第2話 夜と霧のはなし

ユダヤ人のフランクルは精神分析学の権威者である。


彼はアウシュビッツの中でも同胞の精神分析を行い、戦争が終わり自由になったら

論文にしようと必死で生き抜こうと決めた。


真っ先に死んでいく者は明日に希望を持てない者だった。

どんな過酷な状況下でも楽しみを見つけている者、自由になったらと空想する者、どんな場所でも役割を見つける者、支え合う人を持つ者は簡単には死ななかったと言う。


フランクルはこの悲惨な状況下を俯瞰して観察する、それを見つからないように記録して残す事で生きる目的を持ち続けた。


戦後、彼は夜と霧を出版し、世界中で今も

医療関係者の心理学の課題図書になっている。


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