第7章 月と金星と家族風呂
冒険録54 白くて良い夢を見られるブツが足りないぞ! (挿絵有)
それで
「二階には八つ部屋があって、六つは客室。んで大地らが
ヤスの先導に従って、左右に真っ直ぐ
ヤスが左手前の部屋の
「ひろいのー!」
「わあ~、素敵なお部屋をありがとうございます!」
先ほどヤスが頑張ったのか、男部屋としてはずいぶんと整理
「それとヤッスさん……無理させちゃってすみません」
「ハン、
そこで俺にとって重要案件となるベッドの数を確認すると、簡素なベッドが窓の下に一つ
そう考えていたところで、夕がベッドにちょこちょこと寄って
「ん~、ちょっと
元気よく両手を上げてそう
「るなもー!」
「うんうん、川の字だね!」
ルナまで三人で寝る気のようで、夕の
「いやいや何言ってんの!? 夕がベッドで、俺は床で寝るに決まってんだろ」
「んもぉ、お兄ちゃんこそ何言ってんのよ! こんな
「
宿屋を経営しているなら、当然布団の
「うん。倉庫に――」
「ぐおっほんぬ!!!」
そこでバコスさんが
「すまねぇ、それしかねぇんダ! ちゅうわけで、
そう言って夕へウインクを飛ばせば、グッとサムズアップが返る。……くっそぉ、バコスさんまで夕サイドかよ! ――となれば、残された味方である売人ヤスと裏取引だな。
「(なぁヤス、白くて良い夢を見られるブツ、ほんとはあるんだろ? 後でこっそり回してくれよ?)」
「(すまん大地……ボスにバレたら僕の命がないんだ……ここは二人で分けて使ってくれ……)」
「(ちきしょう!)」
裏取引失敗! 使えない売人だな! ……んー、でもやっぱヤスはノリいいなぁ。
「……あーはいはい、分かったよ。俺もベッドで寝りゃいいんだろ!」
「よろしですし~♪」「ですしー!」
一対四のパーフェクト
「うふふふふ。これは楽しい夜になりそうね、お・に・い・ちゃん♪」
そして夕は少し
【願いの力:259/259(+4)】
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酒場&宿屋の間取りを描きましたので、参考にどうぞご覧ください。
https://kakuyomu.jp/users/mochimochinomochiR/news/16817139558613015500
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