第3話

「いや〜泊めてくれてありがとうね」

「いえ、これからは客間を開けるので今後もこの別荘を拠点として使って下さい」


「え?本当に拠点にしていいの?」


何か、こう…

お世辞的な物だと思ってた…


「もちろんです!これからも貴方の事を応援させてもらいますから!」

「そうか…まぁ、ありがとうな俺はもうダンジョンに行かなきゃだから、じゃあな」


「はい!いってらっしゃ~い!」


ーーー


剣を持ち、ダンジョンでゴブリンとスライムを倒す

…意外と退屈だな


そうだ!

スライムを斬って見よう!


今まではライターで燃やして倒してたからな

これを剣で斬って倒そう


…無理だわ、なんかこう、ヌメッと剣を流される

これ、斬れるようになりてぇなぁ…


…低層に行くのはともかくスライムを斬る為に修行するか!


例えば低層にもスライムを連れて行って斬る練習をしたりとか…


他には…やっぱりレベル上げかな?

剣系のスキルも欲しいけど…


やっぱりレベルこそ正義だよ!

さーて、準備も出来てるし、このダンジョンの最下層まで潜って行きますか!


このダンジョンは初心者ダンジョンって呼ばれる程簡単らしいし、二十層くらい何とかなるだろ!


ーーー


それでもやっぱり二十層は長いわ!

クッソ時間掛かった、強化された身体能力でも移動だけで数時間かかった


でも最下層には付いたからヨシ!

あとは…スライムを斬る練習をしてからここのボスを倒して帰還、完璧だな!


スライム斬りは…あと少しで、あと少しで形になりそうなんだよな…!


だから少しスライム斬りの練習してからボスには挑む、まぁ、そこからは消化試合だから良いか!


ーーー


う、うぉぉぉぉ!!!

スライム、斬れた、斬った!!!


あと少しの感じが続いて一時間は使っちゃったけど何とかなった!!!


スライム斬れちゃった!!!

俺、始めてスライムを斬った探索者なんでは??


これスキルになってないかな?

なってたらどんな効果のスキルかなぁ?


…よし、とりあえずステータスはボスを倒してからのお楽しみだな!


待ってろよボス、待ってろよステータス!


ーーー


ボスはゴブリンキング

レベル10あれば適切レベルの雑魚ボス


剣の質もあるだろうけど腕をスルッと切り落とせたりしたから相当適切レベル超えてるわ俺


…となるとレベル20位かな?

さーて、ボスも倒したし答え合わせと行くか!


ーーーーー

Lv23

HP320/320

MP100/100

スキル

剣術Lv7 断切たちきり

ーーーーー


おお!剣系のスキル!

は良いとして何で既にレベル7なのかとか、スライム斬りの名前カッコ良すぎとかあるけど…


やっぱ断切のスキル効果気になるよなぁ!?

見るしかねぇぜ!


ーーーーー

断切

切れぬものを斬った究極の剣の一つ

あらゆる斬撃への耐性、及び防御を無効化する

ーーーーー


斬撃への防御&耐性無効化…?

強えぇぇぇ!!!


最高過ぎるだろ!

帰ったら自慢しよっと!


あ、あと魔石とか換金しなきゃだな

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