第7話 愛は止まらない
その年齢を見せないくらいの、キレのあるダンス。
人生の先輩として苦いことも甘いことも知ってる彼らが生み出す、包み込むような優しい歌声。
ふとした瞬間に見せてくれる、知らなかった彼らの顔。
どんな曲だって完璧に歌い上げるリーダのソロはうますぎて痺れる。
ムードメーカの長男がカメラに向かって笑っている。そのアイドルスマイルに癒される。
怪力な末っ子がいつも事務所の後輩くんのお尻を触る。それなのに照れちゃってるう末っ子がほんとに可愛い。
長年アイドルやってるだけあって、やっぱりトークも安定してるし、話のどこを切り取っても面白い。
そして時々思いもよらぬファンサをしてくる。カメラ目線からの投げキッスとか。
そしていつものように私は死ぬ…。
結局何があっても推しへの愛は変わらない。
きっとずっと好きなんだと思う。
それが、若くたって、違う国の人だって、ヒーローだってなんだって。
おじさんだって、ね。
「私の推しは世界一のおじさんアイドルだー!」
私の推しはおじさんですっ! 彩灯快 @Saiko_Yosi
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