逢魔時対策本部第十七班活動日誌

登場人物紹介

【桜庭（さくらば）　湊人（みなと）】　32歳

　父親似の高身長と強面の人物。見た目に反して気が弱くお人好し。クズな父親に振り回されて生きてきた。父親の借金のせいでヤクザに追いかけられていたところ、小屋に放置されていた短刀、鬼守桜花を発見する。そのまま契約したことにより逢魔時対策課に所属することに。

【鬼守桜花（おにまもりおうか）】　？？？歳

　遠い昔、神社に奉納されていた短刀。ケガレを浄化するために作られ、大切にされたことで付喪神となったが、何者かに神社から盗まれてしまう。その後各地を転々とするが、清い心の持ち主としか契約ができない性質のためほとんど寝て過ごした。そのため付喪神にしては無知で幼い。

【鮫島（さめじま）　氷雨（ひさめ）】　19歳

　難関大学に現役合格する学力を持ち、霊術の扱いも天才的だが性格に難あり。家族や学校の友人の前では優しく穏やかな優等生を演じている。文句をいいつつ桜庭と桜花のフォローをし、五条の仕事を手伝っているので、根っこは真面目。

【五条（ごじょう）　瑞希（みずき）】　25歳

　式神使いとして有名な五条家の人間だが過去のトラウマにより式神を扱うことができない。結果、十七班まで左遷された苦労人。一人で黙々と雑務を処理していたら、鮫島やら桜庭やら問題児が集まってきたので心労が溜まってきた。その代わり、鬱々と悩むことは減ったらしい。

【鳥喰（とりくい）　生悟（しょうご）】　20歳

　鮫島と同じ大学の同学年。本人曰く家の事情で受験できなかったらしい。黒髪に黒い瞳。高畑とは幼馴染みらしくいつも一緒にいる。明るく社交的で友達が多いタイプだが、鮫島いわく笑顔が怖い。

【高畑（たかはた）　朝陽（あさひ）】　19歳

　鮫島と同じ大学の同学年。鳥喰に影武者のように常にくっついている。付き合っている疑惑が立っているが特に気にしていない。話しかければ穏やかに対応してくれるが基本クール。生悟に女子が近づくとあからさまに睨む。