第4話

 レモンはウロウロとテイジの部屋の前で待ちぼうけしてた。

 理由は以前にテイジの部屋の花瓶を割って、魔夜に怒られ[貴女は絶対に愛しき主様の部屋に2度と入らないで下さい!]と言われた次第だ。


 子供は机の引き出しから銀色の腕輪を取り出した。


[念の為・・・]


 いつも着てる長袖のしたに腕輪を装着して部屋を出てパタパタでレモンが駆け寄って来た。


 王国では 、


  王国ではシンバリンドは自分の王国軍の兵の副官の参謀と言われる白銀の鎧を来た40~50代の白髪混じり細目の男と話をしていた。


「お前に言われた通りシンバルの噂はあちらこちらでもちきりだ、だが本当にこの噂が必要だったのか?」

「殿下、勿論でございます」


 銀色の鎧の着た不満げにシンバリンドは疑って聞いて、副官は語り始めた。


「我々が軍を率いては、町の者も警戒します。もしかしたら親しい町の者がその娘を逃がす事も考えられます」

「なるほど、では町の奴らを捕縛すれば早かろ!」


  理解したうえでシンバリンドは副官に述べた。


「我々は国王様より先の軍司国家より戦争が予定よりも早まり、かなり危機的な状況です。現在第1王子がおよそ4万の兵を率い砦にこもってます。これは現在王国の兵士9割です。ここは残り1割の兵士はこの城の警護です」

「噂は我々の味方にすれば、必ず大丈夫です」

「そうか、期待しているぞ」

「お任せを」


 シンバリンドは大笑いして、お辞儀をして副官はニヤリと笑った。

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