゃ、ふざけやがって」
頭に血が上った帝は、玲美の胸ぐらを掴もうと手を伸ばした。しかし、その行動は既に一度試みて、そして、見事に失敗していたはずのものだった。
そんなことも忘れる程に冷静さを失っていたのだろうが、それが帝の命取りになる。
「はい。またまたご苦労様です」
「ぐっ! いってぇ!」
僅かな無駄もなく、玲美は帝の手を払い除けてそのまま腕を捻り上げた。帝が全力で抜け出そうとしてもビクリともしない。
「別に私は大丈夫ですけど、力で女性を従えようとするのは、頂けませんね」
「いだだだだっ!」
きつめに締め上げる玲美の顔には笑顔が浮かんでいるが、その目は全く笑っていない。
「あなたがどういう人間なのか、なんとなくはわかりました。ですが、あまり調子に乗らない方が良いと思いますよ?」
「ぐっ、ふざ、けんなっ!」
ジタバタと暴れる帝だが、どういう訳か玲美から逃れることができない。明らかに腕力は帝の方があるはずなのに、どう足掻いても抜け出せなかった。
「あなたより上の人なんていくらでもいるんです。それを理解しないと、この先困りますよ?」
まるで、子供に言い聞かせるような、子供扱いするような口振りだった。
それがまた、帝の神経を逆撫でる。
「そんな訳ねぇだろ。俺はお前らなんかとは違うんだよ!」
全く認めようとしない帝に、玲美は残念そうに眉を寄せた。そして、一度息を吐くと、帝を掴んでいる手に力を込める。
そしてそのまま帝を背負い投げするように持ち上げて、床へ叩きつけた。もちろん、怪我をさせないように勢いは緩めているが。
急に世界が回った帝は、呆然として天井を見上げる。他の3人も驚きの光景に言葉を失っていた。
玲美は、パンパンと体についた埃を払うと、横になったまま動かない帝を覗き込む。
「あなたが、あの有名な北播大学を首席で合格し、今でもトップの成績を誇るのはわかりました。ですが、その程度で、なんでも許されるなんて思わないことですね」
そして、何も言えない帝を放置して、玲美の視線は皐へと向いた。
「皐さん。帝さんはいつも、あなたと一緒にいるんですか?」
「え? えっと、いえ、帝くんは人気者なので、私の他にもいつも誰かがいます」
「それは、女の子もですか?」
「は、はい」
「なるほど。それでは、次に帝さん」
未だに床に横になったままの帝に、玲美は心底蔑むような視線を向ける。
「あなたは、どういうおつもりで、皐さんや有咲さん、一葉さんを連れてきたんですか?」
玲美の瞳は帝の奥底に眠っていた恐怖心に突き刺さる。
今まで感じたことのない恐れという感情に戸惑いながらも、帝はなんとかプライドだけで起き上がった。
「どういうつもりも何も、大した意味はねぇよ」
もはや取り繕う気はないらしい。帝は素の態度を見せながら、玲美の顔を見ないように答えた。
「有咲さんたちがここに来たのは、ある程度予想がつきます。ですが、皐さんはどうなんですか? ここに来てからあなたは、皐さんと全く会話をされていないようでしたが?」
何も言わない帝は、悔しそうに舌打ちをした。そうでもしないと玲美の威圧感に飲み込まれてしまいそうだったから。
しかし、それも気休めにしかならない。
床に座ったままの帝に、玲美は屈んで顔を近付ける。
「今まで、すべてが思い通りにいって、驕ってましたか? あなた程度の人間なんて、世界には腐る程いるんですよ」
「んな訳ねぇだろ。俺よりも優秀な奴なんて、いる訳ない!」
「こんなにか弱い私に、床を舐めさせられた男が何を言ってるのやら」
やれやれと肩を竦める玲美は、演技じみた口調で帝を挑発した。
咄嗟に手が出そうになる帝だったが、すんでの所で踏みとどまる。
流石の帝も、この期に及んで感情的に動いた所で、またさっきの繰り返しになるということはわかりきっていることだった。
グッと堪えて立ち上がる帝に、玲美も一緒に立ち上がる。
「別に、私は他人の生き方を否定するつもりはありませんよ。私だって、そんなに誉められた人間ではありませんからね」
身長的には帝の方がいくらか大きい。そのため2人が立ち上がれば、必然的に玲美が帝を見上げる形になる。それでも威圧感を感じるのは、流石は玲美といった所だろうか。
「だったら、黙ってろよ」
「いいえ、それはできません。それとは別に、私は私が腹立たしいと思ったことには、全力で歯向かおうと思っていますからね」
対峙する2人は、互いに1歩も譲る気がない。
ただ、少し押され気味なのは帝の方だ。
腕力では負けないはずなのに、帝は二度も玲美に負けている。負けたことのない帝にとって、その敗北は経験したことのない感覚だった。
その感覚は世間一般で言う挫折に近いものなのだが、まだ帝にわからない。
「時に帝さん。あなたは自分が誰よりも優秀だと仰ってますが、何故そう思うのですか?」
「は? そんなの見ればわかるだろ」
勉強も、スポーツも、芸術も、すべての分野において帝は負けたことがなかった。ムカつく奴等に絡まれた時も、腕っぷしで返り討ちにした。どんな場面においても、帝が負けるとはなかった。
「私には、わかりませんね」
そう。ついさっきまでは。
帝は苦々しく顔を歪める。
黙ったままの帝は、玲美の視線から逃れるように顔を背けた。
その光景はまるで大人と子供だ。もちろん、大人は玲美で、子供が帝。
自分に都合の悪いことから耳を背け、不貞腐れたように振る舞う帝は、玲美にとってみれば、確かに子供のようだった。
大人しくなった帝に、玲美は真剣な顔でソッと問いかける。
「では、質問を変えましょう。帝さん。あなたはどうして、有咲さんたちに声をかけ、私を誘ったのですか?」
「あ?」
今までとは毛色の異なる質問だ。
しかし、玲美の表情は真剣で、挑発的な雰囲気もなくなっている。
あまりの変わりぶりに呆気に取られながらも、態度を軟化させた玲美に、帝は強気に出た。
「そんなの俺の勝手だろ。ただの暇潰しだよ」
「なるほど。暇潰し。そうだったんですね」
帝は適当に答えたつもりだった。
いや、意味なんてない。ただの暇潰し、と言いたいだけだ。
だのに、玲美はそれで合点がいったとばかりの表情で頷いていた。
そんな態度にも苛つくが、帝が何かを言うよりも先に玲美の口が開く。
「それで、どうでしたか? 暇潰しはできましたか?」
「はぁ?」
腹立つことばかりで、まともに玲美の質問に答える気になんてなれない。無視してしまえば良い。そう思っていた。
それなのに、玲美からされた質問を、帝は無視することができなかった。
「暇潰しだったんですよね? 皐さんと遊んで、有咲さんたちをナンパして、私まで誘って。それで、退屈はなくなったのですか?」
答える義理なんてない。そのはずだ。
しかし、その質問に帝は固まった。
「あなたがどういう人なのか、正直私にはわかりません。ですが、まあ、何がしたかったのかはわかりますよ」
「うるせぇよ」
帝から低い声が漏れる。
ビクッと反応したのは皐だった。
皐はこの声を知っている。帝がこんな声音になるのは、本気で怒っている時だ。
その声は皐も聞いたことがある。
それは帝が高校生の時の話だった。
その時期、帝の近くには決まって、ずっといる女の子がいた。
その女の子の名前は、瑞姫。
瑞姫は帝のお気に入りのようで、帝のことを狙っている女の子が増えても、ずっと帝の隣にいた。いや、どちらかと言うと、帝がずっと瑞姫を側においていた、という方が近いかもしれない。
しかし、瑞姫は控えめであまり前に出るような性格ではなく、当時は皐も何故帝が瑞姫をここまで気に入っているのか理解できてなかった。
そんなある日、瑞姫が突然学校に来なくなるという事件が起きる。
原因は不明だったが、その時も帝は、特に気にした素振りも見せず普段と変わらなかった。少なくとも皐の目にはそう見えていた。
しかし、それは突然起きる。
「ざけんじゃねぇぞ、てめぇ」
「ひっ!」
いつもの通り、帝と遊ぼうとしていた皐だったが、先に集まっていた仲間内で帝が激怒しているのを目撃する。
その声は静かなものだったが、低く重々しい声質が、帝の怒りを表しているようだった。
そこまで怒る姿を見たことがなかった皐も驚いていたが、話を聞くと、どうやら帝の取り巻きの女の子の内の1人が、瑞姫をいじめていたということが判明したらしい。
その女の子は、特別扱いされている瑞姫が気に入らなかったようで、学校に来れなくなるように色々と画策していたのだ。
「で、でも、別にあんな子いなくても、わ、私たちがいるんだし、別に、遊ぶのは困らないじゃん」
他人に無関心な帝であれば、瑞姫1人いなくなった所で、大して気にしないだろう。そう思っていたようだ。実際、皐もそう思っていたし、見る限りの変化はなかった。
しかし、帝の怒りは収まらない。
「口答えすんじゃねぇよ。だったら、てめぇがいなくなれよ。今すぐ、俺の目の前から!」
怒号を浴びせる帝に、その女の子は怯えた様子で逃げ出した。身の危険を感じたのだろう。確かに、いつ殴られても不思議ではない、その時の帝にはそんな迫力があった。
それから数日後、瑞姫は転校することになった。しかし、その事件があってからも、帝の態度はそこまで大きくは変わった訳ではない。
他人に興味なさそうで、自分のやりたいことだけをやる。そんな帝のままだった。
今でも皐は、あの時、帝が怒った理由を理解できていない。
いや、正確に言うならば、怒った理由は間違いなく瑞姫のことだった。しかし、帝の性格を考えると、どうしてそこまで怒ったのかがわからなかった。
結局、帝の真意はわからないままだったが、それ以降、無理やり帝に近付こうとしてはいけないというのが、皐のような帝の取り巻きたちの共通認識となっていた。
そして今、あの時と同じように帝が本気で激怒した時の声が聞こえた。
その時のことを覚えている皐は、自然と身構えてしまう。
しかし、それを知らない玲美は、全く恐れることなく踏み込んでいく。
「退屈な日常に飽き飽きしたのでしょう。つまらない日々に嫌気がさしたのでしょう。まるで、おもちゃを取り上げられた子供みたいに」
「てめぇ!」
帝が拳を振り上げる。
玲美が殴られる。咄嗟に皐たちはそう思った。
しかし、玲美はそれを涼しい顔で受け止める。
「ですが、どれだけ今の生活を続けても、退屈がなくなることはありませんよ。だって、あなたはそれから逃げているから」
「逃げてねぇよ!」
「いえ、逃げてますよ。あなたは」
無理やり帝の拳を下ろした玲美は、無防備な背中を帝に見せる。背中を見せた所で、隙なんてないのだが。
そして玲美は振り向き、楽しげな笑みを浮かべて、おもむろに語り始めた
「さて。帝さん。少しだけ、お話をしましょうか?」
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