第2話 俺のおかしい日常

 今日もいつものごとく教室はクラスメイトの声でにぎわう。

 教室の端にいる俺はその喧騒に耳を傾けてみる

 みんな「この後、カラオケいこうぜ。」「あぁ、部活だるくね。」など愚痴やこの後の予定などでみんな声を輝かしている。

 そしてこのなかで、いっそう騒がしい中心に彼女はいる。

「神無月さん、ここってどうやって解くの?」「るーりー、クッキー焼いたから食べてー」「瑠璃さん、前に貸した本はどうだった。」などと多数のクラスメイトに話しかけられておりまさに聖徳太子状態、だがそれらのこと全てに対応できるのが彼女、(神無月 瑠璃)だった。ひとつひとつ丁寧に聞いて的確に応えていく、だからこそあそこまで人気なのかもしれない。聖徳太子顔負けかもしれない。

 まぁ、実際どれくらい話せるかは知らないが。

 そんな風に思っていると、一人の高身長の女子が近づいてくる。

 「主人の近くにいなくても大丈夫なのかな、鬼瓦さん。」

 「お嬢様の近くにいる人は全員マークしているから大丈夫だ、万が一何かあったとしてもここから一秒もかからん。」

 などと、化け物じみた発言をしている彼女は、(鬼瓦 志保)

格闘技の大会で何回か優勝しており、ボクシングや剣道にも精通しているらしい。そんなことから、神無月さんのボディガードをしており、襲い掛かったチンピラは物の数秒で伸びていた。そんな化け物が彼女である。

 「おい、今失礼なこと考えていただろ。」

 おっと、今日は勘がさえているらしい。

 「折角、お前の幼馴染である私が今週末稽古をつけてやろうと思ったが、今日も一人で予定もなさそうだな。」

 失敬な、一人なだけで予定がないと思っているのか!たしかにないけど。

 「いやぁ~、遠慮しとこうかな、せっかく買った本の推理がしたいし。」

 などと言い訳を話すが、彼女には通じず。

 「じゃあ決定だな。ちゃんと準備しとけよ。」

 と無視されてしまった。

 思わず、ため息をだそうになるが寸前で止める

 「そんなことないよ。それよりもそろそろ迎えに行かなくても大丈夫なのかな」

 そういうと彼女は腕時計を見て、

 「それもそうだな、じゃあな。」

 といい、彼女は主人のもとに帰っていた。

 みんなのに人気物が帰るとなると必然的に教室も空いてきて、あっという間に

俺だけになった。

 そう思いつつ、俺はいつものルーティンを果たすため、とある場所へと向かった。





どうでしたか。

今回はいつもより長めです。その分投稿が遅れました、申し訳ございません。

もう夏至も過ぎましたが熱中症にも気を付けてください。

今回の夏は自分的には頑張って良き



 

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探偵は恋心しか分からない @sikkokumaru

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