第13話羽柴戦序章 オランダ編 アードルフ
♢
オランダ人シェフ
【
「アードルフ決めたの?」
「勿論決めたよ。ジーニャ」
「何にするの?」
「エンドウ豆を時間をかけて乾燥したからね。オランダといえばエルテンスープだよ」
「ただのエルテンじゃ勝てないわよ」
ジーニャは言った。
「勿論さ、ソーセージにフレッシュのハーブを入れて、豚肉の塊には日本で流行っていた塩こうじを擦り付けて試すところだよ」
「ハーブはオーガニックガーデンの一級品を使いましょう」
ローリエもオーガニックガーデンのにしたら、私は飲み物をハーブティーにするわ
「野菜もオーガニックガーデンにあったよな」
「あるわよ。とっても高いけど」
ジーニャは笑いながらスープにかける値段じゃないわねと言った。
「あつそうそう各国一人?なわけ?代表」
「代表?すごいこと言うね」
俺はジーニャの無知に笑うしか無かった。
「一人なら俺は出れないよ‥ムッシュヴィンセントがいるからね」
胸が熱くなった。
「彼は別格さ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます