用語解説

逢魔時おうまがとき対策課】

 古くから存在する秘密組織。ケガレという化物の発生を防ぐため、主に夜に仕事をしている。世間に存在は知られていないが高給取りな公務員。しかし怪我や殉職率はそこそこ高い。


【逢魔時対策本部十七班】

 五条が左遷されるときにわざわざ作られた班。通称、流刑班。ほかの班と違って五条の雑務が主な仕事で、見回りは鮫島の趣味で行われている。仕事はしてないのに給料は発生しているのでほかの班から潰せという圧力がかけられているが、ここに流したのお前らだろうが。と鮫島が主にキレることで存続している。


【ケガレ】

 夕方から現れる謎の黒い化物。負の感情が固まることで生まれると言われており、土地や動物、成長すると人に取り憑くようになる。成長すればするほど手がつけられなくなるため、弱い段階で浄化するのが基本。


【霊術】

 ケガレに対抗すべく古くから伝わる術。多くの場合は血によって継承されるため、一般人が扱うには才能と相当な訓練が必要である。


【付喪神】

 ケガレを倒すために作られた道具に神が宿ったもの。現存するものは少なく、たいへん稀少。現在では創造は不可能とされているため、多くは国によって厳重に管理されている。


【禁足地】

 なんらかの事情でケガレの発生がしやすい土地柄。経験が浅い班員が不必要に入ると危険なため、対策課からの許可が必要とされる。有名な場所として「夜鳴市」があげられる。


【夜鳴市】

 ケガレの発生スピードが異常に高い禁足地。古くからその地を守っている五家が独自の管理をしているため、対策課でも不用意に足を踏み入れることができない。夜鳴市から外に出てくる術者も少数なためどのような管理が行われているのか、五家に伝わる霊術がどういったものなのかは謎に包まれている。

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