25.「オデ、棍棒得意!!!敵をぶっ殺してやるど!!」
君は金属バットを引っ掴んでブンブンと素振りする。
「ヘヘッ……こいつは頼れる新人だぜ!」
「俺たちゃ、とんでもねぇ奴を仲間にしちまったみてぇだな」
「よっしゃ~~~行くぞ!!」
レギュラーメンバー全員が乱闘要員――それが私立
練習試合で相手を徹底的に打ちのめすことによってその武名は全国に広まり、甲子園においては不戦勝で優秀な成績をおさめてきた。
「さぁ行こうぜ新人!!今から練習試合だ!!張り切って撲殺してもらおうじゃねぇか!!」
「オデ!!殺るど!!」
君たちは意気揚々と練習試合に向かう。
対戦校は死率100%死ぬ高等学校、これまで一度も公式戦に出たことはない、そもそも野球部――いや、野球部どころか生きた生徒がいるとも思えなかった。
だが、練習試合を挑まれた以上野球部に辞退の二文字はない。
「さぁ!!敵全員を
「「「おーっ!!」」」
かくして君たちは死率100%死ぬ高等学校の敷地内に入り、全員が爆死した。
死率100%死ぬ高等学校がもたらす死に例外はない。
【DEAD END】
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