第23話

「……………………………はぁ〜っ!? あれって、琢斗くんが直してたのっ!?」


お母さんの驚きはもっともだと思います。

まさかテレビで直してたその人だとは思いつきませんよね……。

でも小学生の頃には既に国家資格を取得していたと……さすがは神ですね。

既に世間から神童とされていた訳ですか……常識ではありえない事も、神であるなら納得です。

だけど……お母さんが言う通り、やはり正当な代金として受け取って欲しいとは思います。

こちらからお願いしておいて、彼の善意に全て寄り掛かってしまうのは違うと思うんです。

解決策が見つからないものの、まずはバイクを直してから……という事で依頼を進めることになりはしましたが。


「知らない美人が二人も……琢斗、浮気?」


すんごい美人さんがキマシタワ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

な、何なんですか、この方は!?

天女でしょうか!?


「あ〜……えっと、何となく気持ちは分かるんですけど、これからも絡むことになりますので慣れてください」

「この美人さんに慣れろとか、無理ぃ……」


お母さんの言うことも尤もです。

こんな美人さんに慣れろとか無理ですよぅ……でも「これからも絡む」ってどういう事でしょう?


「いや、美人度ならおねーさんも東雲さんも同じだと思いますよ? まぁそのへんは置いておくとして……」


お母さん共々褒めてくれたのは嬉しいですけどぉ……どうしましょう、頭がグワングワンしてきました……。


「さっき言ってた姉妹のうちの姉なんですよ、このウクライナ美人さん」


この方がお姉さん!?

しかも血が繋がってないとか言ってませんでしたか!?

私程度でさえゴミの様な男達が寄ってくるのですから、彼女の場合は……考えるだけでも恐ろしいです!

でも綺麗……ホントに綺麗な方です……そんな彼女に平気でタメ口な琢斗くん……さすがは神です!

さす神です!




※※※※※※※※※※※※



短くてスミマセン……

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