冒険録26 主人公が連続魔法を唱えた! (挿絵有)
ルナの大
「……え? 僕、生きて、る?」
剣士が
「ってこいつ右手どっかいってるじゃん! よっしゃぁ、今だぁ!」
さらには
「油断するなっ! そいつは
「え? そうな――ぐふぁっ」
「なにぃぃっ!?」
なんと骸骨から黒い
「まじかよ……」「あんなのアリぃ!?」
骸骨に取り付く
それでこちらが
「――っルナ! 首に飛び込めぇ!」
「はいなのー!」
骸骨の急所は定かではないものの、知性が強さに関わるということは頭部が重要部位に違いないと推測し、向こう側で構えていたルナに向かって
「【ふぇありーばれっとぉぉー!!!】」
折り返してきたルナが骸骨の
――よしっ、すぐに次の手を考えろ、大地! 髑髏が急所と仮定して、
「――夕っ、魔法!」
「え――うんっ! 【すっごく元気になぁれ~♥】……こほん、五十よ!」
黄金の光を
「――の前に、まずは防御を崩すっ!」
走りながらも髑髏の暗い
「きんもっ! ってイダダダダ!」
ぬめぬめした
「くらえ、【
すぐさま指先から光を放つイメージで詠唱すると、髑髏の内部から眩い光が
「おっし! 次は【
連続で自身の右
即座に盾の手前で思い切り真上へ飛び上がると、曲げた右膝に髑髏を
「くらええぇぇぇ!!!」
三m近い高度から金属盾中央の
――ゴワァァン!!!
強化された膝と金属盾に激しく
「……どうだぁっ!?」
飛び
「よぉしっ!」
俺のガッツポーズを見て夕が近寄ってきたが、まだ油断は禁物と制止の合図を送ると、ササッと木の
「次は……剣士さん、大丈夫ですか!」
昏倒していた剣士に駆け寄って、安否を確認する。
「う、うーん……あれ? 化け物は?」
剣士はむくりと起き上がって、手首を強かにぶつけられた後頭部をさすりつつも、逆に問いかけてきた。どうやら大事に至っていないようで一安心だ。
「ヤツなら、俺が倒しました――ってえええぇ!?」
そこで剣士の顔を間近で注視した俺は、
「お前……ヤスだよな?」
目の前の剣士は、ヤス――クラスメイトで悪友の
「え? ヤス……はちょっと違うぞ? 僕はヤッスという名前なんだけど?」
「はあ~!? またこのパターンかよ!? おいヤス、てめぇふざけてんじゃねぇぞ!?」
カレンとは
「ちょちょちょ、たんま! 全然ふざけてなんかないし、いきなしキレ出されても困るんだけど!? ……あー、ひょっとして、僕ら知り合いだったりする?」
「……は? おいおい、まさか俺が
どうにも様子がおかしいヤスにそう言ってはみるものの……その表情は
「ええと……なんだか
「ちょ、マジかよぉ……」
異世界で再会した悪友ヤスは、まさかの
【135/135(+15)】
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ハピスパ本編の立ち絵ではありますが、よろしければご覧ください。
天馬靖之:https://kakuyomu.jp/users/mochimochinomochiR/news/16816452221405910534
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第4章半ばまでお読みいただきまして、誠にありがとうございます。
ルナちゃん可愛いだけじゃなく強いな! 大地君の連続魔法カッコ良かったぜ! などと思われましたら、ぜひとも【★評価とフォロー】をお願いいたします。
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