愛されたい少年の異世界冒険譚

@Masyu-

第1話

僕は八歳学校には行ったことがない。

両親から虐待されている。

最初は愛されていたが、成長するにつれて、両親二人に似てない醜い顔になっていき、さらに子供に恵まれなく子を授かることができなかった事もあり、ストレスの吐け口として虐待されている。


せめて二人のどちらかの特徴を持って生まれていれば結果は違ったかもしれない。

必要最低限の水と食料だけもらい、ぐぅーーとなる自分のお腹をさすり僕は考える。両親に愛される自分の姿を、でも実際は、体は痣だらけで毎日のように殴られる。罵倒されながら顔を殴られ腹を蹴られ、醜い顔はさらに醜くなる。涙を流し「ごめんなさい」「もうやめて」いくら言葉を揃えても気絶するまで止めてはくれない。痛みでちょっとずつ意識が薄れ、気絶する。



目が覚める。両親がいつものようには朝から大量の酒を飲みながら話している。

「もうあいつ、殺しちまおう。生活費の無駄だ」

少し怯えながら「さすがに殺すのは…」

分かっている。僕を心配しているんじゃなく警察に捕まるのを怖れていることくらい。

「俺に反抗するってのか、ならお前も一緒にころすぞ!」部屋中に大きな声が響き、拳を振り上げ殴る。

「痛っ」

さらに追撃を入れ何度何度も殴る

泣きながら「分かったからもうやめて、殺すから」ニヤッ笑い殴るのを止め大きな声僕の名前を呼ぶ。

「ーーー」僕はビクッと震えさすがに殺されないだろう、いつも通り気絶するまで殴られるだけだろうと思い父さんのいる場所まで移動する


「何…父さん」父さんは、何も言わずゆっくり僕の近くまで来る。そして僕の腹を蹴った。体が浮き蹴られた腹をおさえ、泣きながらなんとか酸素を取り入れようとヒューヒュー息を吸う。僕は髪を捕まれ低く冷酷な声で「お前がそんなに醜いから悪いんだ。」そして僕の顔をいつもより強くおもいっきり殴る。僕は鼻を手でおさえる。鼻が曲がり折れている。押さえた手を見ると大量の血がついていた。休む間もなく壁に叩きつかれ殴られ蹴られる。


え本当に殺されるの、嫌だ死にたくない体がガクガク震える。僕はただ人並みに生きて人並みに努力して二人に愛されたかっただけなのに


「ごめんなさい」「なんで」「もうやめて」「助けて」助けを求めても、いくら謝っても止めてはくれない。母さんも笑いながら「あんたが生まれるのが悪いのよ、あんたなんか生まなきゃよかった」僕は今よりもっと涙がでた。なんで聞きなれたことなのに、もうすぐ死ぬからかな。内臓が破裂し吐血しながら首を絞められ。けど|なんとか力を振り絞って。


「なんで愛してくれないの?」


そう呟き手がパタンと落ち命を落とした。


「今日のニュースです。東京都千代田区のアパートで母親と父親が八歳の自分の子供を虐待し殺害した罪で逮捕しました。」






誤字脱字が多いと思いますがよろしくお願いします。









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