第5話 失脚と就任と

 伯母さんの引っ越しも終わり落ち着いた頃、社長に動きがあると拓実から連絡が入った。そしてそのことを会長に伝えなければいけない為電話を入れた。すると会長から、今日入ったってことは、あいつのことだから動くのは明日だと言っていた。そして会長から臨時株主総会を開けるように準備をしておけとのことで指示を受けた。拓実には引き続き社長の動向を探ってもらったが、今日は社長室のパソコンで内容を確認しているようだった。秘書の野村さんも部屋に入れずにいるようで、近寄れないようにどうでもいいようなことを野村さんに頼んでいるようだ。何故それがわかるかと言うと、社長室のパソコンに拓実が細工したからだ。一度社長室のパソコンの不具合があった時に、拓実が直接行きパソコンを触った時に、遠隔で見れるようにしたらしい。


 今日は動きがないので、そのまま家に帰ったのだが、伯母さんに家に呼ばれたので行くことにした。

 伯母さんの家に到着すると、拓実も呼ばれたようで既にリビングに座っていた。そして今後の動きについて話し合いをしなさいと伯母に言われたので、社長の株譲渡に関して、どちらが引き継ぐのかだがと話をしたんだけれど、拓実がそれって譲渡された方が社長になるってことなんじゃないのかと言ってきたので、そうなるなと話をした。僕は拓実が社長になろうが別に構わないと思っているのでそれを平然と応えたのだが、僕がなると容赦なくお前もきるよと言われたので、怪訝な顔をすると計画の為にお前をきるってことだよと言われたので困惑した。それってどういうことだと言うと、社内が分裂するだろうがと言われたので、その時にはじめて社員のことを考えずにいることに気付かされた。それで、社長の株を僕が引き続き、僕の株をお前に譲渡するのはどうだと言うと、いらないと言われた。それでもう少し周りを見ろと拓実に叱られた。

「話し合いは終わったわね、実誠くんが引き継ぐのね、周りを混乱させる行為だけはやめなさい。社員の人達のことを胸におきなさい。」伯母さんにはそう言われたので、うんと頷いていた。その後は伯母さんの手料理をご馳走になり、家路についた。


 翌日、社長がいつも通り出勤していたが、どこか落ち着きがない様子だった。今日は会議だったので僕はいつも通り出席したりしていたのだが、その時も社長は上の空で、話を振ってもちゃんとした応えが返ってこなかった。お前に任せるただそればかりだったので、参加していた役職者も困惑していたが、それを突っ込むことは誰もしなかった。そして会議が終わると真っ先に部屋を出ていった。その様子を皆がおかしいと言っていて、僕に聞いてきたので、僕にもわからないが皆さんには申し訳ありませんと謝っておいた。そしてその足で社長室に行き、社長に何かあったんですかと聞いてみたが、勿論応えることはないが、何もないのあればいいですが会議には集中してくださいと注意申し上げておいた。


 仕事が終わると興信所から連絡があった。それを受けて僕は会長に連絡を入れた。すると、会長も出かけるとのことだったので、会社で待機することになった。拓実にもこちらから直接連絡を入れた。それは拓実から伯母の件で弁護士事務所に連絡する為だ。社長に間接的に更なるダメージを与える為で、不倫相手に慰謝料請求の内容証明を送るのだ。それが届く頃には社長も解雇されているかも知れない。まぁ、まだ始まったばかりなのでなんとも言えないが、今どういう状況なのか興信所から更なる連絡をまった。


 実誠から社長が動いたという連絡を受けて、弁護士事務所に連絡を入れた。するとこの時間なので、明日内容証明を送付しますとのことだったので、その旨をまた伯母に電話しておいた。社長の状況は気になるところだが、それは会長や専務が対応していることなので、僕は情報システム部で現在の新規システムの進捗具合を確認していた。今日は遅くまでいることになるだろう。


 再度興信所より連絡があり、社長がフーズ四宮の梨本さんと接触したことを告げた。そしてUSBデータを渡すところを確認できて証拠映像もおさめることが出来たようだ。そしてそのまま二人連れ立って、あるビルに入って行くのを確認できたとのことで、そのことを会長に電話を入れた。


 わしは今日友人の社長のところに来ていた。電話で事前に話をしていたことを実行する為だ。

「来たようですよ。」

「では、こちらへ。」そしてわしは衝立の向こうにあるソファーへ腰をおろした。するとしばらく待つと部屋の扉をノックする音が聞こえてきた。そして三人程が入室し、この会社の社長に面会した。

「社長、ご紹介します。こちらがSWEETS株式会社取締役社長の植野さんです。」

「どうも初めまして、植野です。」

「どうも、フーズ四宮の四宮です。今日は部下から紹介したい方がいるとは聞いていたのですが、あなたでしたか。それで何かご用件があるのですか?」

「社長、それは私から。」

「何だね、岸井常務。」

「実は植野さんが我が社に有益な情報をもたらしてくれまして、それがこちらになります。」そう言って何か書類の束を渡しているようだ。四宮さんはそれをパラパラと見つめて、それでと常務に言うと、この情報によって得られる利益が大きいことと、その情報を齎してくれた植野さんを我が社に迎え入れたいと言うことを告げていた。

「確かにこの情報が本物なら利益は大きいが、偽物なら損害が大きい。本物と言う証拠はあるのかね。」そういうと、自分が開発部のパソコンから情報を抜き出す時に撮った映像をわざわざ証拠として提出していた。なんて馬鹿な奴だと、わしは横で聞いていてあきれていた。

「だそうですよ。植野さん。」そしてわしは立ち上がり、彼らの前に顔を出した。

「やぁ皆さんお揃いで。」そう言って社長の横に腰掛けた。彼らは驚いた顔をしていた。それはそうだろう、我が社を裏切り損害を与えようとした会社のトップが目の前にいるのだからな。

「…どうしてここへ。」そう絞り出したような声で、息子である社長が言葉を発した。

「どうしてって、四宮さんに伝えないといけない情報があってな。それできたんだよ。こちらの会社の損害を与えない為にな。」

「ありがとうございます植野会長。お蔭様で助かりましたよ。もう少しで偽物を掴まされるとこでしたから。」すると彼らは顔を見合わせて偽物と驚いていた。

「植野さんどういうことですか?」

「いや確かに会社の情報ですよ。会長こそ何を。」

「本物は既に特許申請をしてるぞ、それとな、お前達のことは事前に掴んでたんだよ。ある人物から情報もたらされてな、お前の別れた妻だよ左京。買い物帰りのカフェでお前たちの暗躍を聞いたそうだ。残念だったな。それと、このことは会社に持ち帰りお前には社長解任と解雇が臨時株主総会により決議されるだろう。」

「…そんな。」

「お前たちもだよ。岸井常務に梨本部長。事前に植野会長から聞いていたので、武井専務に内々で調べさせていたからな。お前達も覚悟するんだな。」そして三人はその場で項垂れていた。その後臨時株主総会が開かれるまでの間、息子左京を自宅謹慎するように命じた。そして、わしは左京を引き取り自宅へ送り届けたあと、孫の実誠に連絡し片付いたことを告げると、臨時株主総会の案内を株主へ連絡完了したと報告があった。


 会長から連絡が来て、片付いたことを告げられたので、こちらからの報告事項を告げて電話を切った。拓実にも終わった旨伝えると了解と言い、念の為社長がIDで入れないように操作しておくとのことだったので、そこはお願いしておいた。取り敢えず今日は帰ることにして、明日から臨時株主総会の準備を急遽しなければいけない為、必要書類の準備を秘書の永島にお願いして、一足先に会社を後にした。


 実誠から連絡が来たあと、社長のIDで中に入れないように細工をした後、警備室に行き社長が来てもIDでは入れないようにしているので、こちらに来ても会長指示で入れないように言われていると伝えて入れないようにと伝えておいた。その後僕も会社を出たのだが、その時に永島に会った。中々同じ社内にいても会うことは少ないので、久々に食事に行くことになった。


 取り敢えずチェーン店の居酒屋に入り、ビールやつまみを頼んでから、まぁ一つ片付いたなぁと話をしていたら、社長これからどうするんだろうなぁと言っていたので、解雇になるし働くところもうないだろうなぁ、ただ持ち家だからそれ売ればどうにかなるんじゃないかと応えると、あれ元々会長のものだから取り上げるんじゃないのかと言っていたので、そこまではしないだろう、それより家に閉じ込めたままにするんじゃないかと思うよと話した。そんなことを話していると、注文したものが届いたので、色々摘みながら話を続けた。社長は不倫相手とも切れるだろうし、他探すんなら別だけど、あの年で金ないのに付き合う人いるかと思うけどなぁと話すと、そうかとそれ以上社長の話は続かなかった。あとは株主総会のことを話したりはしたが、まぁそれはその時になればわかるんじゃないかと余計なことは話さないようにした。何故か話をしてはいけない気がしたからだ。話を聞いていると、強引に何かを進めようとする気がして、収まりがつかなくなるような危うさをこの時に感じてしまったのだ。それからその後は、明日も仕事だしそろそろ帰るかと言って、店を出ることにした。


 家に帰るといつも通りシャワーを浴びて、軽くお茶漬けを食べ、少しの時間アレクサで音楽を聴きながらリラックスをして布団に入ったのだが、永島のことが気になってしまったので、明日伯母を通して実誠に伝えて貰うことにした。


 翌日の朝、出かける準備をした後、伯母さんに電話をした。そして、実誠に伯母さんから一言伝えてほしいと言って、昨日の話をした。このまま永島をそばにおくのではなく、少し実誠から離した方がいいと思うことを伝えた。すると伯母から実誠を呼んで注意をしてもらえるとのことだったので、僕は電話を切り家を出た。


 臨時株主総会が一週間後に開かれることになり、その準備に取り掛かっていた時、伯母さんから連絡があって大事な話があるから家に寄ってほしいと言われたので、今日仕事帰りに寄ることにした。仕事は永島がよく動いてくれているので、こちらは稟議書などに目を通すことができたりするのだが、永島を見てるともう少し周りを見ろと言われたのがよくわかる気がするので、近頃は僕が彼に注意することがよくある。その都度引くのだが、どうしたものだろうと悩んでいた。それで昼休憩に一度海外にいるあの人に相談することにした。


「…Hi,this is Kathy……」そしてあの人に相談すると、海外研修でこちらにこさせてはどうかと言われたので、それはいい機会かもしれないと思っていた。彼女は海外のある企業で、役員秘書をしているので全体を見る目に長けている。もしそちらに協力して頂けるのならそのように進めたいと思うと伝えると、会社に伝えてくれるとのこと。それで許可が貰えたようなので、それも進めていくことにした。

休憩が終わると早速会長にその旨を伝えて許可が出たので、臨時株主総会の時に発表することになった。永島への内示はこの三日後伝えることと指示された。


 仕事帰りに伯母のところに行くと、話したいことがあるんだけどとダイニングの椅子に促された。

「永島くんのことなんだけど、一旦実誠くんから離すことはできないかしら。伯母さん心配なのよ。」そういうので、僕も少し心配事があって、海外研修させることにしたことを伝えると、ホッとした表情をしていた。それから、伯父の不倫相手から慰謝料の件で弁護士事務所へ連絡があって、金曜日の夕方会うことになったらしい。その日は僕は付き添いは難しいので、拓実に頼んでみようかと言うと、私から連絡入れてみるわと言うので、伯母に任せることにした。その後久しぶりに伯母の手料理をご馳走になった。


 新規システムがもうすぐ稼働になる為、切り替え作業をする為に、情報システム部の皆さんと遅くまで作業を行っていた。それで総務部に許可を得て、会議室で宅配の弁当等を注文して、食事をとってもらうことにした。

「皆さんお疲れ様です。一旦手を止めて会議室に行きましょう。」僕がそういうと、皆さん目を見合わせて、今から会議ですか?と言われたので、休憩ですよ、晩御飯食べましょうと言って会議室へ促した。

「何がいいのか皆さんの好みがわからないので、適当に買っていますので、皆さん選んで下さい。遅くまでありがとうございます。」そして、皆んなで初めて食事をした。その後は少し休んだ後、再度続きの作業を行なった。一時間後にはテスト稼働をしてみたが、一部不具合が出た為、調整をすることになったが、八反さんと僕だけ残ることにして、他の人は帰ってもらった。そうした時、会長が部屋にくるように電話があった為、調整が終わり次第行きますと伝え、確認後に八反さんに戸締りを依頼し行くことにした。

「システムはどうだ。」

「先程までテスト稼働をスタートさせてました。稼働日までは、もう少し調整が必要になりますが、各部説明を明日より行っていくことの連絡は事前に入れてますので、四月から新しいシステムでスタートできます。」

「そうか、それでお前専務にならんか?」そう言われたので、辞退をした。それでは反発がでるでしょう、ただ全体的に見て、工場にいらっしゃる幸田部長が適任ではないかと思います。物腰も柔らかく、会社全部のこと把握されておられてます。

「お前は人をみる目を持ってるな。わかった。明日内示をだそう。」

「わかりました。」そして僕は会長室を後にした。


 会社を出る時に携帯を確認すると伯母さんから連絡があったのでかけると、今朝の件は実誠の方で対処済みとのことだったので、取り敢えず安心した。それと金曜日の夕方に弁護士事務所での話し合いに付き添えないかとのことだったので、調整するよと言って電話を切り家路についた。


 翌日もシステムの調整を行なっていた。すると再度会長室からの呼び出しがあったので、席を外すと言い向かった。部屋に到着すると、製造部の幸田部長がいて、会長から説得してくれと言われた。

「東浦部長が専務にならないのですか?」

「僕はこちらに勤務してまだ浅いので、私には難しいですよ。それで幸田部長なら全体をよく見ておられますし、僕もご指導頂ければと思っていたので、会長にお伝えしたんですよ。会長もそう思ったからこそ、幸田部長に打診したんだと思います。ですので是非引き受けて頂ければと思います。」

「そうでしたか、では私でよろしいのですね。そういうことなら、是非引き受けさせて頂きます。」幸田部長は僕に気を遣ったんだろう、ただ僕の気持ちを話せば引き受けてくれるだろうとは思っていたので、すんなり決まってよかったと安堵した。それからは自室に戻り作業を行っていた。


 あれから三日経ったので、部屋に野村さんと永島を呼び出した。そして永島に内示を伝えることにした。

「永島、四月にビザ取れ次第、半年間の海外研修の内示が出ている。行ってくれるか。」そういうと二人共驚いた顔をしていた。その間僕の秘書は野村さんにお願いすることも合わせて伝えると、永島は嫌がった。

「何故海外に行かなければならないんだ。」

「君の足りない物を補う為だよ。指導者は有能な方にお願いをしている。是非行って一皮むけてきてほしい。野村さんは永島から引き継ぎを行ってください。」

「かしこまりました。」そういうと、それぞれ持ち場に戻る為部屋を出て行った。


 僕が情報システム部の部屋を出て昼休憩に入る時に僕の携帯にH I 07 12とメールが入った。僕はそれを見て永島から呼び出しかとため息をつき、近くのカフェで待つと返信した。そして僕は先にカフェで待っていると、機嫌の悪い永島が僕のところにきた。

「何だよ。何かあったか?」

「海外研修だと。半年も。」

「行ってこいよ。」

「お前、何でだよ。」

「会社から行かせてくれるんだろ?だったら行っとけ。少し秘書から逸脱した部分垣間見えるしな。向こうの経営のやり方とか見てきたらいいんじゃないか、いい機会だし。」

「経営か…。」

「お前さぁ、自分に何が足りないのかわかってるか?それを向こうで補う為に行かせて貰うんだよ。腹立てるのは違うだろ。」そういうとしばらく考えて、わかったと返事していた。

「取り敢えずランチ頼もうぜ。」そうして二人で食事をし彼の気持ちも収まり、会社に戻った。


 今日は定時で帰らなければならないので、システムの調整をギリギリまで行っていた。システム部の皆さんには今日は定時で帰りましょうと伝えていたので、皆さん張り切って仕事を進めてくれた。チームワークが上手く回っていて、僕がいなくても進めてくれている。それであることについて長山さんを通して確認すると、許可が出たので、他の役職者の辞令を発表する際に、お願いすることにした。


 仕事が終了すると、急いで電車に乗り込んだ。弁護士事務所に行く為だ。伯母さんは先に入っていると連絡が入っていたので、最寄駅に到着すると事務所まで走って向かった。

 事務所に行くと、伯母いる応接室に通された。伯母の前には社長と不倫相手が座っていて、これから話し合いが始まるところだった。

「お前俺から慰謝料とっただろう。それで充分じゃないのか、彼女のお腹には俺の子がいるんだぞ。負担かけるなよ。」すると弁護士が奥さんの権利ですと、証拠を次々に出して行き、穏やかでいながらどんどん攻め込んでいくような感じだった。そしてお腹の子のことについてですが、このような写真があるのですがと継げると、彼女は真っ青になっていた。

「俺の子じゃないのか?どういうことだ?」

「顔みればわかるでしょ。その写真の男の人の子よね。まぁ詳しくはDNA鑑定すればわかるけれどね。」

そうすると、その女性は俯いて泣き出した。

「社長に無理矢理だったんです。」

「お前…。」

「下手な言い訳はしないようにしてくださいね。慰謝料跳ね上がりますよ。」

「そんな。」

「もう調べは全てついてるの、あきらめなさい。」そして社長は自分の子供ではないと分かると、怒って出て行ってしまった。彼女が一人になった為、事前に調べてあったご両親に事務所から連絡をすると、直ぐに来てくださり、ご両親はご丁寧に挨拶をされ、席に着かれた。これまでの流れを話すと、伯母さんへ頭を下げられ慰謝料もこちらの希望通りの額を支払ってもらえることになった。そして書類にサインを頂き話し合いは終了した。

帰り伯母を自宅まで送り、晩御飯をご馳走になってから自宅に戻って、実誠に伯母の件終了したと伝えておいた。


 今日十時より大会議室で臨時株主総会が開かれる。それと併せて新しい人事も発表されることになる。僕は専務の肩書きがまた変わるのだ。そして会長に次ぐ株主になる。九時半も回ると株主が続々と入ってきた。僕以外にも永島も株主の一人なので、僕の隣に座った。

 総会が始まると、まず社長の件の報告がなされ、緊急動議として社長解任及び懲戒解雇と株の譲渡について話し合われた。そして決議された。その後社長と専務については専務が社長へ昇格、製造部の幸田部長が専務に昇格の同意が求められて、臨時株主総会が終了した。


辞令 取締役社長   植野 左京 解任及び懲戒解雇

辞令 専務取締役   植野 実誠 取締役社長就任

辞令 製造部部長   幸田 洋平 専務取締役就任

辞令 製造部課長   浜辺 紀子 製造部部長就任

辞令 製造部     山野 康二 製造部課長就任

辞令 情報システム部 八反 幸人 

            情報システム部部長補佐就任

辞令 情報システム部 佐々木 博武 

            情報システム部課長就任

辞令 専務取締役秘書 永島 咲登 

           CY Company(USA)へ研修


 人事部より辞令が貼り出されると、それぞれの上司より辞令が手渡された。そして来週に社長と専務の就任式が行われることになった。



 

 

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