第8話

 サマエルの庭でテイジとレモンは庭に戻り、影から魔夜が現れテイジに後ろ抱きっいた。


「愛しき主様、拠点は確保できました、転移しますか?」

「お、お願いします」

「畏まりました」

「レモン行きますよ」


 嬉しいそうに魔夜は訊いてテイジは照れ臭そうにこたえ、優しくギュウっと後ろから抱きつき、レモンには魔夜はクール事務的な態度の代わりように頬をふくらまかせていた。


「魔夜お姉様の意地悪」

「何か言いましたか?」

「別に」


 小声でレモンは言い魔夜はがこっちを見たので、慌てて目線を反らして転移した。


 魔夜は転移をして洞窟にいた理由はサマエルが笑顔で、姉妹を助けに行った時にテイジは魔夜に怒られると思ってぎこちない顔になった。


「実は僕も行きたいだけど、気になることがあるので魔夜ダメかな?」


 クスと笑い片膝をつき魔夜はテイジと同じ目線になって微笑んだ。


「愛しき主様が行きたいの有ればこの私はどこでも一緒に行きましょう」

「でも拠点は必要になるかも?」

「わかりました私に心当たりがございます」


 と言われて先に魔夜は洞窟に転移したが、そこは洞窟とは思えない豪華な装飾品だらけなことになっていた。しかも天井にシャンデリアまであり、床も平らして絨毯がひかれてあった。

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