第64話 入浴剤
オピス、ルプ、ツバサ、ロン、テースタ、ブロブはそれぞれが担当するエリーゼ、フェルト、リヴァイス、エレオノーラを連れ、散らばっていった。
そして今この場にはリオン、イヴ、リノアの3人、オマケとしてリオンの頭にはウピルが引っ付いていた。
「じゃあそろそろやるかぁ。アイツ等も先ずは実力図るみてぇだから俺もそうすっかなぁ」
「はい!はいはいはい!はーい!はいはーい!」
「うるせぇなリノア……なんだよ」
「なんだよ、じゃないよ!何で私まで訓練しなくちゃいけないの!?」
「お前まだそんな事言ってんのかよ。お前は特に弱えんだからもっと必死になれよ。そんなんだから弱虫で泣き虫なお前はすぐ死にそうになるんだろうがよ」
「嫌!どうしてもやる気が出ないんだもん!あッ!!そうだ!!こうしよ!!私がリオンに一撃入れる毎に私にご褒美頂戴!!うん!我ながら良い考え!!はい採用ー!!」
「ハァ?なんで俺がそんな……………いや、そりゃ面白そうだな。それを言うんだったら逆にお前は俺に一撃も入れられなかったら、覚悟しておけよ?ゲーム要素を入れた訓練、つまり本気の遊びってやつを見せてやろう!クハハハハハハ!!」
「えっ?ホントに良いの?」
「あぁ、男に二言はねぇ」
「わーい!やったぁ!」
「喜ぶのは企みが成功してからにしろよ。俺としてはなんでお前がそこまで自信満々なのかが分かんねえよ」
リノアの思い付きの提案を了承したリオンは早速開始するかと合図を発しようと口を開き掛けるとそれに待ったをかける様にイヴが勢い良く手を挙げた。
再び邪魔されたリオンは大体イヴが何を言うか予想できたが、それと感情は別だと言わんばかりに不愉快さを隠さずに彼女の言葉を待った。
「ズルい!!じゃあ私もリオンに一撃入れる度にご褒美ね!」
「………あぁいいぞ。じゃあ準備はいいな?お前は降りてろ、邪魔だ。んあ?」
「どうしたの?」
「ん?あぁ、なんかサボりそうな奴等に喝入れて死んでなければ何やってもいいって言ってやっただけだ。さあて……気張れよお前等、開始だ」
予想通りだったのと問答が面倒臭くなったリオンはリノアに便乗したイヴの言葉に素直に了承するとウピルを頭から降ろす。
その間に問題児ルプとブロブに念話を送ると返答を待たずにさっさと模擬戦を開始した。
合図と同時にリオンは後退したので現在互いの距離は5m程離れている。
イヴは慣れているのか既に黒剣を構え自身に身体強化を施していた。
それに対してリノアは未だヘラヘラしていた。
一応弓は構えリオンの挙動を逃さない様に観察はしているが集中し切れていないのは誰の目から見ても明らかだった。
そんな彼女に対して注意を促すのは共闘する事になったイヴだ。
しかしそんなイヴの声がリノアに届く前に突然吹き荒れた突風と衝撃音に無意識にイヴの身体が硬直する。
「集中力が足りねえ。アイツはダチョウ並の脳みそしか持ってねえのかよ。さて、お前はどうだ?」
硬直したイヴの耳元で突如聞こえた愛おしい声に彼女は強引に緊急回避を取る。
回避は成功した筈なのに空気を切り裂く衝撃波がイヴを吹き飛ばす。
しかしそこは今までの努力故かダメージは残りながらも体勢を整えると難なく着地した。
イヴは先程まで自分が居た所を見ると案の定リオンが両手を獣人の獣化の様に変化させ右手を振り抜いた状態でイヴを見ていた。
リオンはクツクツと笑うと安堵した口調でイヴに話し掛ける。
「あぁ良かった。これくらいで終わっちまうくらいの奴なら鍛える必要はねえからなぁ。あのバカは危機感から叩き込むとしてイヴ、お前はもう少し力を出しても死なねえよ、なぁ?」
言い終わると同時にイヴに迫り腕を振り下ろすリオンに受けると耐えられないと瞬時に判断したのか再びギリギリで回避を選択するイヴ。
しかし先程の焼き増しの様な流れで衝撃波によるダメージを蓄積させながらクルクル回ると危なげなく着地する。
たが今度はイヴが着地した場所にリオンは既に次の攻撃段階に入っており、腕を振り下ろしていた。
完璧に避け切れないと判断したイヴは自らの黒剣でリオンの剛腕を受けた。
金属音同士の甲高い音と地面が爆ぜた音が重なり合い、舞い上がった土埃が周囲を茶色に染める。
「もう終わりか?つまらねぇ……おっ?」
「油断大敵だよリオン!!」
「クハハハハ!油断なんてしてねえよバカが!」
「クッ!」
「武器じゃなく俺自身の腕で攻撃してんだぞ?お前が俺の攻撃を逸らしたくらい感触で分かるだろうがよ!お前こそ油断するんじゃねえよ、そんなんじゃ俺に一撃入れるなんて夢のまた夢だ!」
「……そ、そうかなぁ?リオンは強過ぎるから弱者の気持ちは分からないんじゃない?」
「ん?どういう意味だ?」
「そ、そのままの、意味だよ」
「ふむ……。ッ!?」
「油断大敵だよ〜リオン〜!ふふふ、やったぁ!!どうだ見たか!!私だってずっとやられてる訳じゃないんだぞ〜。作戦通りだったねイヴ」
「そうですね。ありがとうございます」
最初にリオンに吹っ飛ばされたリノアが隙を伺いイヴが囮になる事で見事油断していた後頭部目掛けて魔法付与が施された矢が迫る。
直撃音とその時の衝撃が土埃を上げリオンの姿が見えなくなった。
その様子にリノアがイヴの横に移動して晴れるのを待つ。
手応えも感じていたリノアは呑気に土埃が晴れるのを待っていた。
暫くすると突如風魔法によって土埃が吹き飛ぶ。
中からは弓矢を握りながら楽しそうに笑うリオンが出てきた。
「クハハハ、まさか俺に吹っ飛ばされたのが演技だったとは思わなかった。普段からお前は抜けてるからなぁ、全く疑わなかったわ。狙いは良いし盲点である後頭部を撃つのも良かった。ただやはりリノア、お前はマヌケだからな。最後のツメが甘いんだよ。まあ弓を射るのに目標物に集中しなくちゃいけねえのも分かるがこの距離だと意識を向け過ぎだ」
「えぇぇぇ!?絶対決まったと思ったのにぃ!!ぐぬぬ……バカにしやがってぇ、イヴ!もう一回やるよ!」
「リノアさん……多分同じ手はもう通じないよ?」
「そんなの分かってるよ!!今度は別の手でリオンをギャフンと言わせてやるんだから!」
「クハハハハハ、面白え!!さっさとかかってこい!!」
リオンの言葉を合図に再び前衛をイヴ、後衛をリノアとして模擬戦が始まった。
そして数時間後、地面にうつ伏せになりピクリとも動かないイヴとリノアが出来上がった。
そんな2人を見下ろしていたリオンだったが周囲から複数の気配が近付いてくるのを感じると2人から視線を外した。
その流れで空を見上げ、既に黄昏時であったので夕餉の支度をする事にした。
誰かに投げる事を考えたリオンだったが戻ってきた者はリオン一派以外は全員気絶していて役に立ちそうもなかったので渋々対応した。
全員が目を覚ましたのは夜の帳が下り、リオン特製の山の恵み鍋が完成して香気が周囲に広がった時だった。
色々と話す事はあるだろうが今は目の前の食事の方が大事という事で皆無言で咀嚼する。
余程空腹だったのかリオンが用意した山の恵み鍋は一瞬で空になった。
「さてさて、少し落ち着いた所でお前等の評価でも聞くか。ツバサはどうだった?」
食休みに入った事で早速リオンが先程まで行われていた模擬戦の評価を問い掛ける。
話を振られたツバサは頬に手を当てながら首を傾げる。
「どうせ貴方も見てたのでしょう?問い掛ける必要あるのかしら?………まあいいわ、そうねぇ。ひと言で言えば、雑魚ねぇ」
ツバサのバッサリ切り捨てた評価に彼女のチームだったエリーゼとフェルトが言い返そうとするが、それより先にオピス、ルプ、ロン、テースタ、ブロブが口を揃えて『雑魚』と声を上げる。
そんな辛辣な評価に普段であれば速攻で噛み付きそうなシュミットも悔しそうな顔で歯を食いしばりながら拳を握り耐えていた。
そんなひとりひとりの顔を見回したリオンがため息を吐く。
「ハァ〜、全員同じ意見かぁ。まあ雑魚なのは分かってたけどな。だがブロブのやり方は面白かったなぁ、お前はサボってたが手数が増えるのは色々応用が利きそうだ。だがやっぱ無意識に対人戦闘は躊躇しちまうのか、雑魚なのになぁ。一丁前に俺等を殺せると考えてんのかね。まあいいか、他に意見ある奴はいるか?」
「はい!!はいはいはーい!!」
「お前には聞いてねえよ、リノア」
「何でよ!!私の意見も聞いてよ!!」
「うるせえな。じゃあ言ってみろ」
「お風呂入りたい!!リオンつくって〜」
「俺も入りたい。オピス、ルプ行くぞ」
「やったっ!私も見たーい」
お風呂大好きリオンはリノアの案を即採用し、自分で振った話も面倒臭くなり善は急げと金銀幼女を連れ、森の奥に歩き出すとその後をリノアが追ってくる。
更に他のメンバーも興味があるのか後に続く。
ある程度進み周囲に獣の気配しか探知されないくらいの場所に辿り着くと徐にリオンは闇魔法で周りの邪魔な木を飲み込んでいく。
見慣れない者達が唖然とする中作業は進み、数秒程で直径20m程の広場が出来上がった。
次にリオンはオピスとルプに2つの囲いを土魔法で作らせるとそこに魔法で作った湯を注いでいく。
作業としては10分も掛からずに男湯と女湯が出来上がった。
紳士なリオンは覗き見防止と襲撃対策として周囲を闇魔法で覆った。
完成度に満足したリオンは野次馬の方に振り返ると、早く入れと促した。
未だに呆然と阿呆面を晒す者も居たがそんなもの関係無しとばかりにリオンが我先にと入ろうとした。
しかしそんなリオンの手が誰かに掴まれたので振り返るとイヴが不満顔でこちらに抗議の視線を送ってきた。
「なんだよ」
「…………」
「何もねえんなら早く入っちまえよ」
「……も……入る……」
「ん?」
「私もリオンと入る!」
小声で聞こえず聞き返すリオンに今度は耳元で声を張るイヴ。
そんな大声を出した事で周囲にも丸聞こえとなりシュミットのみこの世の終わりの如き表情で膝を付いた。
真っ赤になっているイヴを眺めるリオンは呆れた顔でイヴを嗜める。
「俺は別にどっちでもいいがお前が男湯に来るって事か?」
「ヤダ!リオンが女湯に来て!」
「ハァ、バカな事言ってねえで早く入ってこいよ。明日も早えぞ」
その後暫く押し問答を言い合う2人だったが、さすがに我慢できなかったのかエリーゼとフェルトがイヴの両耳にコソコソと内緒話をする。
ピクリと反応したイヴはチラリと一瞬だけリノアを見ると渋々了承した。
内容が聞こえなかったリオンは首を傾げたが面倒臭い問答が終わった事を理解するとタオルなど必要な物をツバサに渡しさっさと男湯に入っていった。
「おい、お前はホント何者なんだ?」
リオンの後に続きテースタ、ロン、ブロブ、リヴァイス、シュミットが湯船に浸かっていると少しは落ち着いたのかシュミットがザバッと立ち上がりリオンに指を差す。
全員の視線がシュミットに向くといち早くブロブが反応した。
「ぷくく、全裸でそんなドヤ顔で言われてもねぇ〜」
「わ、笑うな!!」
「クハハハハ!ウケる。フルチン貴族くんの一発芸に免じて答えてやろう。俺は魔法学院の新入生で、ただの冒険者だ、クハハ!」
「クソッ!あくまでしらばっくれるのかよ!!」
「事実しか言ってねえが、まあ人間は自分に都合が良い様に解釈するからなぁ、好きにしろよ」
全く信じようとしないシュミットの言葉に適当に対応すると途端に興味を失ったリオンは自らが張った湯に物足りない何かを思案しながらも、今はこの湯を堪能する為に目を瞑り明日以降のメニューに思考を巡らした。
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[稠人広衆]
リオン達がフルチン貴族を揶揄っていた時、女性陣も全員湯船に浸かっていた。
オピスとルプはバチャバチャと泳ぎ、ツバサはリンドブルムで調達したワインを優雅に傾け、エリーゼとフェルトはぷるぷる震えていたウピルに構っていた。
エレオノーラはひとり緊張しながらツバサの横で縮こまっていた。
そしてイヴとリノアはというと他のメンバーから少し離れた場所に隣り合って座っていた。
「さっきまであんなにリオンと入るって駄々捏ねてた子どもなイヴさんがあっさり諦めるんてどうしたの〜?」
「ふふっ、リオンとはこれからいつでも一緒に入る事ができますからね。事ある毎にぴーぴー泣き喚くリノアさんとは違うんですよ」
先程からお互いを下げる発言を繰り返す両者だったが次第にネタが尽きてくると話題はいつも通りの路線に帰結する。
「それでリノアさん、リオンとはどういった関係なんですか?」
「えぇ〜?気になるの〜?この綺麗な黒髪とこの綺麗な黒眼を見れば分かると思うんだけどなぁ。誰かに似てるよねえ」
イヴの問いにもリノアは挑発的に対応するが、その姿を見てイヴはため息を溢す。
「ハァ……何言ってるんですか、アナタのそれはリオンの幻術魔法で姿を騙してるだけじゃないですか。そもそもアナタ人族じゃないですし」
「うぐッ!ち、違うし〜わ、私は人族だし〜リ、リオンは、か、関係ないし〜」
「うわッ、さすがに分かり易すぎませんか?嘘はいいですから本当の事を教えて下さい、お願いします」
急にイヴから真剣な空気が流れ頭を下げた事でリノアは最初あわあわとしていたが、遂にはひとつため息を溢し気持ちを落ち着かせるとリオンとの出会いから共に居る目的までを簡単に話し始めた。
その間イヴは静かに耳を傾けていた。
「それで今はリオンが勝手に帝国との戦争を大袈裟にしちゃって、両者その準備をしてる所なんだよねぇ」
「そう、だったんですね……。という事は次帝国に行く時は戦争しに行くって事なんですね」
「そういう事になるねぇ。それでイヴはどうするの?」
「どうする、とは?」
「ん?そんなの決まってるでしょ、来るか来ないかって事だよ」
「もちろん行きますよ!もうリオンの側から離れたくありませんからね!」
「へぇ〜そうなんだ。なんか意外だなぁ」
「何がですか?」
「ん〜、リオンから話を聞く限りアナタは魔物は殺せるのに人は殺せないって聞いてるから付いて来ても役に立たなくない?もしかしなくても無殺でこの戦争が終わるとか思ってないよね?」
「……簡単に人の命を奪う人を私は嫌悪します。それが例え戦争であろうとも無駄な血は流させたくありませんし誰かを殺める事は間違いだと思っています。私はこれからも身近な人がそういった事をする際には止めます」
「……それがアナタの愛する人であっても?」
「もちろんです!私は何があろうとも死ぬまでリオンの側に居ますし、誰に何を言われてもその気持ちを変える気はありません!」
決意が宿る瞳がリノアを捉え、彼女が反論しようと口を開く前に無邪気な声が毒を孕みながら割り込む。
「キャハハハ、まだその考え変わらないんだねぇ。そんなんじゃいつまで経っても満腹にならないよ〜。自分の我を通す事で愛する人を失い、初対面の犯罪者を救う。面白い、面白いね〜、喜劇でもそんな滑稽な話は無いと思うなぁ、キャハハハ」
「キャハハハ、そうやってまたリオンをまっぷたつにするの〜?助けられた恩を仇で返す恥知らずで自己中心的な女〜。自由で素晴らしい〜誰にも縛られずに他者の思考を否定し自らの思考を押し付ける女〜。まあバカなリオンに邪魔される前にイヴちゃんは殺すから次は無理だろうけどね〜」
オピスとルプは面白そうにキャッキャと話しているが、その目はどちらも笑っておらずルプは言葉にも殺意が滲み出ていた。
そんな金銀幼女のセリフにエレオノーラだけピクリと少し反応する。
「オピスちゃんとルプちゃん、いくら言われても私の気持ちは変わらないよ。それに前回は私の意思じゃない、あの邪魔な神が私の身体を操ってただけだからね!」
「またその話〜?もうつまんないしそんなの信じる人はイヴちゃんを本当に知らない人かイヴちゃんのファンクラブの人くらいじゃないの〜?良いじゃな〜い、あの貴族男とイヴちゃん〜お似合いだよ〜今度お見合いセッティングしてあげるよ〜キャハハハ」
「ルプの言う通りそのネタはもういいよ〜。つまんないつまんな〜い、キャハハハ」
金銀幼女は言いたい事を言うと満足すると再びバチャバチャと泳ぎ始めた。
反論しようと口を開きかけたイヴが遠ざかる金銀幼女を見つめ悔しそうに下唇を噛む。
そんなイヴの両隣にそっとエリーゼとフェルトが寄り添い、その様子にリノアは冷めた視線を送った。
(こんな子がリオンの家族……?リオンは何でこんな子を家族として受け入れたのかしら?大体の経緯は聞いてるけど、よく分からないなぁ。イヴと私の違い……ハッ!?そ、そういう事なのッ!?まさかそんな!でもそうだとしたら……私にはどうする事も……)
リノアの心の声がまだ慣れていない念話の魔力線越しに全てエレオノーラに垂れ流しになっており、その内容を聞いたエレオノーラは我が友ながら能天気な事を考えているなとため息を吐く。
だが訂正するのも面倒臭かったのかそのまま放置し、彼女はいつの間にかツバサの酒のお酌係になっていたのでそのままその仕事を全うする事にした。
イヴはというとエリーゼとフェルトが空気を変える為にリオンの素晴らしさを教えてほしいと懇願した事で今は意気揚々と饒舌に語っていた。
リノアはそんなイヴの胸部と自らの胸部を見比べ、壁を隔てた所に居るであろうキマイラの性癖を残念に思い、しかしどうするかと再び思索に耽る事にしたのだった。
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