8-姉二人のステータス

 母様とダイニングへ行くと既にみんな揃っていた。


「遅かったな、オリーベとロイ。」

「ごめんなさいね、少しロイちゃんとお勉強していたの。」

「勉強か。ロイよ、何の勉強をしていたんだい。」

「少しこの世界と大陸、種族についてです。」

「凄いな。5歳なのにもうそんなことが分かるのか?」

「分かりますよ。」

「ね、あなた。ロイちゃんは天才でしょ!」

「ああそうだな。ロイは天才だ!」

「「ロイちゃん(君)は可愛いけど天才でもあります!」」


 そんな風に俺を褒めながらも食事が始まった。食事が終わりを迎えるとき……


「そうだった。明日、ルーナとミーナの精霊召喚を行うが大丈夫か?」

「精霊召喚!いつでも大丈夫だよ!」

「私も大丈夫です。」

「そうか。なら明日の昼頃にでも行うとしようか。」

「「はい!」」

「今更だが二人のステータスを私たちに見せてくれないか?」

「「分かりました。」」

「「『ステータスオープン』」」



【名前】ルーナ・ハイヤード・バルメテオ

【種族】人間 【性別】女性 【年齢】10歳

【職業】精霊術士

【称号】辺境伯家長女 重度のブラコン

【レベル】8

【体力】315

【魔力】190

【生命力】C

【筋力】C

【防御力】C

【俊敏性】D

【器用値】D

【幸運値】D


【魔法】

 精霊魔法

 火魔法


【スキル】

 


【耐性】

 


【加護】

 精霊神の加護



【名前】ミーナ・ハイヤード・バルメテオ

【種族】人間 【性別】女性 【年齢】10歳

【職業】無し

【称号】辺境伯家次女 重度のブラコン

【レベル】8

【体力】305

【魔力】215

【生命力】C

【筋力】D

【防御力】D

【俊敏性】C

【器用値】C

【幸運値】D


【魔法】

 精霊魔法

 水魔法


【スキル】

 


【耐性】

 


【加護】

 精霊神の加護





「……………ルーナとミーナはもう魔法を習得しているのか!」

「はい、私とルーナ姉様は精霊術士の職業に就いて直ぐにそれぞれ違う魔法を習得しました。」

「そう言うことですお父様!」

「ほう、ならルーナは火の精霊術士、ミーナは水の精霊術士の素質があるのかな?まあ明日になれば分かるだろう。」

「頑張ります!」

「努力します。」


「母様、ブラコンとは何ですか?」

「………気にしなくていいのよロイちゃん。」

「分かりました。」


 こうして今日の話し合いは終わった。

 出来れば前世では知らないブラコンと言う言葉を知りたかったですね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る