第1話 一度は言ってみたいセリフ
「犯人は貴方だ!」
その声が教室内が響き渡る。
緊迫した中、探偵役の彼女の指先が一人の男性に向かって指を指す。
みな真剣な面持ちでその男性を見る。その雰囲気の中、あまりの嬉しさなのか彼女の口角が上がっていた。一方そのころ助手役の俺は別室で定点カメラを見ながらマイクに向かって喋っていた。
探偵役の彼女は小言で「次なんて言えばいいの?」
俺は急いで昨日徹夜で書いた台本に目を走らせセリフを探す、俺は特定のセリフを見つけ出し、探偵に指示を出す、
「そこは、『じゃあ、この写真は何ですか?(暗黒微笑)』で証拠を出して一気に追い詰めろ。」
そう指示すると彼女は指定どうり気迫が籠った声色で犯人を追い詰めていく、最初のほうは笑ってごまかせていた彼も次第に青ざめていき、だんだん声に怒気がこもっていき、最後には膝から崩れ落ち諦めたように自白を始めた。
こんな風に日陰からコ〇ン君風に喋る。
これが俺 〈倉木 陽介〉の役目だった。
どうしてこんなことをしているかというと、2時間前に戻る。
今回は超短めです。どうせならつなげればよかったですね。
これからもよろしく
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