第2話
「おかえりなさいませ、お客様」
俺は今旅館で住み込みで働かせてもらっている
実は今日あれから数日たっている
なんでこうなったかと言うと
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家もないし、金も多少はあるけどこのままじゃ生きていけない
どうしたらいいのかと思っていた矢先また道の傍らにたっている女性を見かけた
さっきのこともあって怖かったから足早に通り過ぎようとした時その女性が泣いていることに気づいた
見た感じ10代後半、しかも綺麗な顔立ちで泣いているのになんだか絵になるなと思ってしまった
さっきはあんなことになったけど流石に泣いている女性をほっとけないわけで
「すいません、大丈夫ですか?
もしよかったら話聞きますよ、俺にできることならなんとかしますし」
そう言って持っていたハンカチを女性に差し出した
その女性は顔は挙げなかったがハンカチを受け取って少しづつ話てくれた
****
話を聞いてみるとその子も俺と同じように長年片想いしていた人に振られたらしい
しかも振られた時に酷い暴言まで言われていた
俺も同じ境遇だっただけに同情してしまうしその男が許せなかった
だけど、俺にはどうすることも出来ない話だったから少し俺の話をした
その話を聞いてその子は驚いていたけど少し仲が深まった
その流れで家も金もないという話をしたらその子の家ご旅館を営んでいるらしく住み込みで働かせてもらえるか親に聞いてくれると言ってくれた
その後2人でその子の家にいきその話をしたところ快く受け入れてくれた
旅館でなんか働いたこと無かったけどその子というか、言い忘れていが名前ははなというらしい、はなとその母親のゆきねさんが手取り足取り教えてくれて何とかやっている
たまに、いやらしい目線を受けている気がするがあの二人に限ってそれは無いだろう
まぁそんなこともあって最初に戻る
男の少ない世界で幸せに @cosame
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