ワンナイトで終わらせない!〜放浪のソロ冒険者である私が恋に落ちた男は実は大貴族の嫡男で、身分が違うから諦めろと言われた……そんなのイヤだ!〜

鈴木 桜

本文


「一人か?」


 とある街の冒険者ギルド併設の酒場。私は長旅の疲れを癒すために、とりあえず腹を満たしていたところだ。

 声をかけてきたのは、黒髪に鳶色の瞳を持つ若い男だった。どこからどう見ても、だ。


「そうだけど」

「相席、いいか?」

「……どうぞ」


 周囲を見回してみれば、酒場は満員だった。テーブルは明らかに足りておらず、壁際に積まれた木箱に座って酒を飲んでいる男もいる。そんな中で私がテーブルを占領するわけにもいかない。自分の料理を端に寄せて、彼にスペースを譲った。


「ロルダンだ」


 私の向かいに腰掛けた男は、真っ先に私に握手を求めた。


「……アルバよ」


 私が握手に応えると、嬉しそうに笑ったロルダン。少年のような笑顔だが、年は私と同じくらいだろう。20歳そこそこといったところか。

 握手を交わすと、今度は並々とビールが注がれたジョッキを差し出された。よく見れば、彼の手元にはジョッキが二つ。


「おごりだ」


 食事しか注文していなかったので、ありがたく受け取った。


「見ない顔だな」

「根無し草だからね」


 拠点を決めずに各地を転々としている私は、ついさっき、このギルドで登録を済ませたところだ。


「みんなが噂してた」

「噂?」

「あの金髪碧眼の美人は誰だって」

「そっち?」

「いいや、そっちはオマケだな。放浪のA級冒険者が来たって」


 見た目で噂されるのには慣れているが、それよりも冒険者として噂される方が嬉しいというのは、もはや冒険者のさがだ。ニヤリと笑った私の気持ちが分かったのだろう。ロルダンも笑った。


「西の方から?」

「ええ。その前は北部にいたわ」

「へえ」


 放浪の冒険者は珍しい。拠点の街を決めて、その街のギルドでクエストを受注するのが普通なのだ。この酒場で飲んでいる冒険者たちも、ほとんどが顔見知りだろう。彼は興味から私に声をかけたらしい。


「パーティーは?」

「一人よ」


 私の答えに、鳶色の瞳が見開かれた。


「へえ! ソロでA級で放浪か! すごいな!」


 素直に驚いているらしい。


「たまたま、一人ってだけ」


 ビールをグイッと煽った。泡が喉を刺激して、疲れた体に沁みていく。


「じゃあ、噂の【刹那のアルバ】ってのは、あんたのことか?」

「……何、それ」

「あっちこっちのギルドに現れては難関クエストをクリアして、あっという間に別の街に消えていくって噂の」

「そうじゃなくて。……そのダサい名前で呼ばれてるの、私?」


 私が頭を抱えると、ロルダンは肩を震わせた。


「ははははははははは!」


 大きな声を立てて笑うので、周囲の冒険者たちもこちらを見ている。恥ずかしいのでやめてほしい。


「そうさ。そう呼ばれてるんだよ、有名人」

「最悪……」


 私は、その気分を紛らわせるために一気にビールを飲み干した。すぐにロルダンが2杯目を注文してくれる。


「あなたは?」

「俺?」

「見たところ、あなたもお一人のようだけど?」


 嫌味のつもりで言ったが、彼には堪えた様子はない。


「そう。俺もソロ」


 ロルダンは、どこか寂しそうに頷いた。


「寂しいなら、どこかのパーティーに入ればいいじゃない」

「そうなんだけどな。……上手く言えないんだが」


 ロルダンがビールを煽って、その喉がゴクゴクと鳴った。少し細身の優男のような風貌だが、やはり冒険者だ。喉仏は筋張っているし、首を支える筋肉も硬そうだ。ジョッキを握る腕もよく鍛えられている。


「一人の方が、楽なんだよな」


 ポツリとこぼれた言葉に、思わず頷いた。


「わかるわ」


 しばし見つめ合うと、鳶色の瞳に熱が灯ったのがわかった。

 私も同じような顔をしているだろう。


「……宿は?」

「決めてない」

「……行こう」


 どこに、とは言われなかった。


「うん」


 だが、行き先はどこでもよかった。



 


 腕を引かれて連れてこられたのは、彼の住む家だった。メゾネットタイプの集合住宅の一室。


「一人で住んでるの?」

「ああ」


 1階にはキッチンやバスルームなどの水回り。2階に寝室があるのだろう。一人で住むには広めの間取りだ。


「狭いのが苦手なんだ」

「なにそれ」


 可笑しくて笑いがこぼれた。


「本当に一人なの? 朝になって奥さんが帰ってきたりして」

「馬鹿言うなよ」


 担いでいた私の荷物を置いて振り返ったロルダンが、不機嫌そうに表情を歪めている。


「ここに女を連れ込んだのは、お前が初めてだ」

「……意外」

「おい!」


 ケラケラと笑っていると、再び腕を引かれた。


「ちょっと!」

「まずは風呂だ」

「え?」

「お前も長旅の後だろう? まずは旅の埃を落とさないとな」


 ニヤリと笑ったロルダンに、バスルームに押し込まれて。そのまま一緒に入ってきて服を脱ぎ始めるものだから、驚いて顔を覆った。


「何してんのよ!」

「何って、風呂に入るんだろ?」

「お先にどうぞ!」


 顔を隠したまま出ていこうとするが、逞しい腕に遮られてしまった。


「お湯がもったいない」

「そんなの……!」

「泊めてやるんだ。家主の言うことは聞くよな?」


 言いながら、ロルダンが私の服に手をかける。


「ちょっと……!」


 その手を押さえると、ニヤリと笑いながら顔を覗き込まれた。


「本当に嫌なら、もっとちゃんと抵抗しろよ」


 カッと頬に熱が集まった。


「……うぅ」

「ははは!」


 小さく唸ると、笑われた。


「ほら、ばんざーい」

「覚えてなさいよ……!」


 悪態をつきながらも、ロルダンの言う通りに腕を上げてしまったのだった。



 * * *



「悪い。ちょっと、調子に乗りすぎたな」


 明け方近く、ようやくロルダンの腕から解放された。差し出されたコップをありがたく受け取る。


「あり゛がと」


 ガラガラの声で言うと、ロルダンが笑った。それが恥ずかしくて、私は急いで喉を潤した。まだ違和感はあるが、まあマシにはなった。


「しばらく、この町にいるんだろう?」

「うん」

「だったら、ここにいろよ」

「ここって、この家?」


 ロルダンは、話しながら濡れた手ぬぐいで私の身体を拭っていく。


「仕事するんだろう?」


 手ぬぐいが右腕を撫でた。そこにはケルベロスの爪で引っかかれた傷。


「まあ。そうじゃなきゃ、生活できないし」


 今度は左の腿を拭かれる。見事な噛み跡は、アンデットの群れに襲われた時に負った傷だ。


「……帰る場所が、あったほうがいいだろう?」


 問われて、私の心臓が跳ねた。

 ロルダンに抱かれながら考えていたことを、悟られてしまったのかと思ったのだ。


「どうして、そんなこと言うの?」


 ロルダンは手ぬぐいをベッドの外へ放おってから、上掛けの中に潜り込んできた。後ろから抱きしめられる格好で、ぴったりと寄り添う。そうすると、彼の鼓動も速くなっていることがわかった。


「……俺はさ、ずっと一人で生きてきたんだ」


 また、ドキリと胸が鳴る。


(私と、同じ……?)


「これからも、そうだと思ってた」

「私も……」


 思わず口を挟んだ私に、ロルダンは頷いて先を促してくれた。


「孤児院生まれで。選べる仕事もなかったし、とりあえずって感じで冒険者になったの」


 腹に回されたロルダンの腕を、ぎゅっと握りしめた。


「寂しいって思う日もあったわ」


 そういう日には、昨夜のように酒場で誘われるがままに男と寝た。寂しさを紛らわせる方法を、他に知らなかったのだ。


「自分の寂しさを紛らわせるために誰かと寝て、そうやってごまかしながら。これからも、そうやって一人で生きていくんだと思ってた」

「俺もだ。一人でいいって思っててもどうしても、寂しい夜がある。人肌が恋しいっていうか」

「うん」


 ロルダンの私を抱く手に力がこもった。


「昨夜お前を誘ったのは、同じ孤独を感じてる仲間だと思ったから。俺の寂しさを、分かってくれると思った」

「うん」

「でも、だんだん、わけが分からなくなってきて」


 ロルダンが、すりっと私の髪に頬ずりをした。


「俺は自分の孤独を埋めたいのか、お前の孤独を埋めてやりたいのか、よくわからなくなった」


 ぎゅうっと胸が締め付けられた。



 寂しさを埋めるために、互いに熱を分け合った。

 熱に浮かされながら、彼が私を見つめていて。その瞳の中に、同じように彼を見つめる私を見て。

 胸をぎゅっと締め付ける切なさを、最初は寂しいからだと思った。それを埋めてもらうために、この腕に身を委ねるのだと。


 けれど、違った。


 私の寂しさを埋めるためではなく。

 この男の寂しさを埋めてあげたいと、そう思ったのだ。


(この気持が、愛おしい、だ……)



「これからは、俺が一緒にいてやるよ」

「ふふふ。逆よ。私が、あなたと一緒にいてあげてもいいわ」

「なんだよ、それ」

「だって、もう私なしじゃダメでしょ?」

「……」


 返事の代わりに、首筋にキスを一つ。


「ふふふ」

「……笑うなよ」


 うとうとと、緩やかな眠気が襲ってきた。


「俺は、運命じゃないかって思うんだけど」

「そうやって、いつも女を口説いてるの?」

「まさか。……お前が初めてだよ、こんなの」

「……嬉しい」


 そのまま、二人で眠りについた。

 こんな穏やかな眠りは、久しぶりだった──。




 * * *




「ロルダン様!」


 翌朝、もう正午に近い時間だった。二人で遅めの朝食をとりながらこれからのことを相談していた時だ。

 荒々しく開いたドアから、立派な甲冑を身に着けた騎士たちが家の中に押し入ってきた。

 思わず身構えたが、襲撃というわけではなかったらしい。ひときわ立派な騎士がロルダンの前に跪いたから。


「ようやく、見つけましたぞ!」

「……帰ってくれ」


 ロルダンは騎士の顔を見るなり吐き捨てるように言った。どうやら、顔見知りらしい。

 私は朝食を食べながら成り行きを見守ることにした。いつでも身動きがとれるように、食べられる時に食べておかなければならない。内心の混乱とは裏腹に、私の行動はいつも通りに冷静だった。


「そうはまいりません! 必ず連れ帰るようにとの、旦那様のお言いつけです!」

「俺は帰らない」

「なりません。ロルダン様以外に、一体どなたが公爵家の後を継ぐのですか!」

「それは……」


 これだけ聞けば、十分だ。驚くことに、ロルダンはいずこかの公爵家の嫡男らしい。親に反抗して家出、冒険者として食いつなぎながら生活していたところを、ついに見つかったというところか。


(まさか、ジャストタイミングでこんな場面に居合わせるとはね)


 驚いてはいるが、頭では冷静に状況を整理している。


「……そちらは?」


 騎士が、私の方を見咎めて顔をしかめた。それもそうだろう。ラフな格好で髪も整えていない。彼と夜を共に過ごした女だということは、火を見るよりも明らかだ。


「俺の恋人だ」


 ロルダンがきっぱりと言い切るので、胸がドキリと鳴った。鳶色の瞳が、私を振り返る。


「何が恋人ですか! この御方はオリウレラ公爵閣下の嫡男、ロルダン様! 貴様のような下賤の女とは住む世界が違うのだ!」


 二人の間に割り込んできた騎士に言われて、げんなりした。これでは、身分の差に引き裂かれる恋人同士、三流のラブロマンス小説だ。


「アルバ、すまん。俺は……」

「いいのよ。誰にでも秘密の一つや二つあるわ」

「でも」

「騙されたなんて思ってないわよ、安心して」


 言いながら、自分の荷物をまとめる。服はどこかで着替えるしかない。


「アルバ!」

「帰ったほうがいいわ、ロルダン」

「でも!」

「あなたの、家族でしょう?」

「っ……!」


 ロルダンが、初めて目を逸した。その後ろめたさは、決して悪いことではない。

 沈黙が落ちる。

 気まずくはない。彼は自分のすべきことを分かっているし、私はそれを受け入れるだけだ。


「俺が愛してるのは、お前だけだ。これからも……!」


 その言葉に、頷いた。疑うことなどできるはずがない。


「私もよ。一緒にいたいと思ったのは、あなただけだわ」


 最後に、口づけを交わした。私を睨みつける騎士のことなど、構わずに。


「さよなら」


 必ず、また会おうと。その気持を込めて。

 その気持が彼に伝わったかどうかは、分からない。彼の方は今生の別れのつもりだったのかも知れない。


 彼は、馬車に押し込まれて去って行った。

 私は、拳を握りしめて。


 ──駆け出していた。





「ねえ、貴族になるにはどうすればいいの?」


 そのまま冒険者ギルドに向かった私は、走ってきた勢いのまま受付嬢に尋ねた。


「はい?」

「知ってる? 貴族になる方法」

「さあ」


 受付嬢が困ったように笑っている。それはそうだろう。自分でも、突拍子もないことを言っていると分かっている。

 それでも、私はやらなければならない。


「それなら、どこかの貴族と結婚するのが早いんじゃないか?」


 隣で手続きをしていた男が言う。


「それは無し。結婚したい人がいるの」

「そいつが貴族ってわけかい」

「そうよ」

「そいつは、一筋縄じゃいかないなぁ」


 男が楽しそうにニヤリと笑った。どうしてそんな表情をするのか分からず、首を傾げる。その間に、男は他の冒険者たちに事情を説明しはじめて。ガヤガヤと騒がしくなり、男の元に人が集まってきた。


「ロルダンだな」

「あいつ、オリウレラ公爵の後継ぎだったらしい」

「よりにもよって、大貴族じゃないか」


 噂話は光の速さだ。ロルダンが何者で、彼の身に何が起こったのか、すでに噂が広がり始めているらしい。


「それなら、どっかの貴族の養女になるのは?」

「相手は公爵家だぞ? 下手な貴族じゃ相手にもされない」

「身分は低くても、金があればどうだ?」

「おお、それなら、貿易商の……」

「いやいや、それよりも。老い先短い爺さんの後妻って手も……」


 集まってきた冒険者たちが、真剣に話し合いを始めた。何が起こっているのか分からず、呆然とする。


「なんで……」


 私の小さなつぶやきに、受付嬢がため息を吐いた。


「いやあね、私も狙ってたのに」

「え?」

「ロルダン。寂しそうだから、慰めてあげたかったなぁ」


 ニヤリと笑った受付嬢に、なぜか冷や汗が流れた。


「彼ね、人気者なの。優しいから」

「……わかる」

「でしょ? 気前もいいし、仲間思いだし。でも、どこか人との間に線引きをする人でね」

「うん」

「昨夜、あなたを連れて帰ったの、街中の人が知ってるわよ」

「嘘でしょ……」


 思わず、頭を抱えた。


「初めてよ、彼が自分の家に女を連れて帰ったのは。みんな、ちょっと嬉しいのよ」


 受付嬢が遠くを見つめている。


「いつも他人の幸せばかり願う人だったから。……幸せになってもらいたいのよ」


 冒険者たちの輪が、どんどん広がっている。そうこうしているうちに、立派な身なりの商人が連れてこられた。


「ま、私がなんとかしましょう」


 商人がドンと胸を叩いたので、拍手喝采が沸き起こった。


「ただし、生半な道のりではありませんよ。なんといっても、公爵様の妻になろうというのだから」


 商人が私を品定めする。上から下まで眺めてから深く頷いたので、見た目は合格なのだろう。だが、問題はその中身だ。身分を手にするだけでは公爵のにはなれない。それは私にも分かる。


「……ソロでA級まで上がってきた冒険者様を、舐めるんじゃないよ」


 啖呵を切った私に、大歓声が上がった。

 彼が多くの人から愛されていたことを知って、愛おしさが増していく。


(待ってなさいよ。……一緒にいてあげるって、そう言ったでしょ)






 ──2年後。


「ア、ルバ……?」


 王宮で開かれた舞踏会で、私達は再会した。

 豪華絢爛に飾り付けられた大広間の中で、ロルダンはひときわ目立っていた。結婚適齢期の次期公爵なので当たり前と言えば当たり前だ。

 その様子を見ていた私を、彼の方が見つけてくれた。


「アルバ・サラテと申します」


 美しいドレスに身を包んで淑女らしくゆったりとお辞儀する私に、ロルダンが面食らっている。


「サラテというと、西方の辺境伯の?」

「ええ」

「……結婚したのか?」


 その表情が歪むので、慌てて首を横に振った。


「まさか。私が一緒にいたいと思うのはあなただけよ。そう言ったでしょ?」

「それじゃあ」

「苦労したのよ? サラテ辺境伯の養女にしていただくのに、どれだけの試練を乗り越えたか……」


 思い出すだけで身震いするほどの試練だ。それを乗り越えて、今私はここにいる。

 

「なんで……!」


 ロルダンは、今にも泣き出しそうだ。

 私も同じような顔をしていることだろう。


「そんなの。あなたと一緒にいたいからに決まってるじゃない」


 腕を引かれて、抱きしめられた。

 周囲から悲鳴と歓声が上がる。


「爵位を継いだら、迎えに行こうと……」

「ごめんなさい。待っていられなかったの。それに、私は公爵様のなんて嫌よ?」


 冗談っぽく言えば、私を抱く手に力が入った。


「ありがとう……!」

「私こそ。……あなたが愛してるって言ってくれたから」


 情けなく笑うロルダンの顔を覗き込んだ。


「だから、私も一人ぼっちをやめられたの。……ありがとう」

「アルバ……!」


 再び抱きしめられる。今度こそ、私も彼の背に腕を回して力を込めた。


「愛してる」

「私も」

「これからは、ずっと一緒だ」

「いいわ。私が、ずっと一緒にいてあげる」


 どちらからともなく、唇を寄せ合った──。





THE END

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