第4話 安全基地
子供の発達上、母親の愛情は格別である。
特に一歳半までの無償の愛は、人格形成において重要となる。
一歳半まではとにかく母親から離れない。
誰かに抱っこされても目で母親を確認しており、近くにいる事が大切なのである。
一歳半を過ぎると
少しずつづつ母親から離れて遊ぶようになる。公園でもベンチに座っている母親から離れて友達と砂場で遊んだりする。
だんだん距離もとれるようになる。
しかし、ふと不安になったり、嫌な事があると母親のところへ走ってくる。
その時の母親のぬくもりや優しいことばは子供にとっての魔法である。
何かが起こっても、お母さんがいる。
だから、大丈夫なんだと子供は安心して
外界との世界へどんどんと行動を広げて行く。
子供の探究心の高まりである。
これを安全基地と言う。
一方で、母親が不安定であったり、子育てに興味がもてない、その存在が無い場合には
子供は安全基地を持つことがないままに育っていく。
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