TS少女がメイド服着て化け物たちと戦ったりするお話。

第29話 エピローグその1

　美味ログ口コミより。

　評価　★★★★

　台東区の喫茶店>喫茶アーカム

　秋葉原の隠れメイド喫茶

　秋葉原とは言っても、秋葉原駅からは少し距離がある。

　蔵前通から少し入った、奥まった場所のビルの一階にある小さな喫茶店。

　オープンは夕方で夜の九時には閉まる。

　店内は落ち着きのある雰囲気で、BGMはクラシックが流れています。

　座席数は少なく、カウンター4席にテーブル席が二つ。

　特筆すべきは、その店を訪ねると、二人のかわいらしいメイドが迎えてくれること。

　秋葉原に多く見られるコンセプトカフェのような装飾過剰、色とりどりといったメイド服ではなく、黒のロングワンピースに、白いエプロンといった、清楚なスタイル。

　そして彼女らの接客は決して過剰なものではなく、食事やドリンクをサーブするだけのもの。間違っても「萌え萌えきゅーん」などという台詞を期待してはいけません。

　開店時間は、二人が学校から帰ってきてからなのでは、という噂もあるが、そのあたりの詳細は不明。

　ちなみに一人は日本人ではなく、プラチナブロンドの白人の少女である。

　その子が片言の日本語で迎えてくれるというのはもう何とも語彙力……な感じである。

　とは言え、この店、結構頻繁に休みが入り、開いているタイミングに出会えれば幸運という噂もある。

　幸運にもこの日訪問でき、いただいたのは自家製ケーキセット。

　ケーキは日によって変わるとのこと。

　主に黒髪のメイドさんが作っているとのこと。

　この日はチーズケーキでした。

　コーヒーも黒髪のメイドさんが丁寧にドリップしてくれます。

　内装はちょっとレトロな家具で、落ち着いた感じの雰囲気でした。

　ぜひ、また来ようと思います。