第17話
※黒い長髪の青年の視点※
「さっきの行動はどういうつもりだ?」
「あの聖魔と言う人の女神で世界を救えず泣いてる映像が頭に流れ・・」
「!?」
睨み付け俺は、冷静にテイジは答えて、俺は目元だけ動か驚いていた。
[これが・・あの方の言ったことか]
俺は他のメンバーが王国で動く中で、あの方に勅命で呼ばれて霧の中を歩いていると、あの方は黒いどこかの国の制服を着て待っていた。
「『完遂者』の君に他の使徒メンバーと違い、別の仕事を頼みたい?」
「アナタの懐刀の『総指揮官』を通さずに、直接、俺に依頼とは、数百年ほど生きたが珍しい事も有るものだ。」
目の前の人物が、俺に直接的な依頼をしたのは初めてだった事に、俺は興味を持った。
そう、いつもは別の者に依頼を出す時は必ず『総指揮官』に通してから他のメンバーに連絡するのだ。
「断ってもかまないよ。」
「悪いが、それは断る。」
「あなたからの依頼をやらなければ、俺が親友の懐刀や愉快犯やマッドサイエンティストやブラコンやヤンデレストーカーや溺愛した母親や信者達やあちらの婚約者に集中砲火で、面倒事が増えて五月蠅いからな。」
「ははははは」
穏やかな口調で目の前のは言うと、俺は困った顔でやれやれとポーズで軽く息を吐き、口元を押さえ楽しく笑い声が聞こえた。
「じゃあ、私は彼のように君の友人はなれないかな?」
「断る」
「あなたと恋人となりたい者は多いが、友人と言うのは俺達ナンバー持ちの使徒にはおこがましいく、正直に俺には荷が重い。」
「・・・そうか」
どこか期待してる様な仕草でこのお方は俺に聞いてあっさりと俺は答え、目の前のお方はどこか残念そうな口調だった。
「まったく」
軽く息を吐き、俺はチラと見て、
[この世のあなただけが創造神がこの世の命運の為に選ばれ、だからあなたはそんな悲しい顔をしてはいけない。]
顔を見えなくても雰囲気で俺はこの方がどんな顔をしてるか気づき、ここで俺は性に合わないが愉快犯の真似事ように、
「もしも、友人を頼む俺でなく、あのマッドサイエンティストあたりに頼んだ方が良いかもな?」
「何なら、この後に俺が直訴するが?」
慣れない顔で不器用にニヤリと俺は笑った。
「・・・いいや。」
「真面目に遠慮するよ。」
顎に手を当てて、直ぐにこのお方は首を振ってクスクスと笑い声が聞こえた。
それもその筈だ、マッドサイエンティストのあれは友人と言うよりも性的な意味でこの方にどんな手でも近づく口実に利用する可能性があるので、この方も目に見えていたからだ。
咳払いをしてこの方は、
「コホン、話を戻そうか?」
「そうだな。」
腕を組んで俺は頷いた。
「君に頼む内容は・・・」
内容を静かには聞いて、俺にはこの方といえども信じられい内容だった。
「その依頼は本当に必要な事なのか?」
「ああ、必要だよ。」
「彼だから、もしかしたら、君は驚くかもな。」
「?」
この方は素直に答え、正直に俺は疑っていたが、俺にはさっき自分の言った事を覆す事をしたくない為、この方の依頼の拒否権は無いので諦めるしか無かったが、この方の言う意味が分からなかった。
「・・・依頼は受ける」
「期待してる」
腑に落ちない様子で俺はこの方に背を向けて歩き出して、この方は俺が霧で見えなくなるまで見送った。
※黒い長髪の青年の視点終了※
※ ※ ※
霧の中で残る人物は、方向を変えて屋敷の中に入り、
「君にあの件をお願いしよう。」
その人物は白いウェディングドレスを着た人物がにっこりとした。
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