男の少ない世界で幸せに
@cosame
第1話
は〜〜〜〜
俺は今日12年片想いしていた人に振られた、なんでも友達として見ていたとのこと
振られるのが怖くてずっと隠してきたのに最近一緒に遊びに行ったりして、いけると思ってたのにこれだよな〜
足取りが重い、何となく気分転換に夜の町に散歩に来たけど、暗くて周りに人もいない
今は1人でいたいって思ってたけど…孤独だ..
そんなことも考えながら歩いていたんだけどなんか知らない町並みだな迷っちゃたのかな
数メートル先に女性の姿が見えた
こんな夜中に女性が1人でいるなんて大丈夫かな
あっちも自分に気がついたようだ、なんか少し怖い雰囲気があるがなにか悲しいことがあったのだろう
そのまま歩いてすれ違った瞬間突然手を掴まれた
「よぉ兄ちゃん、若い男が夜にこんなところで1人きり
そおゆうことなんだろw」
何を言っているんだろうこの人は、そう言うあなたの方こそこんな夜中に何をしているんだよ
「まぁ安心しな痛いようにはしない
ただまぁ気持ちよすぎておかしくなちまうかもなぁ ww」
突然話しかけてきた女性は、下衆い笑みを浮かべながら、舐めるように身体を見てきた
その視線が気持ち悪くて俺は手を振り払って逃げ出した
すぐに追いかけてきたけど、俺は足には自信がある
昨年の全国大会では300メートル3位だったからな
何とか振り切ることが出来たがあの女性もなかなかに早かった
逃げている最中にも気になっていたがこんな町を俺は知らない
何となく違和感を感じてスマホでニュースを見ると
"先日の人口調査によって現在の男女比が1対30まで減少"
え?
いや、どうゆうことなんだ男女比なんて5対5くらいじゃないのか?
****
あれから、色々調べてみたが俺はおそらく異世界に来てしまったみたいだ、しかも男が圧倒的に少ない世界に
男なら誰でもあこがれる異世界転移だ、だけどこんな知らない世界で知り合いもいない、しかもいつ襲われるか分からないなんて
正直怖くてしょうがない
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます