第168話 楽しい夜の始まり




温泉を堪能? して部屋に戻ると料理が用意されていた。


料理は山の物を中心にして欲しいとリクエストしていた。


用意された料理は鍋のようだ。


1人に1つ鉄鍋が用意されていて具材はもう入っているようだった。


他には山菜や焼き魚や汁物などこれでもかとこの地域の御馳走が並べられている。


こんなご馳走を、湯上りの美人に囲まれて食べられるなんて最高だな。


しかし、浴衣姿も…凄いな…これ。


普通に下はつけているが、ブラにあたる物はつけていない。


よく考えて見れば寝巻でもあるのだから、そりゃ着けないよな。


確か前世では…記憶違いじゃなければ…うんつけていないな。


しかも胸元が開いているから、横から胸が見えてエロい。


また、足も偶に太腿が見えてエロい。


「セレスくん、さっきからチラチラ胸元とか太腿みているけど? こんなおばさんのを見ても…そんな面白くないでしょう」


「そうそう、セレス…まぁ私の場合は足には自信があるし、そこそこ若く見えるけど…流石に若い子には負けるわよ」


「そうよ、セレスさん、私も良いおばさんだから恥ずかしいわ」


「セレスちゃん、ほら胸とかお尻も張りが無くなってきているし…見て楽しい物じゃないでしょう?」


静子達は30歳前後…しかも皆が凄い美人ばかりだ。


俺からしたら、全員が全員タイプは違うが、ドストライクだ。


「いつも、同じ事言うけど…おばさんなんて思ったことは無いよ…皆、凄く綺麗だと思っているし…その小さい頃からずうと好きだったから…ゴメン」


「もう、セレスくんたら、見たければ堂々とみれば良いじゃない?」


「セレスとは夫婦なんだから、別に見たければみてもね…」


「そうね? セレスさん、私が着ているのはこの浴衣1枚だけだけど?この下が見たいのかな?」


「セレスちゃん、体型的にちょっと自信が無いんだけど…それでも見たい?」


『ええっ良いの』思わず口をついて出そうになる。


だが、俺は前世では良い大人だ。


「見たいけど、今は我慢するよ…その分『夜を楽しみ』にするから…それより鍋が煮えてきているから食べようか?」


「しかし、お客様達は仲が良いですね…焼けちゃいますわ」


「「「「あっ…」」」」


仲居さんが居たのを思い出したのか4人とも顔が赤くなった。


こういう所が…本当に可愛いんだよな。


◆◆◆


しかし、本当に器まで再現されているんだから…凄いな。


昔の転移者や転生者凄いな…箸にお茶碗まで本当に凄い。


それで気になるのは『この鍋』だ。


味噌まで再現されてグツグツ煮えている。


そして入っている肉。


豚にしては何だか脂身が多い気がする。


「これ、何でしょうか?」


「これは猪豚ですね」


すごいな…この世界にはオークが居るのに…猪豚(イノブタ)が居るのか、何処までしたんだよ…転移者に転生者。


「セレスくん、良いから食べよう、食べよう…美味いよこれ」


「このお酒も美味しいよ、セレス…変わった味だけど」


日本酒? なのか…


「セレスさん、うん! 料理もお酒も美味しいわ」


「うん、うん、全部いけるわ!セレスちゃん」


お酒が入り顔が赤く染まり肌がほんのり赤くなっていて、艶があって色っぽい。


こういう艶やかな雰囲気は幼馴染みたいな子供には絶対に無い。


「綺麗だし、大人っぽくて凄い…」


「うふふっ、セレスくんたら全くもう…本当に、だけどこのお酒凄いわね体が熱くなってきたわ…食事も大方終わったし…お膳は廊下に出して置けば良いかな?」


「全く、セレスはもう、私達は良い歳なのに…何時も何時も、そういう目で見るんだから…もう、年齢的にはもう需要が無い筈なのに…何時も欲しそうにみてくるんだから、女として自信が沸いてくるわよ」


「セレスさんは本当に…うふふふっ、女として凄く嬉しいわ」


「セレスちゃんをあんまり待たせたら可哀そうだし、もうご飯も食べ終わったし、はじめようか?」


浴衣をきた顔が少し赤くなった美人が四つん這いで迫ってくる。


「うん…」


「そう、それじゃ、セレスくん」


「そうね、セレス…」


「セレスさん」


「セレスちゃん」


にじり寄って来る彼女達は凄く綺麗だった。


おばさんなんてとんでもない…本当に美しく綺麗だ。


楽しい夜が始まった。








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