第8話 勉強会

ーーーー早朝、まだ日も昇りきらぬ薄霧に包まれた森の洞窟の前で朝餉の準備をする猫が1匹。

昨日、会議終了後洞窟に戻ろうとしたが朝餉の材料が無い事に気付き、近くの川に行き魚やら肉を調達していた。

朝食はシンプルに焼魚と焼肉にしようと思いながら火を起こしていく。

周囲に立ち込める香気に釣られて寝起きの魔人族っ子がノソノソと洞窟から出てきて、猫を目視すると目を見開き走ってくる。


(猫さん〜おはようございます!!今日こそ手伝います!!)

(えッ⁉︎何お前こわッッ⁉︎がっつき過ぎだろ、引くわ〜。それともう出来るから手伝いはいらん。そこの水瓶で顔でも洗って他の連中を起こしてこい)


 対応が不満だったのか頬を膨らませながら反論していたが無視を決め込んでいたらジト目を暫く向けてきた。

しかし対応する気が無い事を察して渋々歩いて行った。


(アイツは何を怒ってたんだ?)

((わかんな〜い))

(私にも分からないわ〜)


 元人間の猫達は人間の心の機微を感じるのが苦手らしく満場一致で理解不能と出て、首を傾げながらも直ぐに興味も失せたので考える事を止めた。

そんな些細なやり取りをしながら朝食が完成した。

丁度良いタイミングで魔人族っ子を先頭に他の連中も出て来た。


(おはようございます。すみません、朝食の準備までして頂いて更に寝坊するなんて……)


 4人が挨拶してきて更に男エルフが恐縮するように寝坊した事について悔いていた。

他の連中も項垂れていた。

魔人族っ子だけは既に気にしてないのか俺の横に座り焼魚を凝視している。


(魔物の俺に気を遣わなくて良い。その生真面目さは他の連中にでも向けてやれ。それでなくとも昨日まで蓄積された疲労は1日じゃ抜けねえだろうから気にすんな。とりあえず諸々は朝食を食べてからだな)


 完全に納得した訳では無いが、昨日半日程度の付き合いで今何を言っても無駄だと気付いたのか料理を囲む様に座りちゃんと「いただきます!」と言うと、ガツガツと食べ始めた。

その間、魔人族っ子は何故かキラキラした目で俺を見ていた。こわっ

4人のその姿に満足し、魔人族っ子には訝しげに思いつつ自分用に取り分けた焼肉に視線を向けると既に空だった。


(……蛇尾ちゃん、食べるのは構わないけどケツに肉汁溢すなよ。というかもう溢れてるよね?)

(大丈夫だよ〜。ちゃんと最後に舐め取るからさぁ〜)

(そんな手間を取るくらいなら俺のケツの上で食わなきゃいいだろ?……まあ言っても無駄か)


 段々面倒臭くなり諦めた所に魔人族っ子がパタパタ洞窟内に走って行った。

暫くして戻ってくると手拭いを手に握っていた。


(猫さん、私が拭きますね。任せて下さい!)

(ん?あぁ……そうか?助かる、けど最後でいいぞ?今やってもどうせまた汚れるからな。それより早く朝食を片付けてくれ)

(はい!頑張ります!)


 元気良く返事をした魔人族っ子はハグハグと焼魚を片付けていく。

それ程時間も掛からず全員が朝食を済ませ、食休みがてら情報収集する事にした。


(お前等はこの後どうするつもりだ?疲労が少し癒えたとは言え、まだその身体だと長旅は無理だと思うが?)

(……確かに、そうですね)


男エルフは周りの面々を見渡し、俯きながら答える。


(ふむ。であれば、暫く俺が面倒を見てやるよ。と言っても食事しか出来ねえけどな。代わりと言っちゃなんだが、対価として情報が欲しい)

(い、いえ寝食やお風呂まで頂いている身ですので返し切れない程の恩を感じています。しかし、情報……ですか?)


 何を勘違いしたのか男エルフ達が警戒色を含んだ目線を向けてくるが猫が前脚をプラプラ振る。


(そう警戒すんなよ。この世界の一般常識と言語を教えて欲しいだけだ。お前等種族の機密情報なんて興味無い。さてどうする?あまり無駄な事に時間は使いたくないんで早く返答が欲しいもんだ)


警戒色が消え4人で話し込んでいる。

ゴシゴシ。ゴシゴシ。ゴシゴシ。ゴシゴシ。

背後ではせっせと俺のケツを拭く魔人族っ子が何故か蛇尾ちゃんに妨害されながら奮戦していた。

話し合いは直ぐ終わり4人一斉に頭を下げた。


(では暫くお世話になります。その間私達の言葉と一般常識を猫殿にお教えするという事でよろしいでしょうか?)

(あぁ、構わねえよ。とりあえず、今から洞窟の拡張でもするか。雑魚寝じゃプライバシーもクソもねえからな、全員分の個室を用意するから適当に部屋を選べ。魔人族っ子、もういいぞ。それ以上擦るとケツが禿げそうだ)


 少しヒリヒリするケツを一瞥すると、5人の返答を待たずに洞窟内にスタスタ歩いていくと後ろから付いてくる。

某竜のクエストの行進みたいだな。

拡張自体は5分も掛からず終わった。

魔法って本当に便利だな。

皆ポカンと阿呆面をしながら此方を見ていた。

いや、魔人族っ子だけは目をキラキラさせて見てるな。

本当に変わった奴だ。こわー

皆の意識が現実に帰還すると興奮した様子で可愛らしい猫さんを取り囲み念話では無く口頭で話し掛けてきた。


(いやいやいや、とりあえず落ち着けお前等。まだ念話じゃねえと会話出来ねえよ。何でそんな興奮してんだよ気持ちわりぃ、魔法マニアか?)

(ハッ⁉︎あ、い、いえ、失礼しました。こんな魔法は見た事が無かったもので興奮してしまいました。ちなみにこの……恐らく闇魔法だと思うのですが、第何階梯の魔法でしょうか?)


その後もブツブツなんか言ってるが、気持ち悪いのでスルー。


(あぁ、闇魔法なのは正解だが、第何階梯なのかは知らねえな。1つの階梯に1つの魔法がセットなのか?とりあえず最初にその魔法の分類から説明してくれ)

(そ、そうですね、どの属性でも共通なんですが第一階梯から上に上がるにつれて強力かつ複雑な魔法になっていきます。基本的には第一〜第三階梯までが初級、第四〜第六階梯が中級、第七と第八階梯が上級とされております。ここまでが個人に発動出来る限界と言われております。第九階梯と第十階梯は個人では不可能で儀式魔法に分類される極大魔法ですね。しかしながら、先程見せて頂いた猫殿の闇魔法はどの階梯にも該当しない魔法に見えました)


 ちなみ俺が使ったのは疑似ブラックホールで特定空間の物質を超圧縮する闇魔法だ。

物理法則を完全に無視している為、前世で言うブラックホールとは別物だな。

万有引力とか無視してるしな。

しかし……男エルフの説明は分かり易いが興奮して鼻息荒いので気持ち悪い。

話を戻し簡単に魔法階梯をまとめると。


第一階梯:魔力弾 複数可

第二階梯:魔力砲 威力強化、複数可

第三階梯:バリア 対属性耐性 単体限定

第四階梯:魔力槍 威力重視 複数可

第五階梯:広範囲バリア 範囲は術者次第

第六階梯:広範囲魔法 威力弱

第七階梯:魔力弾 殺傷力強化 複数不可

第八階梯:広範囲魔法 威力大 


 第九以降は詳細不明だが戦略級の極大魔法とのこと。

ちなみに階梯で分類されない無属性魔法なるものがあるらしく、有名なモノで「鑑定」や「身体強化」などがあるらしい。これは偽装工作が必要だな。


(魔法繋がりで言うと精霊魔法はエルフ特有なのか?魔人族っ子や獣人達は持ってないみたいだが?)


 この発言も予想外だったのか1人を除き唖然としている。

一々面倒臭い奴等だと思いながら前脚をぷらぷらさせながら先を促す。


(あ、あぁ、すみません。仰る通り私達エルフ族は森と共に生きる種族ですので精霊様との親和性は全種族の中で1番だと自負しております。しかし、契約出来るかどうかは本人の素質や技量が必要ですが、1番の要素は精霊様次第ですね。勿論、認められさえすればエルフ族以外でも契約は出来ます。精霊魔法は契約した精霊様の属性を扱う事が出来ます。また下級、中級、上級と精霊様の位階が上がるにつれ強力になり、更に属性別の王が存在し精霊様の頂点が精霊王様です)


この男エルフはどうやら魔法オタクの様だな。

イケメンエルフが鼻息荒く目を爛々とさせ此方を見てくる姿はとても気持ち悪い。

女エルフも知っていた様で申し訳なさそうに此方を見てペコペコしている。

申し訳無さそうにしてるけど君も興奮してた1人だからね?

しかし、有益な情報だったので多少のイカれた性癖は許容しよう。

心が広いなクールな猫お兄さん、と自分を褒めとこう。


(ふむ。魔法の事は良く分かった、感謝する。お前等の質問は最後にまとめて時間を作るとして、次は種族について教えてくれ)


この質問には男獣人が答えてくれた。

ざっくりまとめると。

この世界も知的生命体は人族が1番多いらしい、そして人族至上主義を教理に掲げる宗教が存在していて、それにより何ヵ国かでは他種族の排斥運動が盛んだと言う。

他種族は大まかに分類するとエルフ族、ドワーフ族、獣人族、魔人族、魚人族の計6種族が大部分を占めている。

他に稀少種族と呼ばれる絶滅危惧種族もいるらしいが今回は割愛。


(ほう、魔人族っ子も主要種族だったのか。さて次は人族の街の話でもしよう。昨日の冒険者達の存在から分かるが、冒険者組合などの話を聞こうか)


 途中から背中に乗ってウトウトしてた絶壁娘がギャーギャー喚いているが無視。

コイツ本当は年齢詐称してんじゃねえかな……。

全然話に参加しねえから知識も背も胸もねえのか。

可哀想な奴だな……。

今度からもう少し優しくしてやるか。

さてさて、雑念はここら辺でポイッと捨てて話に戻ろう。

冒険者組合に関してはどの種族でも門扉は開いているという。

と言うのも目の前の獣人コンビは元冒険者だった。

とあるクエストで騙され借金奴隷になったらしい。

何処の世も騙される方が馬鹿だと言われがちだがこの世界は特にそれが顕著で尚且つ人族以外には強い傾向にあるんだとか。

白か黒かなんて八百長三昧か。

ただ、そんな問題興味無いので先に進もう。

冒険者にも等級があり。


アイアン

ブロンズ

シルバー

ゴールド

ミスリル

アダマンタイト

オリハルコン


と上がっていくという。

シルバーまで行ければ中級。

ゴールドからアダマンタイトが上級。

オリハルコンは特級。

ちなみに近隣の街、[アルザス]の街を含むここ等辺は[ルークスルドルフ王国]と言うらしく2組のオリハルコン級冒険者を抱えている。


(そのオリハルコン級冒険者の強さはどれくらいなんだ?個人の強さがオリハルコンなのかチームとしてオリハルコンなのかで大分変わってくるぞ?)

(噂程度でしか聞いた事がありませんが、何処ぞの竜を討伐しただの伝説級の装備を身に付けているなどの情報しか知りませんね。どちらも4人パーティで個々の強さも不明ですね)


 男獣人から目線を外し周りの奴等を見ても皆同じくらいの認知度だ。


(まあそのうち街で聞けば何か分かるだろ。とりあえず聞きたい事はそれぐらいだから後は言語を教えて貰おうか)


 遂に自分の出番が来たと思ったのか背中に居た魔人族っ子が目の前に来てやる気を漲らせていた。


(全員揃ってるし先ずは共通語から教えて貰うか。あぁ、その前にお前等に質疑応答の時間を設けよう。何か聞きたい事はあるか?)


皆視線を交わし合い、案の定男エルフが手を挙げた。


(では私から、先程精霊魔法の有無を述べた時はやはり鑑定をお使いになったのですか?)

(ん?何当たり前の事を言ってんだ?さっき自分で無属性魔法に鑑定があると言ってたじゃねえか。そんな珍しい魔法なのか?)

(おぉ!!やはり!!!!私でも気配に全く気が付きませんでした。素晴らしい魔力制御ですね!!鑑定魔法は英雄譚に謳われる様な賢者様がお使いになる魔法ですね。勿論稀ではありますが鑑定魔法を使用出来る者もおりますが精度はあまり良くないらしいですね。なので通常は魔道具などを用いる場合が一般的ですので猫殿が鑑定魔法を行使した事に驚いてしまったのですよ)

(へぇ、なるほどな。ちなみに魔道具の鑑定の精度はどれくらいなんだ?)

(そうですねー。ランクによっても違いますが、最高級品であれば名前、種族、ジョブ、スキル数個といった所ですかね)

(そんなもんか、なら問題無いな。じゃあ次)


 まだまだ聞きたい事があるらしい男エルフを無視し次に手を挙げたのは女獣人。


(なら次は私から!!猫さんの種族ってマンティコアの亜種?尻尾が蛇とか獅子の顔の横に狼とか背中に悪魔みたいのとかよく分からないんだよね)

(確かに変だよな、最初は俺も思った。ちなみに俺はマンティコアの亜種じゃねえ、キマイラだ。見た事ねえか?)


 この発言が今日一番の静寂を呼び、魔人族っ子も凍り付いた様に固まっていた。

前脚でペチペチ叩いても反応しない。

死んだかと思ってると、皆念話も忘れて思い想いに叫んでいる。

あぁ、コイツ等のこの顔と騒ぎ様。

前世でもよく人間がキャパオーバーして感情振り切れると訳分からん事叫んでたな〜、と遠くを見つめていると今度は皆して念話を飛ばしてきたから混線状態。

俺は聖徳太子かよと辟易しながらニャーと一喝。


(全員同時に話すな!!どうせ同じ内容だろうから質問者が代表で話せ!!)

(あ、あぁ、すまない。それじゃあ私から……キマイラってのは英雄譚なんかの伝承で度々出てくる魔物の名前なんだけど、毎回その姿形が変わっているから正確な情報が判明してないんだよね)


 そりゃキマイラはキメラとも言われ多数の魔物の集合体って言われてるからそれが普通だと思うが、反論も疲れたから流すかな。


(なるほど、そうだったんだな。まあ俺がレア魔物ってのは理解した。ハハハハハハ、良かったなお前等、決定的瞬間に立ち会えて。なら質問は終わりだな。そういや忘れてたけど最後に1個、大罪系のスキルについて何か知ってるか?)


 まだ質問したかった奴等は怪訝な顔をしてたが大罪の話で顔を強張らせた。

やはり回答は物知り変態男エルフから出た。


(大罪系のスキルは人族にのみ発症する致死の病みたいなものです。どの大罪でも初期症状に多少の違いはあれど結末は同じで、理性を無くし破壊の限りを尽くし周囲に災厄を齎らします。また同じ大罪スキルを持つ同士引かれ合い、死ぬまで殺し合うと言われておりますね)


えぇ……バッチリ持ってるし理性保ってるしパワーアップどころかマイナス効果しか無いし俺もう人間じゃないし魔物だし、心は人間?でも、あれは……人間なのか?ん?あれ……?ん?今何か考えて……。

……まあいいか。

……とりあえず大罪同士引き合うってのは厄介だな。

災厄って言うくらいだから少しは警戒しておくか。


(良く分かった、助かった。さて、長々と話してたからそろそろ昼飯にでもするか。言語に関しては昼飯後だな。少し離れる、魔人族っ子、昼飯の用意は任せる)


 前脚に乗っていた魔人族っ子に後を託し近くにある川に移動する。

着いて早々水をがぶ飲みし始める蛇尾ちゃん。


(蛇尾ちゃん達聞いたよね?大罪系スキルは死にスキルっぽいけど捨てられないかな?)

(ぷはぁ〜。ん〜無理かなぁ、髭もじゃに聞けば何か分かるかなぁ〜?何でも知ってたしね〜)

(たしかに〜。髭もじゃなら何か知ってるかもね〜)


蛇尾ちゃんの言葉にウルフちゃんが同意する。


(なるほど、ちなみに髭爺は起きてるのか?)

((わかんな〜い))

(私の近くには居ないわね。まだ休眠状態だと思うけど、起こし方も分からないからお手上げね)

(これから複数の言語も覚えなくちゃいけねえから早々に髭爺には起きて欲しいもんだ。深層に潜れば何とかなるかな。近いうちに試してみるか)


 それにしてもスキルに関しては色々興味深い内容だったな……。

人族にしか発現しない大罪系スキルを持つ魔物の俺。

肉体は兎も角精神は魔物でないと仮定するとスキルやそれに準ずる力は精神、つまり魂に刻まれる訳か。

これに関しては鑑定に載ってる剣術などの内容で考察は出来たけどな。

スキルレベルに関しても俺が見ている内容がこの世界基準でもないだろうな。

魔法のレベルと階梯は特にイコールで結び付いて無いから俺が理解し易い風に自動変換が起きてると考えるべきか、はたまた何らかの干渉の結果なのか、ここら辺は特に問題も無いからどっちでもいいな。

 その後暫く、今後の活動内容を話し合いを行った所で遠くから魔人族っ子が満面の笑顔で近づいて来た。


(猫さん達ご飯出来ましたよ〜。さあさあ行きましょう!!)

(先程の話からすると俺は珍しい特別な魔物らしいぞ?そんな魔物の背中に躊躇なく登るのはお前くらいだな)

(わたしが特別な存在って事ですね!!)


 意味不明理論をぶちかましてきた魔人族っ子はとりあえず無視する。こんな元気になっちゃってまぁ。

無視された魔人族っ子は頬を膨らませながら背中の翼ちゃんとウルフちゃん、蛇尾ちゃんと念話し始めた。

チラリと魔人族っ子を一瞥する。

魔法を殆ど覚えて無いがずっと念話を使える事といい魔力量は結構あるのかもしれんな。

そんなどうでもいい事を考えながらスキル確認ついでに自分の能力を確認しながら拠点まで戻っていく。


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[名無し]種族名:レッサーキマイラ

[Lv.36]

[剣術Lv.7]

[短剣術Lv.8]

[槍術Lv.4]

[斧術Lv.4]

[棍術Lv.5]

[拳術Lv.7]

[弓術Lv.10]

[投擲Lv.9]

[威嚇Lv.5]

[威圧Lv.5]

[状態異常耐性Lv.8]

[気配察知Lv.7]

[精神分裂]

[念話]

[鑑定Lv.5]

[魔力操作Lv.6]

[魔力制御Lv.6]

[火魔法Lv.5]

[水魔法Lv.3]

[風魔法Lv.5]

[闇魔法Lv.6]

[光魔法Lv.2]

[身体強化Lv.8]

[怪力Lv.7]

[自己再生Lv.3]

[擬態]

部位獲得能力

[レッサーデーモン Lv.36]色欲

[アルビノヴァイパーLv.36]暴食

[アウルムウルフLv.32]嫉妬

[ーーーーー]

[ーーーーー]

[ーーーーー]

称号

[人類の天敵]

[殺戮者]

[強奪者]

[インセクトキラー]

[スライムキラー]


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