応援コメント

10話 “Continue”」への応援コメント

  • 彼女らしい?てことは……

  • ラブコメの予感…?
    と言うには少し世界は殺伐としているが。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    この2人の関係は、作中にて明言した内容が全て。
    勇者が主人公に恋慕を抱く、恋愛関係に発展する……その可能性は、限りなくゼロに近いです。ゼロと断言しても良いでしょう。

    ……ただし、作品内のキャラの関係性は読者様の妄想に委ねるべき、というのが私の信条の1つ。
    故に、この2人のCP・ラブコメを妄想する分には何の問題もありません(笑)

    今後とも当作品をお楽しみいただければ幸いです。


  • 編集済

    勇者の理論はおかしいと思う。そもそも前提が間違っている。
    勇者の言う、「記憶が無ければ許されるのか」はそもそも罪を犯した事実が存在する事が前提で、これはつまり「事実は記憶より優先される」という事。
    この世界の事例の場合、魔王が罪を犯したという記憶だけが存在し、事実が存在しないので、「事実は記憶より優先される」という勇者の理屈に則るならば魔王を罪に問うことはできない。(どれだけの人に同じ記憶があろうと、それは過去の記憶ではない以上事実にはならない。そもそも同じ記憶ではないが。)
    例を挙げるならば、Aが「私はBに殺された」という記憶だけでBを起訴したとして、Bは有罪にはならない。
    また、仮に勇者の理屈が正しいとすれば、魔王以外の人も罪を犯したという他人の記憶だけで(つまり記憶という証拠だけで)裁かないといけない。

    ここで納得がいかないのがエイジが勇者の理屈を受け入れた事。勇者の理屈は上記の通り矛盾しているが、ここでエイジは魔王と自分を同一視している。魔王と自分は別人だとしているエイジの思考と矛盾しているように思う。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    当小説の内容について真剣に考えてくれたのですね。凄く凄く嬉しいです。とても嬉しいお言葉です。

    >勇者の理論はおかしいと思う。そもそも前提が間違っている。
    その通りですね。間違いないです。

    そもそもが、「全ての生命に魔王が罪を犯したという記憶が存在する」という事が「事実」とほぼ同義であると結論付けられ、「世界法」が成立してしまっているからこそ通ってしまう滅茶苦茶な論理です。

    「記憶事変」という異常事態に際し「世界法」という道理を捻じ曲げた「法」が成立したために、「エイジは有罪」になってしまうのです。

    たとえ、どれだけ間違っていようとも、それを是とする「法」が成立してしまった。わざわざ強く否定しようと思う者が(記憶のせいで)いなかった。それが全ての異常性の元凶でしょう。

    これにより、少なくないヒトが私怨によってエイジを殺害しようとする……という狂った状況が実現しました。
    勇者はその事を理解した上で、自分がエイジと共に死ぬ(or消える)ことで狂乱を終わらせようとしているのです。

    後々、もう少し詳しく描写できればと考えております。

    長文、失礼いたしました。

    今後とも当作品をお楽しみいただければ幸いです。


    ー追記2022/07/07/1:10ー


    後で追加してくれたのですね。回答が遅くなってしまい、申し訳ありません。

    >ここで納得がいかないのがエイジが勇者の理屈を受け入れた事。勇者の理屈は上記の通り矛盾しているが、ここでエイジは魔王と自分を同一視している。魔王と自分は別人だとしているエイジの思考と矛盾しているように思う。
    たとえば、の話です。
    ここでエイジが「俺と魔王は別人だ!」と強く主張した所で何が変わるわけでも無いのです。
    というのも。

    ①勇者は既に自分の中で答えを出してしまっている。
    →「世界法」自体が間違っている=その法に立脚して導き出された自身の答えも間違っている……という事は勇者自身が自覚しています。それでも、「前回における魔王の所業」と「記憶事変(=過去改編)」をこれ以上繰り返させてはならないと考えているのが勇者です。
    過去改編があれば、本来なら生まれたはずの命さえ生まれなくなりますからね。そういった悲劇を無くすことが勇者の芯なのです。

    ②上記①をエイジは会話を通して理解している。
    エイジは「勇者の考え」を概ね推理し、「現時点では説得は不可能である」との結論に至りました。
    「過去改編を行っているのは「エイジ・ククローク」ではない」という証拠を有していれば話は別ですが、現状は何も持っていません。
    →故に。(ただの主観ではなく、明確な証拠を伴って)己が魔王エイジとは別人であり、絶対に「魔王」に成らず、再びの「記憶事変」を起こさない……事を、エイジは証明不可能であり、勇者の考えを覆すことは出来ないのです。

    ②は、一般の人々にも同じことが言えます。人々は「感情によって」エイジを魔王と完全同一視しており、その大多数の凝り固まった考えを覆すには、エイジが持っている手札はゼロに等しいです。

    上記の内容により。この時点で「自分が「魔王」と別人である」と主張する意味が皆無。むしろ、無駄な議論に時間を費やし、勇者を捜索する者達がやって来てしまいます。

    これらを踏まえた上で。
    エイジは、「“相手の見解”を一時的に受け入れた」わけです。そして、「無駄な議論に時間を費やすよりも、その時間の分だけ会話して情報を集めるべき」と判断したのですね。

    即ち。長々と書きましたが、
    この時点では【「矛盾」を承知した上で、相手の言い分を受け入れ、情報を集める事に注力する】……という「エイジなりの最適解」を選んだのです。

    上記内容が疑問への回答になっていれば幸いです。

    記述が圧倒的に欠けていたために、誤解を招いてしまったかもしれません。大変申し訳ないです。深く反省いたします。
    今後はもっと分かりやすく書けるよう、更に精進してまいります。

    また、「コメントの編集」は私の方へ通知が来ないらしい(?)ので、今後は次のエピソードへのコメントとして別個に記入していただけますと幸いです。

    長文失礼しました。

    編集済