第7話 スライムと教会と、レアアイテムと
そういえば教会で祈ってから町中のスライムに話しかけたらなんかレアアイテムくれるって話があったな。せっかくだし試してみるか
教会に行き、早速シスターさんに話しかけてみた
シスター「ここは教会です。戦闘不能の方を復活させる祈りを捧げさせていただきます。1回30Gになりますが祈らせていただいてもよろしいですか?」
アスティ「(戦闘不能の仲間はいないけど、ここは形式上…)はい!」
シスター「おお、傷つき倒れたものよ…その魂を深き眠りより目覚めさせたまえ…神のご加護がありますように」
神々しい光が天から降り注ぐ。本来ならここで戦闘不能の味方が復活するのだろう
シスター「神のご加護がありますように」
神のご加護、か……。で、次はスライムに話しかければ良いんだな
スライムは相変わらずゾンビ…テン・バイヤーの近くにいた
アスティ「やっほー。教会でお祈りしてきたよ。なんかちょうだい」
スライム「貴重な復活の羽をタダであげるよ。なくなったらまたおいで。」
これは! 戦闘不能を回復できるアイテムか。え、これ凄くない!? 確かにレアアイテムだわ。実質30Gで手に入るとは……。チョロいわ
ん? もしかして『これ』がたくさんあれば楽勝なのでは? 私に悪い考えが浮かんだ
アスティ「あー、ダメ元で聞くんだけどさー。もう一つこれ、くれたりしないかなぁ?エヘヘ……」
スライム「欲張り!」
一蹴されてしまった。流石にそりゃそうか。サーセン
気を取り直して適当に今買える武器を買った。私のメイン武器はどうやら剣のようだ。この世界に着いた時にはすでに持っていた。杖も一応は装備できるようだ。フォクシーちゃんは基本的に杖系しか装備できないが、安価なナイフも装備できるらしい
そういえば私にも『とくぎ』って使えるんだろうか。フォクシーちゃんはHPを回復する回復魔法『ヒール』が使えるようだが、今の私には使えない
フォクシー「ビジターの方はタブーの効果が及んでいないため、攻撃魔法を習得していれば使えるはずです。ただし、戦闘中でないと使用できません」
アスティ「つまり実際にモンスターと戦ってる時じゃないと、私が攻撃魔法を使えるかどうかはわからないのか。命懸けのぶっつけ本番になるわけね」
フォクシー「ユーシャさんのアドバイスを思い出して、無理せず堅実にいきましょう!」
アスティ「うん、頑張ろう、フォクシーちゃん!」
こうして、本格的に私達の物語が始まった……!
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