81話 そして彼等の旅は続く
エメルディア王国を襲った騒乱の日より三日が経った。
王国側は急いで神聖ゴルディクス帝国に使者を送り、この惨劇の責任を追及したのだが……
エメルディア王は玉座のひじ掛けをダンッと叩いた。
「おのれ帝国め! 我が国にルクスという名の騎士は存在しないとはどういう事だ!!」
その返答がこれである。
エメルディア王国を訪れた聖騎士ルクスを名乗る者は、帝国の名を騙る偽りの者であり、ゴルディクス帝国は一切無関係である。
という事だ。
ならば、謁見の際に渡された皇帝直々の署名が入った書状はどうなる?
答えは、確認した時に燃えてなくなっていた。元々、こういった帝国にとってマイナスな事態になった際、自動的に燃えてなくなる魔法でも仕組んであったに違いない。
なんという狡猾な国だ。
だが、だからと言って力に訴える訳にもいかない。
国力では大人と子供と言ってもいい程の力の差があるのだ。せいぜい、あちらの国では作れないような穀物等の輸出を制限するしか手は無いのだが、向こうに非があるという証拠が無いためにそれも難しい。
それでいて、漁夫の利として得られると思っていたドラゴンの死体までも、謎の巨大なドラゴンによって持ち去られてしまった。ドラゴン同士の問題なのか、これまた帝国が絡んでいるのかは不明だが、とにかくエメルディア王国にとって今回の事件はマイナスしかない。
せめてもの収穫は、帝国の聖騎士を単独で圧倒できる程の力を持つ者が、ハンターとは言え国内に居るという事だろうか。
その者に地位を与えてこの国に束縛してしまえば、なんとか王国も安泰だと言えよう。さすがに何故かその者を慕っているシャルロットを与える訳にもいかないが、正式な騎士として雇用してやるか、それでも駄目なら適当な貴族に迎え入れてやれば、向こうも歓喜するだろう。
「それで、そのハンターとやらはいつになったら会えるのだ? さすがに顔ぐらいは確認しておかねばなるまい」
エメルディア王はなんとか心を落ち着かせて、大臣に報告を促すのだが……
「そ、それが……そのハンターの行方は結局分からないとの事です」
大臣は汗を拭いながらなんとか報告する。
当然、罵声が飛んだ。
「な、なんだと!? ふざけた事をぬかすな!! 大体、騎士団が魔獣との戦いの場に居たハンターを城へ連れてきたのでは無かったのか!?」
そう、王は聖騎士や魔獣との戦闘の後、騎士団よりその場に居たハンターの集団を城へと案内したのだと聞いていたのだ。
であるからしててっきり、そのハンターは城内で手厚くもてなしているのだとばかり思っていた。
「それが、どうやら詳しく話を聞いた所、その者達の中に例のハンターは居なかったようなのです。城へ案内したハンターの一人の話によると、王族や貴族に関わるのが嫌なので、逃げたのだとか……」
「な……」
よもや、王族と関わる事が嫌だとぬかす者が居る等、王は信じられなかった。
一体何が嫌だと言うのか。地位も名誉も、欲しければやると言っているのに、それをいらないと言うのか。
「て、手配せよ!! どんな手を使ってもそのハンターを儂の目の前に連れてくるのだ!!」
「無理です! 聖騎士を倒した程の男ですよ!! それに、その男の戦いをじかに見た騎士や兵士達は、あの男と敵対行動を取るのは絶対に嫌だと言っています」
「い、いいから連れてくるのだ! せめてその者を手に入れなければ、ただ被害を被っただけで終わってしまうのだぞ!!」
「だから無理ですってば!!」
「連れてこい!!」
「無理です!!」
その後は、お互い立場を忘れての言い合いが続くのだった。
だが、こんな事態になったというのも、そもそもは国王が帝国の聖騎士の前で、カオスドラゴンを撃破した者を傍に置いていると大ボラを吹いた事がきっかけなのである。
あの発言がなければ、聖騎士ルクスはレイジに興味を抱く事もなく、わざわざ指名手配をしてレイジ本人の怒りを買う事もなかった。
はっきり言ってしまえば、全ての責任はエメルディア王にあった。
だが、その事実を指摘できる者はこの場に居なかったし、今後も王は知る事は無かったのだった。
◆◆◆
俺は、アルドラゴの艦長席に腰かけながら、ぼんやりとモニタに写し出される外の景色を眺めていた。
『ケイ、本当にこれで良かったのですか?』
そうやって、しばしの間黄昏ていた俺であるが、ややあってアルカが声を掛けて来た。
ちなみに今は人型モードだ。最近は二人とも特に用が無くとも変身している。むしろ、用があったら魔晶モードになる感じか。
俺は振り返らずに返答する。
「良いか悪いかで言ったら、良くは無いけど……まぁ仕方ないかな」
『仕方ない……ですか。でも、帰る為の手段が遠のいてしまいましたよ』
「んー……まぁ、あれが帰る為のベスト手段って訳でもないし」
『でも、前は潮時だとか言っていたじゃないですか』
「そうなんだけどさ……っていうか、今日は随分と絡むな。何なんだよ」
俺がようやく振り返ると、そこには何故かぷんすかという表現がしっくりくる顔をしたアルカが腕を組んだ姿で立っていた。
なんでまた俺達がこんな感じに揉めているか……というと、話は3日前まで遡る。
◇◇◇
俺達は王都から逃げ出した後、くったくたになりながらアルドラゴへと帰還したのだった。
ちなみに場所はいつもの岩山。
俺達はゲートの魔法で帰還した訳だが、アルドラゴも無事に帰る事が出来たようだ。
……あれ? そこで俺の頭にある疑問が浮かぶ。
「これって誰が操縦してんの? 自動操縦?」
以前はルークが操縦していなかったか? でも、そのルークもここにいるって事は自動操縦なんじゃないかと思うのだが。
『いえ、それが……スミスに頼みました』
「な、なにぃ!? あのおやっさんがそんな仕事を引き受けたのか!?」
『ええ、かなり渋っていましたが』
いきなり新規の名前が登場して戸惑っている方もいるだろう。
スミスとは何者ぞ!?
答えは、アルドラゴに搭載されているサポートAIの一つなのである。
ちょっと待て。
AIは三姉弟で終わりじゃなかったのか? という疑問はもっともです。
実は、艦全体を管理するAIがアルカ、フェイ、ルークの三人なのであって、他にも様々なサポートを担当するAIは存在したりしているのだ。
最も、その他のAIに与えられている権限の範囲は狭く、アルカ達のようにデータだけで自由に動き回る事は出来ない。彼等には専用のボディが与えられており、それによって艦内のみ動き回る事が出来るのだ。また、エネルギーの節約もあってか、必要最低限の時しか動かさない事にしている。
そのAIの一つがスミス。
俺が名付けた。
彼が担当する艦内専門職は、メカニックである。
ついでに武器の製造とか改造も担当しているので、いわゆるガンスミスなのである。スミスって名前はそこから取った。
だが、俺はある意味敬意を込めて“おやっさん”と呼んでいる。分かる人には分かってくれ。
『さて、私が出来る事はここまでのようですね。では姉さん達、ゲイルさんをよろしくお願いします』
やがて、俺たちの後方を歩いていたフェイ嬢がそんな事を言い出した。
続いて、意識を失って以降ずっと背負っていたゲイルさんの身体を、アルカへと渡す。
『行くのですか、フェイ……』
『ええ、それが役割ですから』
僅かに顔を曇らせた後、フェイ嬢は俺達に背を向ける。その身体をすぐに銀狼のものへと変えると、超スピードでこの場から去っていった。
今はほとんど点となったフェイに向けて、アルカは呼びかける。
『短い間ですが、貴方と共に行動出来て私は嬉しかったです!! 絶対に私は貴方を取り戻しますから!!』
しばしの間、見えなくなった後もその背を見つめ続け、やがてアルカは決心したように前へ向いて歩きだした。
そしていざアルドラゴへ入ろうとした所、意外な人物が俺たちの前に現れる。
ファティマさんだった。
「あ! どうもお久しぶりです!!」
「うむ。……ちょっと話がしたいのじゃが」
久しぶりに顔を合わせるファティマさんが、神妙な顔つきで話しかけて来た。
俺は、ルークにゲイルさんを医務室に運ぶように指示し、アルカと共にファティマさんに向き直る。
「さて、少々込み入った話をしなくてはならん。お前達、今までの様子を見る限り、あのゲイルという小僧を保護する……という方針で違いないか?」
俺とアルカは思わず顔を見合わせた。
そう言えば、流れでそのまま連れてきてしまったが、結果的にそうなるのだろうか。
まぁ、ここまでガッツリと関わってしまった手前、放り出す訳にもいかないな。それに、フェイ嬢からも彼を頼むと言われたし。
俺は肯定の意味で頷く。すると、ファティマが軽い溜息と共に言葉を紡いだ。
「だとするならば、以前説明したお前達を竜王国で保護するという話は取り止めになる」
「え……どういう事ですか?」
「あの男は、竜王国では重罪人扱いになっているゲオルニクスの子。そんな重罪人の息子を国内に入れる訳にはいかん……との通達だ」
その言葉に俺はムッとした。
「なんだよ。親の罪を子供にも押し付ける気か?」
「ええい落ち着かんか。儂にもあの小僧に罪が無い事くらいは分かっておるわ。だが、そもそもの原因はゲオ爺があの小僧の命を蘇らせようとしたのが始まり。無関係だと主張する訳にもいかんのだ。だから、罪には問わないが、今後一切国内に立ち入る事を禁ずる……という結論に達した」
「そんな……」
「それに、小僧にとっても竜王国は足を踏み入れにくい場所であるだろう。竜王国がゲオ爺を追い出したりしなければ、死ぬ事も無かったのかもしれんのだ。恨んでいたとしても不思議はあるまい」
「それは……そうだけど」
「という事で、どうするのだ? あの小僧を同行させるのであれば、竜王国に迎え入れる話は無しという事になる。お前達は、自分達の足で樹の国まで向かわなくてはならんぞ」
あ……ううう。
「ちなみに、あの小僧の今後だが、なんなら儂が世話してやってもいい。世話になったゲオ爺の息子だからな。悪いようにはしないと約束しよう」
うおおおお……。
それを今決めろと言いますか。
今長かった戦いが終わってバテバテなんだから、ちょっと身体と頭を休ませてから考えたい。
これに関するベストな返答は、ゲイルさんの意見も聞かなくちゃいけないから、少し時間をくれ……だったと思う。
だが、俺の返答は……
「分かりました。竜王国で保護してもらうという話は、無かった事にしてください」
◇◇◇
なーんで、あんな返答しちまったかなぁ。
ゲイルさんとはあの日一日会っただけだってのに。そこまで肩入れする理由だって無い筈なのに。
まぁ疲れていた……で話を纏めるのは簡単だけど、本当にあの時の自分の心情が理解できない。
「それで、アルカさんはなんで怒ってらっしゃるのでしょうか」
『分からないですよ! 分からないから怒っているんです!!』
「……はぁ?」
また意味不明な事を。
確かに、あのまま竜王国に保護してもらえば、色々と危険な目からは逃れられたんだと思う。
なんて言ったってドラゴンの国だもんね。俺も、一回行ってみたかった。
でも、なんでまたアルカが怒っているのだか。結果的に、俺が危険な目に遭う可能性が高い方を選んだから怒っているのか? 人工知能とは言え、女の子の心はよく分からん。
「えーと……その……ゲイルさんの方はどうなりましたか?」
『なんでそんなにへりくだってるんですか』
「いえ、なんとなくです」
そーいや、我が家の姉に対しても、意味が分からず怒り狂っている時はこんな感じで丁寧に喋りかけていたな。
そこへ、元気印のルーク君が現れる。
『ゲイルにーちゃん、まだ目は覚めてないけど持ち直したよー!!』
「おおそうか!」
戦いの後、ぶっ倒れてからというもの、ずっとゲイルさんは生死の狭間を
倒れて以降、フェイ嬢の忠告もあってか医務室の機器を利用してきちんとした魔力の循環機能を作り上げた。これで峠は越えたのなら、少なくとも死ぬ事はない……筈である。
彼が目覚めたら、色々と話さなきゃいけないな。
聖騎士を仕留める機会を逃し事、更に身柄までも逃がしてしまった事、なんだかんだで身柄を引き取る事になってしまった事……。
今からそれを話すのかと思うと、憂鬱である。
しかし、ちょっと不思議に思う事もある。
「お前、随分と元気だな。何か落ち込んでたと思っていたけど」
いつも以上に元気なルークである。空元気という訳でもなく、本当に嬉しそうなのだ。尋ねると、ルークは満面の笑みで答えた。
『うん! だって、まだみんなで一緒に旅が出来るんでしょ? そう考えたら嬉しくて嬉しくて!!』
「あ……」
『あ……』
なんというか、色々とモヤモヤと胸に溜まっていたものがすっぽりと抜け落ちた……というか、探していた答えが見つかった感じだ。
『え? リーダーやお姉ちゃんは嬉しくないの?』
『いえ……確かに、そうですね。これは嬉しいという感情……でもあるのですかね』
アルカも、どこか腑に落ちたように大きく頷いた。
あぁ、そうだったのか。
俺は、なんだかんだ言って、コイツ等とまた旅がしたかったのだ。
竜王国に保護されたら、その旅が終わる事を意味している。もう自分たちの手に負える問題では無いと、一度諦めてしまったが、旅が終わる事を残念に思っていたのも確かなのだ。
まだ旅は続けられる。
結果として、家に帰る道は遠のいてしまったが、それでもまだ閉ざされた訳では無い。
竜王国が連れて行ってくれないのなら、自分達で行けばいいだけだ。
何より、俺にはアルドラゴやアルカ達が居るんだから、何も心配する事も心細い事も無い。
「よし笑おう!」
『『へ?』』
「あはは……あーっはっはっは……!!」
この三日間悩んでいた事が、何だか馬鹿らしくなってきて俺は思わず笑い声を上げていた。
アルカとルークの二人はきょとんとした顔でこちらを見ているが、今はとにかく笑いたい。思えば、この世界に来てここまで馬鹿笑いするなんて初めてでは無いだろうか。
ひとしきり笑った後、俺は二人を見据えて言った。
「よし! それじゃあ、これからの予定を発表します!!」
その言葉に、二人はさささっと整列して気をつけの姿勢となる。なんだろう、条件反射だろうか。
「ハンターを続けるかどうかは分からないけど、とりあえずこの国は脱出しよう。ここまで騒がせちまったら、今まで通りに生活なんて出来ないからな」
『となると……別の国ですか。エメルディア王国と隣接しているのは、ルーベリー王国となりますね。例のゴルディクス帝国も海を挟んでいますが近いです』
うげ。ゴルディクスってあの聖騎士とか、変態不死身騎士がいる国だよな。
しばらく……っていうか、もうアイツ等の顔なんか見たくないぞ。
「そいつは避けて行こう。となると、ルーベリー王国を通るルートになるんだが……」
だが、そのルートだと一つ問題がある。ルーベリー王国は、とんでもなく広い砂漠に覆われた国なのである。
砂漠……日本の北国地方の地方都市に住む俺にとって、砂漠なんてテレビでしか見た事ない。見てみたいという気持ちはあるが、どうしても砂漠=過酷という認識がある。観光ならともかく、興味本位で足を踏み入れていい場所では無いよな。
「アルドラゴの残りエネルギーだと、何処まで行ける?」
『残念ながら、ゴルディクス帝国を避けて遠回りするルートですと、砂漠を横断出来る程のエネルギーは無さそうですね』
やはりか。
嫌な予感的中。
『私達やゲイルさんの使用している魔晶エネルギーを使用できれば、なんとか横断できるのですが……』
とは言えゲイルさんの魔晶は外す訳にもいかん。
それに、エネルギー全てを使い切る事を念頭に計算するのはマズイよな。もし、砂漠を抜けた所で何か不測の事態が起きらないとも限らない。
となると……
「砂漠の途中で降りて、そこから魔獣退治して魔石集めという事になるな」
何せ、砂漠と言えばゲームでは大型魔獣の住処として有名だ。絶対にサンドワームとか居るだろ。……想像すると、会いたくないんだけどさ。だって、でかいミミズだよ? ゲームみたいに鋼殻に覆われているようなタイプだと良いな。あくまで希望だけども。
「よし、じゃあ次の目的地はルーベリー王国だな!!」
とりあえずの方針を決める。
前途多難。
だが、改めて気合も入った。俺は一人じゃない。これだけの仲間とアイテムの数々があるのだ。ある意味では恵まれていると言えるだろう。
道のりは果てしなく遠い。でも、始めた以上は進んで行かないと。
それに、こんな事は人生で一度きりしかあるまい。だったら、出来る限り楽しまないと損だ。
でも、まずはゲイルさんが目覚めたらちゃんと話さないとな。
◆◆◆
エメルディア第一王女……未来視の能力を持つシャルロットは、夢を視る。
それは、遠くない未来の話。
世界を闇に包む程の強大な災厄。
それに立ち向かう、鋼鉄の竜を駆る勇者達。
様々な魔道具を持ち、それを駆使して戦う真紅の鎧の剣士……
麗しき美貌を持ち、あらゆる魔法を巧みに操る青い衣の魔術師……
大地をも動かす豪腕を持ち、時には仲間の盾、時には敵を打ち砕く鎚となった鋼の巨人を操る少年…………
目に捉えられぬ程の弓捌きで敵を射貫く青年……
鉄の毛皮を持ち、目にも止まらぬスピードで駆け抜ける獣へと姿を変える少女……
他に数名確認できるが、そこは霞がかかったようによく視えない。
だが、これなら安心だ。
これから何が起きようとも、彼らが世界を守ってくれる。
そして、今は離れていてもまたきっと会える。
その時を心待ちにするとしよう。
――あとがき――
……まだ完結ではありません。続きます。
これで、長かった3章もようやく終わり。……まぁ本当はギルド方面の話もあって、それを挿入したらいつも以上に長くなったので、次章に回しました。
ここまでお付き合いいただいた読者の方々には、深く深く感謝いたします。途中放棄しないでここまで来れたのも、皆さまのおかげです。
次章の投稿ですが、これまでの毎日投降から少し休んで、7月24日よりの再開を予定しています。
それまで文章の手直しや、新キャラ勢のイラストなんかも描きたいと思っています。
次章からはいよいよ他国を舞台にした物語が展開します。
どうかこれからも、鋼鉄の竜アルドラゴをよろしくお願いします。
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