素敵なお話いっぱい書いてね！〜小説家のあなたが“ファンな”あの子にご奉仕される〜カクヨム編【CV:五月あめ】

５．もう、甘えんぼなんだから。いいよ、耳かきしてあげるね。

　一息つく？

　ずっと画面を見続けてたものね。

　目がつかれたでしょ。

　こっちおいで。

　ここで横になりなよ。

　眠っちゃってもいいよ。

　少し仮眠を取れば？

　私が起こしてあげますから。

　あ、私がこっちに座るの？

　座ったよ？

　どうするの？

　えー？

　ひざ枕してほしいの？

　もう、甘えんぼなんだから。

　……いいよ。

　頭をここに置いて。

　今日はスカートだからね。

　私のふともも、やわらかい？

　ふふっ、動かないで。

　くすぐったいよ。

　そうだ。

　耳かきしてあげるね。

　まずは右耳から。

　かきかき。

　けっこうキレイだね。

　ちょっと刺激するくらいでいいかな。

　かきかき。

　ふぅ。

　息を吹きかけちゃう。

　ふふふ。

　ビクッとしたね。

　かりかり。

　この辺が気持ちいいのかな。

　そっと。

　そーっと。

　ふぅうー。

　今度はワタでキレイにしましょうね。

　こしょこしょ。

　くすぐったくない？

　こしょこしょ。

　はい、終わり。

　それじゃ拭いてあげる。

　ふきふき。

　次は左耳。

　そうそう。

　頭を逆にして。

　ははは。

　お腹に息がかかるね。

　動かないでね。

　かきかき。

　こっちもキレイ。

　よく耳かきしてあげてるもんね。

　かきかき。

　ふぅ。

　こっちも同じように。

　かりかり。

　気持ちいい？

　かりかり

　この辺だね。

　そうっとね。

　かりかり。

　ふふふ、気持ちよさそう。

　なんだか私も気持ちよくなってきちゃった。

　ふぅうーっと。

　今度はワタだよ。

　こしょこしょ。

　きれい、きれい。

　こしょこしょ。

　はい、終わりました。

　それじゃ拭いてあげるね。

　ふきふき。

　どうだった？

　私、うまくできたかな？

　うんうん。

　そう言ってもらえてよかった。

　ふふふ。

　甘えんぼさん。

　……なでなで。

　つい頭を撫でちゃう。

　あなたの頭の重さが愛おしいよ。

　なでなで。

　もう少しこのままでいようか。

　はぁー。

　落ち着くね。

　寝ちゃってもいいよ。

　ひざ枕ですから。

　よしよし。

　このまま、時間が止まっちゃえばいいのにね。

　◇◆◇

　あれ？

　ほんとに寝ちゃったかな？

　ふふっ、かわいい寝顔。

　寝息もかわいい。

　私のあなた。

　おやすみなさい。