第166話 妖怪退治の専門家

朝。美夏は目を覚ますとすぐに家を出て階段を登り、朝練のため地上にある地蔵公園に向かった。


美夏はセイジの近所に住んでいる女の子だ。


美夏には、正義の味方になるという目標があった。


そのために地蔵公園で人知れず訓練をしていた。


ジャージ姿の美夏ちゃんが緩やかな坂道を登って地蔵公園に向かっていると、アスファルトと側溝のコンクリートのつなぎ目に小さな花が咲いているのを見つけた。


「あ。綺麗なお花。なんて名前の花なんだろう」


美夏がかがんで小さな花を見ていると、背後から女性に話しかけられた。


「こんにちは、美夏ちゃん。地蔵公園ってどこにあるのかな?」


その女性は背が高く凛々りりしい姿をしていて、黒髪のポニーテールが腰まで伸びていた。


その女性は巫女服を着ており、その上に胴部を守る金属製の鎧を装備していた。


そして彼女はただならぬ雰囲気をかもし出していた。


美夏はすぐに立ち上がった。


「っ!? 千羽ちわさん!? 妖怪退治で活躍中の千羽さん!!」


「そうよ。初めまして」


千羽と呼ばれた女性はニコリとほほ笑んだ。


「すみません。思わず名前をさけんでしまいました」


「気にしないで。美夏ちゃんみたいな若い子に知ってもらえてうれしいわ」


「千羽さんは私の憧れなのです。妖怪と戦う千羽さんの姿が素敵だなって。私、毎日鍛えているんです」


「そうなんだ。がんばってね」


「はいっ。あの、私も公園にいくので案内します!」


「あら、ありがとう。お願いするわ」


「あの、なんでネットで調べないのですか?」


「実はむかし一度だけ来たことがあってね。地蔵公園までの道のりを覚えていると思ってたんだけど無理だったわ。でも、懐かしい場所をいろいろ見られて楽しめたわ」


「そうなのですか」



二人は緩やかな坂道を一緒に登り始めた。


左側には白壁で囲まれた平地が遥か先まで見下ろせた。


二人はすぐに地蔵公園に到着した。


「あら。鳥居ができているわね」


「あっ。いつのまに。毎日来ているのに気づいていませんでした」


「地蔵ちゃんは元気にしているかしら」


「はいっ。地域のみんなで大切にしていますよっ」


「そう。何かを大切に思うことはとてもいいことよ」


「そうですね。お地蔵さーん」


美夏は走ってお地蔵さんの所に向かった。


千羽も鳥居をくぐった。


(空気が変化した。ここから領域ですか)


千羽はこの地域の霊的な変化を感じ、調査のため地蔵公園を訪れていた。


千羽も美夏の後を追ってお地蔵さんの所に向かった。


そこにセイジが姿を現した。


「あ。あの人は私の近所に住んでいるセイジくんです。むふふ。セイジく~ん」


美夏が大きく手を振りながらセイジに声を掛けた。


セイジは美夏に気付き手を振り返した。


「美夏ちゃん。私、地蔵ちゃんとお話があるから一人にしてくれるかな?」


「うん。セイジくんの所に行ってるね」


「ありがとう」


美夏はセイジの所に向かった。


お地蔵さんが千羽に話しかけた。


「いらっしゃい。千羽さん。久しぶりですね」


「おひさしぶりね。でも相変わらず見た目は何もかわらないのね。わたしが下の巨岩神社で修行していた時以来ね。久しぶりに来たけど、この公園、新鮮で斬新ざんしんな空気が素敵だわ」


「そうですか? 依然とあまり変わってないですけど」


「地蔵ちゃんも雰囲気変わったね」


「私ですか? 設定は変えていないですよ?」


「そういう事じゃないけど。まあいいわ。用があるのは地蔵ちゃんではなく中の存在よ」


「そうですか。千羽さんも見える人なんですね」


するとお地蔵さんの腹の辺りから地蔵霊さんが顔を出した。


(なんじゃ?)


「人の言葉を理解してるのですか。それはよかった。普通は会話が成立しないのですよ。霊体が孵化うかしたようなので様子をみにきました。あなたを監視対象にするかどうかを判断するためです」


(そうか。で、どうなのじゃ?)


「地蔵ちゃん。コレの器であるあなたもその対象です」


「そうなのです? 私は何もしませんよ」


(どうなのか聞いておるじゃろ。コレとはなんじゃ。失敬な)


「千羽さんはこの子のことを知っているのですね」


「ええ。霊力によって生まれたただの生命体ですよ。微生物みたいなものです」


(なんじゃと。本当に無礼な人間じゃな)


地蔵霊さんがお地蔵さんの頭の上に移動し、千羽を上から見下ろし抗議した。


「いまのところ何も問題ないようですね。ああ。いい忘れてましたが、コレは『神になれる可能性を持った』微生物です。今はまだその力を持っていませんが」


(その通りじゃ。じゃが微生物ではないぞ)


「まあ。地蔵霊さんってすごい方だったのですね」


(うむ)


話しが済んだのか千羽は美夏に声を掛けた。


「美夏ちゃーん。お待たせ。セイジ君も連れて来て」


美夏に連れられセイジもお地蔵さんと千羽さんの所にやってきた。


「セイジくん。この方は千羽さんだよ。妖怪退治の専門家さんなの。有名人なんだよ」


「へえ。そうなんですね。初めまして。セイジです」(冒険者みたいなものなのかな)


「初めまして、セイジ君。千羽よ」


千羽はセイジのまとう霊力に気付いた。


「あら。あなたもなのね」


「へ?」


そこに美夏の友達である彩音が地蔵公園にやってきた。


美夏はすぐに気が付いた。


「あ。あっちゃんだ。ちょっと行ってきますね。すみません」


「ええ。お構いなく」


美夏が彩音の元に走って行った。


「セイジ君は地蔵ちゃんに宿る霊体と何か関係が? 近い霊力を持ってるけど」


「まあ、そのようなものです。運悪く領域の誕生に居合わせてしまいまして、こうなってしまいました」


「へえ。そんなことがあるんだね。興味深い」


「千羽さんも地蔵霊さんが見えるんですね。流石専門家です」


セイジが地蔵さんの頭に座っている地蔵霊を指差した。


「うん。やっぱり君も見えるんだね。地蔵霊って言うんだ」


「千羽さん。もしかして地蔵霊さんを退治しにきたんですか?」


「いきなり退治したりしないよ。面白いね君。まあ、場合によってだね。まだわからないな」


「悪い子になる可能性があるんですか?」


「んー。そういうものじゃない。よい子でも悪い子でもない」


地蔵霊は地蔵さんの頭の上に直立している。


「じゃあなんなんですか?」


「あれは人類にとっての天災です。大きいのか小さいのかそれが問題ですね」


「天災ですか。地震とかですか。それは困った存在ですね。退治した方がいいんじゃ」


(私のおかんなぎのくせに何を言っているのじゃ)


「すみません」


「そうではなく禍福かふくをもたらす存在ですよ」


「かふく?」


「人にとって良いことや悪いことを起こすかもしれない存在ということです」


地蔵霊さんはお地蔵さんの頭の上で腕を組みうなずいていた。


「そうなんですか。良いことも起こるんですか」


「そうです。だからコレを大切にしてあげてね。君たちの行動の結果によって、この地域の将来がかかっていると言っても過言ではないわ」


「え。そんなに大事なんですか」


すると千羽さんが探るようにセイジをジッと観た。


「なんですか?」


「ふふ。どうやら君は人間のようね」


「え?」


「妖怪は人に化けるからね。たまに街中に人のふりして紛れ込んでいるのよ」


「そうなんですか」


「ふふ。じゃあ、私は帰るわね。さようならセイジ君に地蔵ちゃん」


「さようなら」

「さようなら。また来てくださいね。千羽さん」


千羽さんは美夏にも挨拶をした後、地蔵公園から出ていった。





地蔵公園から外に出てところで千羽は誰かに連絡を取った。


「会ってきたよ」


「もう地蔵公園にいったの?」


「ええ。おもしろい子たちと出会ったわ」


「そう。そんなことより生まれた霊体の情報頂戴」


「はいはい」


千羽は地蔵霊の情報を伝えた。


「なるほどね。まだ生まれたてで判断は難しいけど危険性は薄いと」


「そうね。地域の雰囲気がいいし大丈夫じゃないかな」


「そう。他の情報を伝えるね。特別区の北にある山に住む鬼の一味が不穏な動きをしているわ。あと狸の島もきな臭くなってきたわね。千羽はどうする?」


「うーん。しばらく様子見かな。ここには影響なさそうなんでしょ?」


「おそらく。千羽。こっちに寄ってかない?」


「そうね。じゃあそっちにお邪魔するわ。ご飯用意してて。お腹すいた」


「わかった用意しとく」


千羽は高台から一望できる街を見下ろした。


(ここからいくつかの領域が見えるわね。それにしても何でこの特別区にはこんなに領域が多いのかしら)


千羽はどんな料理が用意されているかを考えながら、坂道をゆっくりくだっていった。




美夏がお地蔵さんと格闘技の特訓を始めた。


セイジと彩音ちゃんはベンチでその様子を眺めていた。


「はっ」


美夏の上段蹴りがお地蔵さんの頭部に直撃しようとした瞬間、お地蔵さんが片手で優しく受け止めた。


「くっ。当たらないかあ」


「なかなかいい蹴りでしたよ」


「絶対当てて見せるっ」


美夏とお地蔵さんの訓練はしばらく続き、美夏の繰り出す攻撃音が公園に響いていた。


訓練が終わったようで美夏がベンチやって来て水を飲みだした。


「ぷはーっ。お水美味しい」


彩音が美夏に話しかけた。


「頑張ってるね」


「うん。強くなりたいからね。どうだった? お地蔵さん」


「強烈でしたよ。アドバイスするとしたら、大技ばかり狙うのではなく、小技やフェイクを混ぜたほうがいいですね。素直な攻撃ばかりだと相手に読まれやすいですからね」


「そうだね。ありがとう、お地蔵さん」


「美夏ちゃんはいつもお地蔵さんと戦ってるの?」


「そうだね。毎日やってるよ」


「そうなんだ。美夏ちゃんは強くなって誰と戦うの?」


「もちろん悪い存在だよ」


「悪い存在? 妖怪じゃなくて?」


「千羽さんが悪い妖怪さんと戦っている映像は見たことはあるけど、私は街の外に出たことないから本物の妖怪さんを見たことないの。それにすべての妖怪さんが悪いかどうかわからないでしょ」


「そうだね。動物みたいなもんだしね」


「そうそう。私、動物さんを倒すために強くなるんじゃないよ。私は悪さする存在を倒すんだよ。私は正義の味方になるんだから」


「うんうん。だったら悪の組織を見つけないとね」


「そうだね。親に聞いてみる」


「そういえば、美夏ちゃんは一人で戦うの?」


「とりあえず5人組でいいよね。基本だし。一人は暇なセイジくんで決まってるんだ。いいでしょ? セイジくん」


美夏ちゃんがにこやかにセイジに確認した。


「う、うん」

(いつの間にかメンバー入りしてた。確かに暇だけど)


「あとは誰がいるかなあ」


「2人や3人組もあるよ。一人でもいいじゃん」


「そっかあ。でも多いほうが楽しいよね。色とりどりだし、仲間が増えていく展開もありよね」


「そうねえ」


「最初は3人でいいか」


「え? 私もはいってたの!?」


「あたりまえでしょ。友達なんだから」


美夏は勢いよく立ち上がった。


「よし。旅に出るよ」


「っ!? どこいくのよ」


「悪者を倒しに」


「どこにいるか分からないんでしょ。そこらへんに転がってるわけないよ。仮にいたらどうすんの?」


「倒すっ」


「簡潔!! 逆に倒されるよ。どこからその自信が湧き出てるの」


「あっちゃん。あっち行こうよ。対岸を見よう。向こうにも悪がいるかもしれない」


「う、うん」


美夏と彩音は地蔵公園の端の白壁の部分に向かい、柵の近くにあるベンチに海の方を向いて座った。


セイジはお地蔵さんと話そうと思い近づいた。


するとお地蔵さんから話しかけてきた。


「いいところに来た。ちこうよれ」


「はい。何でしょう」(あれ? 今日は口調がいつもと違うな)


「これを身に着けるのじゃ。私の分身じゃ」


お地蔵さんの手の平から、もこもことネックレスのようなものが出現した。


「何かの役に立つことがあろう。お守りとして身に着けておくのじゃ」


「はあ」


「片時も離すでないぞ。それは私の目でもあるのじゃ」


「よくわかりませんが、わかりました」


セイジは頭からネックレスを通し首にかけた。


ネックレスの先端には鳥居のアクセサリーが付いていた。


その後、セイジはお地蔵さんと少し話をして家に帰っていった。



お地蔵さんから地蔵霊が姿を現した。


「セイジ君に渡しましたよ」


(うむ。私の霊力と地蔵の砂で多少の安全は確保できよう)


美夏と彩音がおしゃべりをしながらお地蔵さんの所に戻ってきた。


「正義のヒロインの衣装といったら、やっぱりミニスカだよね」


「どういうことなの。変身するつもり?」


「うん。白砂システム使って映像を服に重ねるだけだから変身は一瞬だよ。着替える必要はないから安心して。あっちゃんも着るんだから一緒に考えてよ」


「あんまり派手だと恥ずかしいから、ミニはちょっとなあ」


「えー。目立ってなんぼでしょ? 変身した意味ないじゃん」


「変身する意味もないと思うけど。そういえばお地蔵さんが今ちょうど、ど派手ミニスカだよ」


お地蔵さんは毎日衣装が変わるのだが、今日は膝上のミニスカートだった。


「何の話ですか?」


お地蔵さんが二人に尋ねたが、二人はお地蔵さんから少し離れてお地蔵さんの衣装を客観的に見てみた。


「そうだね。着たくないね。やっぱり」


「でしょ」


二人はふたたびお地蔵さんに近づいた。


「参考までに中身の確認させてください」と彩音がおもむろにお地蔵さんのスカートをめくった。


「がはっ。これは・・・。ためになるなあ」


「こらこら、あっちゃん。止めなさい。なんの為になるのよ」


「よくわかりませんが、データを差し上げましょうか?」


お地蔵さんが二人にスカートの情報を送ろうかと提案した。


「いらない。それよりもお地蔵さん。セイジくんにプレゼントあげたでしょ。私たち見てたんだからね。セイジくんだけずるーい。私たちにも何か頂戴」


美夏がお地蔵さんにおねだりをした。


「そうよ。何かくださいな」


「わかりました。はいどうぞ」


お地蔵さんはセイジと同じ形のネックレスを二人にプレゼントした。


「ありがとう。何か機能ついてるの?」


「ただのネックレスですよ。残念ながら何も付けてないの」


「そうなんだ。色違いでかわいいね。セイジくんが赤で、私とあっちゃんが青か」


「おそろいだね。かわいい。ありがとう、お地蔵さん」


「いえいえ。気に入ってくれてうれしいわ」


美夏と彩音はお地蔵さんの近くに設置してあるベンチに座った。


「それにしても街の外にいる妖怪って何なんだろうね。私たちの周りにも超自然的存在っているのかな」


彩音が美夏に話しかけた。


「そうだね。不思議だよね」


お地蔵さんの肩の部分に地蔵霊さんが座っていて美夏たちを見ていた。


「一度くらいは生で見てみたいよね」


すると地蔵霊さんがフワーッと宙を飛んで二人に近寄ってきた。


「そうだね」(あれ? なんか変な感じがする。何だろ。気のせいかな)


美夏は何か違和感を感じた。


「でもそれの良し悪しも見分けられないとねー。いい妖怪さんだったら仲良くしたいよね。悪い妖怪さんだったら美夏が倒さないとね。・・・ちょっと聞いてる?」


地蔵霊さんが美夏の頭の上に座り込んだ。


(んん?? なんか頭がぞわぞわする。風邪ひいたかな)

「う、うん。聞いてるよ。倒すんだよね」


「私も何か訓練した方がいいかな」


「無理に戦わなくてもいいんじゃないかな。役割分担だよ」


「そっかー。みっちゃんが戦うんだったら私は何しようかな」


「頭脳担当じゃないかな。あっちゃん頭いいし」


「そんなことないよ。でも、そっか。色々調べる担当が必要だよね」


「うん」


すると地蔵公園に迷彩柄の服を着て、数珠じゅずを首や手首に巻いた男が入ってきた。


「妖魔よ。退治に来たぞ。姿を現せ。退魔師である私の眼はごまかせんぞ」


「こんばんは。ゆっくりしていってくださいね」


「どうもどうも。退魔師を生業なりわいとしている者です」


するとお地蔵さんから地蔵霊さんが姿を現した。


(なんじゃ?)


「姿を現したな。物のめ。お前の領域内だが、そんなことはハンデにもならんわ。みろっ。百年の念が込められた勾玉まがたまだ。いでよ」


退魔師が突き出した手のひらの上に緑色の勾玉が乗っていた。


ゴッ 


勾玉に宿りし精霊が現れた。


その精霊は半透明な蛇の形をしていた。


「わははは。お前はもう終わりだ」


(頂こう)


勾玉の精霊は一瞬で領域に吸収された。


「なっ。勾玉に封じられていた霊力が空になっただとっ」


(まあまあ。美味しかったぞ)


「くっ。おぼえてやがれっ」


「さようなら。またきてくださいね」


退魔師はうのていで地蔵公園から出ていった。



その様子を見ていた彩音が不思議そうにお地蔵さんにたずねた。


「お地蔵さん。あの人は何をしていたの?」


「何かと戦いたかったみたいですけど、わかりません。たまに何かが見える能力者の方がいらっしゃるんです。最近なぜか増えまして」


「そうなんだ。私には何も見えなかったよ?」


「私も見えないから大丈夫ですよ」(最近までは)


「そうだよね。そういえばお地蔵さんは何百年か前に発売されていた高性能人型アンドロイドさんなんだよね」


「よく知ってるね。物知りなんですね」


「うん。最近気になって色々調べたの。案外お地蔵さんに魂が宿ったりしてるんじゃないの? 百年大切にされたら命が宿るって聞くし」


「そんな事あるわけないじゃないですか。やだなー。あははは」


「だよね。ちょっと残念」


「じゃあ、そろそろ帰ろうか。あっちゃん」


「そうだね。じゃあね。お地蔵さん」


「さよなら。地蔵さん」


「美夏さん。彩音さん。さようなら」


美夏と彩音は地蔵公園を後にし、それぞれの家に帰っていった。

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